第2話 世界の様相7 メンバーの抜粋とその役割(通常版)
ちなみに、攻めと守りと待機の3部隊にしたのには理由がある。普通に考えるなら、攻めるのみで十分だろう。既に王城からは追放されているため、このままここに居座るのは危険な感じではある。
だが、現状は俺達の方が遥かに分が有り捲くっている。全てを見越して動く事ができる面々が揃い踏みの状態だ。更に何時でも地球からの補充も可能とある。これ程心強い様相は他にはない。
しかし、その投入するタイミングは非常に重要な感じとなる。過度の投入はパワーバランスを大きく崩す恐れがある。適切なタイミングで戦力を投入する、これが一番理に適った行動である。これも過去の異世界惑星事変では、色々と苦労させられたのが懐かしい記憶だ。
ともあれ、今回は部隊を3つに分けるのが無難だろう。先に挙げた通り、攻めと守りと待機の3部隊だ。更に移動に関しても問題が出てくる。そこに関しては身内達に委ねるしかない。
先の異世界惑星事変では、現地人の妹達が10人もおり、更に追加で3人が早い段階で加勢してくれた。今回は実質的に俺達だけとなるため、攻守共に考えて動かねばならない。これが3部隊に分ける最大の理由でもある。
まあ裏方としてはミツキTが指導の元、メカドッグ嬢軍団が既に暗躍してくれている。前回にはない密偵的な存在として動いてくれていた。元が機械兵士なため、探索魔法などに探知される事はまずない。そもそも筐体自体は生きていないため、探知する事など不可能である。これも元が精神体のミツキTが考案したメカドッグ嬢軍団故に実現できる感じだ。
更に言えば、リメナ達を守る存在が必要不可欠となる。これに関しては、地球から打って付けの人材を送って貰う事にした。該当者は複数いるため、全く問題なく動けるだろう。
守りの面々は言わば待機組にもなる。しかし、攻める面々と交代する事も考えれば、待機組とは異なる動きを求められてくる。故に独立した部隊に位置付けた形だ。
まあ後は各々が自発的にローテーションを組んで動けば問題ない。俺もその手の流れは得意なクチになるので、問題なく動けると思う。後はケースバイケースだ。
(外部に漏れるとマズいので、念話経由でお話しますね。)
今後の流れを脳内で組んでいると、念話経由にてデュヴィジェの声が入る。一般的な会話をしない所を踏まえると、これから語られる内容は機密的な扱いになるだろう。
(追加でお呼びするのは、ミツキ様・ナツミA様・四天王の方々・裏方軍団・主婦軍団・警護軍団という形にします。)
(何時も通りの面々だわな。他の面々がヤキモキしないか心配だわ。)
(まあそこは弁えて貰うしか。)
(何とも。)
挙がった内容は、新たに召喚する面々に関しての様相だった。万般に渡って活躍ができるナツミツキ姉妹にナツミツキ四天王。彼らの手腕は筆舌し尽くし難い力量を持っている。
裏方軍団に関しては、恐らく恩師と大恩師だろう。密偵的に動く事が可能だ。更に万般に渡って動く事が可能でもあり、先の6人の補佐にも十分回る事ができる。
主婦軍団は言うまでもない、リメナ達の補佐になる。リメナ自身も母親なため、既に母親で大活躍している身内達が補佐に回れば全く以て問題はない。全員が子供持ちの凄腕主婦になるのだから。
警護軍団に関しては、複数の候補者が挙がる感じか。誰が来るかは分からないが、規律のスペシャリストが真っ先に来そうな気はしている。こちらも裏方で動く事ができるため、万般に渡って活動できるだろう。
(とまあ、先ずは今挙げた方々が来られるまでは待ちましょう。向こうでも色々と準備があるようなので。)
(今となっては空間倉庫も惜しみなく使える感じだしな。)
(万能的になるように改良を重ねましたからねぇ。)
本当である。空間倉庫に関しては、ミツキTが主導の元で開発を繰り返していた。特に彼女は機械兵士の筐体を操れるため、空間倉庫内部に入っての検証実験などが行えた。生身の身体では危険が伴うのもある。
またこれに関しては、ティルフィアとティルネアも一役買っている。この2人もミツキTと同様に精神体であるため、機械兵士の筐体を十分操れる。ただ、ミツキTほどの手腕はなく、一応操れる感じではあるが。この点は実際に行動した時間がモノを言ってくる。
