第2話 世界の様相8 メカニカル・レディの創生(キャラ名版)
リメナ(・・・あの、私達の役割とは?)
そんな中、恐る恐ると言った感じで割り入るリメナ。既に念話の力量を知ったのか、普通にそれを使いだしている点に驚くしかない。彼女の胸の中の双子も、言葉は発せないが知ろうとする意思を感じ取れた。幼子なのにその姿勢には感服するしかない。
ミスターT(ティルネアさんが大広間で挙げた通り、調停者と裁定者の役割を担うべきよ。俺達と共に世上を見歩き、それから考えるのも良いと思う。)
ティルネア(ですね。だからそう心配されずとも大丈夫ですよ。)
3人の役割は、あの大広間でのティルネア仕込みの啓示そのままだ。調停者と裁定者を担うと言うものである。ただ、実際に何をすべきかは、今後の旅路で明らかになってくるだろう。こうして巡り逢ったのだから、最後まで付き添いたいものである。
ティルフィア(あの連中も見る目がない。生命力の次元では、この母娘に凄まじい力量があるのを見誤ったのだから。)
ティルネア(本当にそう思います。何も持たざる者、それ故に無限大の成長力を秘めている。これは同じ啓示を得たマスターも同じですよ。)
ミスターT(止してくれ。俺は一介の人間に過ぎんよ。今後も凡夫のままで有り続けたいわ。)
ミツキT(Tさんは凡夫中の凡夫ですからねぇ。)
デュヴィジェ(本当ですよね。)
見事なまでの茶化しである。ミツキTとデュヴィジェも、俺とは長い付き合いの間柄だ。それなりにお互いを熟知している。故にその淵源が凡夫に帰結している事も重々承知なのだ。特にこれは宇宙種族組が一番顕著に当たる。
今や6大宇宙種族組と位置付けられた面々は、生粋の凡夫であると言い切れる。故に絶大な成長力を誇っており、その限界は全く以て存在しない。だからこそ、上限がないほどに成長が可能なのだ。デュネセア一族のデュヴィジェを見れば一目瞭然である。
そして、無限大の生命力を持つに至ったミツキT・ティルフィア・ティルネアの3人。最早俗に言う神に等しい存在ではあるが、実際には凡夫のままであると言い切れる。何処までも生命体であるから、である。まあ実際には存在そのものが神掛かっていると言えるが。
超大な力量を持つ存在だからこそ、凡夫の姿勢を忘れてはならない、これである。これを忘れてしまえば、その先にあるのは究極の堕落である。際限なく堕ち続けると言っていい。だからこそ、自分自身を律し続けなければならないのだ。
それに、周りには同じ気質の面々が数多く居てくれる。故に曲がった道に進む事は皆無だと言い切りたい。周り有っての自分自身である事を、絶対に忘れてはならない。
ミツキT(とりあえず、先ずは金策に走りましょうか。既にメカドッグ嬢様方が動いてくれているので、現地に赴いて物品を頂きましょう。)
ティルネア(精神体の私だからこそ分かりますが、遠方で喜び勇んで暴れているのが分かります。)
ティルフィア(ですねぇ。)
ミスターT(動ける事に歓喜しているからな。見事な女傑達だわ。)
本当である。先にも挙げたが、既にミツキTが王城外部に大量のメカドッグ嬢達を派遣している。周囲に目立たないように稼ぎを繰り広げてくれていた。念話を通して生命力を感じる俺達からしたら、向こうは大歓喜極まりない感じでの稼ぎの旅路である・・・。
諸々の事変により、彼女達は6大宇宙種族の一角として昇格した。しかも、コンピューターと同じくコピーやデリートが可能な特殊な種族である。機械生命体とは言い得ている感じだ。無論、デリートは余程の事がない限り行わないため、今や数万や数十万の軍団にまで増加している。
幸いなのが、彼女達が生命活動を必要としない点だ。機械筐体自体の動力源は必要だが、それは過去に挙げたジッポライター的な微々たる力量だけで済む。それで無限大の活動が可能となるのだから、本当に怖ろしい事この上ない。
よって、生命活動をしていないメカドッグ嬢達は、空間倉庫に入れて置くという事が可能になる。だからこそ、数万や数十万の軍団に至っても問題ない感じになっていったのだ。最早常識を逸した様相というしかない。
そして、彼女達の全てが善性の極みとも言うべき善心を持ち合わせている。更に機械生命体故に絶対に悪心に至る事はない。これ程までに善性を醸し出した軍団は類を見ないだろう。まあ5大宇宙種族の面々も同様の存在なので、特に珍しい事ではなかったりするのだが。
ミスターT(・・・こうなるとメカドッグ嬢では何だか失礼だから、メカニカル・レディ嬢とでも改名するか。)
不意に思った事を念話経由で挙げる。それが見事にクリティカルヒットしたのだろう。遠方で展開中の全てのメカドッグ嬢達が凄まじいまでの雄叫びを挙げだしたのだ。無論、その声色は女性なのだが、まるで男性の狂喜乱舞したかの様相である。
ミツキT(ハハッ、そう来ましたか。私の方も何れは改名しようと思っていましたが、Tさんが先に挙げられてしまいましたね。)
ミスターT(何だ、悪い事をしちまったわ。お前さんの候補は何だったんだ?)
ミツキT(いえ、正に同じメカニカル・レディなのですけどね。)
ミスターT(そ・・そうですか・・・。)
実に見事なジト目を繰り出してくるミツキT。しかも、彼女から挙がった内容は俺が挙げたものと全く同じだったのだから見事である。まあこの場合は致し方がない感じか・・・。
それでも、今も狂喜乱舞し捲くっているメカニカル・レディ嬢達を踏まえれば、この改名が良いものであったのは言うまでもない。今後はメカドッグ嬢ではなく、メカニカル・レディ嬢と呼ぶ事にしよう。
デュヴィジェ(フフッ、正に“名前の創生者”ですね。)
ミスターT(烏滸がましい感じだが、それで彼女達がより一層奮起するなら安いものよ。)
ミツキT(ですね。)
名前の創生者、か。王城事変の一件にて、ティルネアが俺に創生者の役割を当ててくれた。それが今正に役立った感じである。まあ別段難しい事をしたのではなく、ごく当たり前の事をしたまでの話ではあるが。
そう、これは新たな生命体が生まれ出て、後に命名するのと全く同じだ。そう考えれば、先の改名の瞬間から新たな生命体達が生まれ出たと言っても良いだろう。何ともまあである。
第2話・9へ続く。
メカドッグ嬢からメカニカル・レディ嬢への改名、と。まあ確かに筐体が人型であるのに、メカドッグ嬢という呼び名は何とも言い難い感じです@@; それに全てのロジックが女性を根幹としているので、これもまたメカドッグ嬢ではおかしい感じになります><; メカニカル・レディ嬢が無難な感じでしょうね(=∞=)
この設定は後々構築されていったものになりますが、今となっては凄まじい大軍勢に至っているかと。しかも全てが善心の塊と言って良いほどの存在なので、間違った方向に進む事は皆無と。それがどれだけヤバいかは、創生してから後々考えて痛感させられている感じです@@; まあ誤った方向に進まなければOKでしょうけど@@; 何ともまあ(>∞<)