ただ、今のこの3人は肉体を具現化、つまり受肉させる事が可能である。機械筐体以外に生身の身体も駆使できる様相は、間違いなく最強の実力を持った存在と言えるだろう。欠点らしき部分が全く見当たらないのだから。
何と言うか、各事変を経験した身内達が超絶的なプロフェッショナルへと進化している。そして、この進化は今後も続いていく。皮肉な事に、こうした各出来事を経れば経るほど、否が応でも強くなっていくのだから。
(先刻の王城イベントだが、俺達は追放されている身となる。何時までここに居て良いか分からないのが何ともだが。)
(多分大丈夫だと思いますよ。連中は他の召喚者達を得た事により、間違いなく天狗状態になっているようですし。)
(そこは私も同意見です。よって、今はこちらを無視してくれていると思います。)
今現在の懸念材料を挙げるも、直ぐにティルネアとデュヴィジェに一蹴された。その内容は王城から追放された身として、何時までここに居られるかというものだ。
確かに彼女達の見解通り、王城の連中は異世界の召喚者達を得て天狗状態に至っていた。何故そう言い切れるのかは、連中が力量の元と挙げていた啓示の部分だ。俺達以外の召喚者達が得た啓示の内容は、どれも凄いものだと言っていたからだ。
実際にそれがどのぐらい優れているのかは分からない。しかし、啓示に携わった大司祭共の言動を踏まえると、それ相応の実力を持ったのは言うまでもない。故に何の力量も持たないとされる凡夫、これの啓示を得た俺達が追放された訳であるが。
(ベイヌディート事変時は、各種スキルがモノを言っていた感じだった。今回は啓示の内容により、定められた職業がモノを言う感じだわな。)
(これに関しては、恐らく当時と同じ応用で得られるとは思います。ですが、基本戦闘力を持たない人物に強力な職業を当てても、実際に加算されるのは雀の涙程度な感じに思えますがね。)
(過小評価過ぎるのも問題がありますが、実際に私達の力量を踏まえるとそう言うしかないのが実状ですが。)
(各事変が俺達を歴戦の強者どもに昇格させた、だな。)
これも本当にそう思う。今まで経てきた各事変が、俺達の総合戦闘力を底上げしてくれている。先の啓示事変では何の力量もない職業たる凡夫が現れたが、その程度のものでは俺達を“抑止させる”事などできはしない。そう、正に抑止である。
他の地球からの召喚者達は、当時聞くだけでは相当な力量を持つ職業が啓示された。それがどれ程のものかは分からないが、恐らく一般人をそれ相応の実力者に仕立て上げられるだけのものであるのは直感できた。だが、正直な所はその程度である。
俺以外の大広間に召喚された者達は、本当に一般人からの選抜だった。普通の眼力では彼らの力量を見定める事はできないが、そこは各種ペンダント効果と警護者の眼力が可能である。
ザッと見た限りでは、当時の彼らの力量は烏滸がましいが俺よりも遥かに弱い。そこに啓示による職業当てでどのぐらいの力量になったかは不明である。しかし、正直な所その程度だ。これも各事変を経て実力を培ってきた証拠と言えた。
だからこそ、有り余った力を間違った方向に進ませない、その努力が必要でもある。それを実現できるのが、今も貫いている警護者の生き様そのものだ。これがなかったら、間違いなく右往左往していただろう。
第2話・8へ続く。
過剰戦力の末路は、既に探索者側で痛感している感じという(-∞-) しかし、相手の出方が読めない以上、出し惜しみはしないに限るかも知れません。後は微調整をすればOKでしょう。とまあ、劇中のミスターT君の内情を自分なりに再度検証した形です(>∞<)
今回は今までの覆面シリーズの集大成的になるので、色々な要素を盛り込もうかなと。ただ、探索者ほど風呂敷を広げられないかも知れませんが・・・。あちらは間違いなく“探索者”になってカキカキしていたので、色々と冒険ができた感じでしたので。
今回は後日談的な感じになり、更に追加の部分もあるので、行動は限定的になるか、より一層拡大していくか、このどちらかになると思われます。まあ毎回手探り状態で進んでいるので、これはこれで致し方がないかも知れませんが><; 創生者(執筆者)は辛いですわ(@∞@)




