第2話 世界の様相5 懸念点と魔物娘四天王の力量(通常版、キャラ名版となるキャラクターが登場しないため、通常版のみ)
粗方の探索を終えたようで、こちらに戻ってくる面々。全員戻った所で、一同して冒険者ギルドへと向かう。既に場所の特定はしているようで、後はそちらに赴くのみとなる。
金策の問題だが、こちらは既に行動に出ている。ミツキTが業物と化した、メカドッグ嬢達による探索だ。既に大規模な部隊を率いて街の外に出ており、簡単な魔物を倒して回っている感じである。当然、手当たり次第に撃破ではなく、必要最低限のものだ。
それに、街の周辺には冒険者達が数多くいるようで、彼らの獲物となる存在までは狩る事はしないようにしているようだ。そもそも、機械生命体たる彼女達が見つかれば、それは大変な事になりかねない。恒例のヒドゥン状態での暗躍は必須中の必須である。
この時点でも十分超絶的なチート性能を使っているのが何とも言い難い。それでも、力量を誤って使わなければ問題はない。今は必要なものを揃えるのを最優先としていくのみだ。
更に余談だが、このメカドッグ嬢達を3人1組で大規模な隠密行動をさせている。その先は王城で召喚された地球人の面々の身辺護衛だ。当然こちらもヒドゥン状態であり、一切の探索や索敵は掛からない。
何故そう言い切れるのかは言うまでもない。6大宇宙種族の力量を以てしても、ヒドゥン状態の彼女達を発見する事は不可能だからだ。だが、何故その位置などが分かるのかも言うまでもないだろう。それは機械生命体故の生命力同士のリンクである。
これはミツキTやデュヴィジェ、更にはティルネアとティルフィアが編み出した力量だ。ただその仕様自体は実に簡単なもので、念話を通してのお互いの意思の疎通がそれである。念話はヒドゥン状態であろうが必ず伝わるのだから、そこに対して探索や索敵を行えば確実に掴めるという具合だ。
そして重要なのは、この力量が善心と善心寄りの中心を持つ者にしか発揮しない点だ。悪心を持つ者には使う事もできず、探索や索敵する事もできない。万能的力量とも言える魔力や魔法を介してでも、絶対に不可能なものである。
よって、王城側の悪心を持つ連中や、地球人召喚者の中の悪心を持つ若者共には絶対に認知されない。先に言い切れると挙げた理由がこれである。本当に凄まじいまでの力量だわな。
それに、これも先に挙がった懸念点に通じている。それは、悪心を持つ若者共が敵対すると言う点だ。あれだけの敵対心を剥き出しにしていたのだ、そう考えるのが妥当な線である。過去の旅路で存在した、偽勇者共が正にそのケースである。
それに王城側の愚王などもそうなるだろう。これも過去の旅路で存在した、クレデガレアの国王共が正にそのケースだ。初対峙した瞬間に、連中が絶対敵対してくると読めたのもその所以でもある。
更に連中が挙げていた魔物や魔王の存在も挙がるだろう。ただし、こちらはもしかしたら“身内達”が該当してくるかも知れない。これは追い追い確認するのが無難な感じである。
魔王の存在が敵対するのは定石的だが、実際問題そうとは限らない。逆に国王や大司祭などの善政を重んじる存在、これらが敵対するのが通例的でもある。何とまあと言うしかない。
何にせよ、普段から正義的な存在が実際には悪党であるのはザラだ。そう言った存在を過去の異世界惑星で嫌と言うほど見てきた。疑って掛かった方が良いのも言うまでもない。
何と言うか、俺達は疑心暗鬼の固まりなのかと思わざろう得ない。しかし、そうでもしなければ寝首を懸かれるのもまた実状だ。であれば、その様に心構えをしていた方が断然気が楽でもある。実に皮肉な話だわな・・・。
冒険者ギルドへは、歩いて数分の距離にあった。レンガ造りの重厚な様相で、過去に見た建物とは別次元の様相だ。当時はその全てが木造建築だったが、今はどれもレンガ造りの建物が多い。
ただ扉の方は木製で、非常に壊れ易い感じに見える。多分これは“態と”壊れ易くしているのだろう。その理由は言うまでもない感じか。そう言ったイザコザはご法度的な感じに思えるのだが、実際にはそうならないのが現状でも。これも皮肉な話である。
建物内に入るのは、ティルフィアとティルネアが先行した。続いて魔物娘四天王で、最後に俺や母娘達が続いた。殿はデュヴィジェとミツキTである。これだけでも大規模なパーティーに見えたのか、入店するなり方々にいる冒険者達がチラ見してくる。
この雰囲気は、前回と前々回と全く変わらない。余所者に対しての品定め的な目線だ。まあ別に取って食おうという気は感じ取れないので、スルーするのが無難な感じだろう。これが各作品であれば、間違いなく横槍が発生してくる。
それに恐らく、俺達の前を進む魔物娘四天王の気迫が凄まじいのもある。発せられるオーラが化け物染みているようで、彼女達を見る冒険者達は顔を青褪めるほどだ。よって、下手に手を出したらドエラい事になると直感したのだろうな。
まあ彼女達は元はサキュバスとハーピーの魔物族。今は地球の環境で独自進化をした存在、デビルサキュバスとサタンハーピーに至っている。間違いなく上位種族であるため、下手な冒険者には手を出す次元のレベルではないだろう。
そんな事を思っていると、俺には敵わないと言った念話が飛んでくる。魔物娘四天王による横槍だ。念話経由でのジト目が炸裂する様を見てか、他の女性陣は小さく苦笑していた。
そもそも、俺は生粋の地球人であり、素体の個人戦闘力もたかが知れている。それに対し、魔物娘四天王は今や6大宇宙種族の仲間入りを果たしている。その個人戦闘力がどれ程のものなのかは言うまでもないだろう。格の違いを思い知らされる感じだ。
すると、更に追撃の横槍を入れてくる魔物娘四天王。地球ことアキバで培った知識群によるブーイングやらが飛び交ってくる。もっとも、それらを伝授したのは暴走姫達になるのだが。
流石に耐え切れなくなったのか、俺達や母娘達以外の女性陣が噴き出した。すっかり俺達の対話に慣れ親しんだ魔物娘四天王の言動に当てられた感じである。何処にでもいる普通の女性達であると言うしかない。
同時に、見知らぬ面々が冒険者ギルドへと入ってきて、暫くしてから笑い出すという現状。その様相に周囲の冒険者達に戦慄が走っているようだ。まあ捉え方によっては周囲への茶化しに取れなくはないが、その笑いが他者を貶すものではないのを感じるのだろう。だからこそ、余計に戦慄が走っているようである。
まあこうした雑談こそが俺達の強さの秘訣である。先に挙げた暴走姫達が正にそれで、率先垂範してその行動に出るのだから見事でもある。そんな事を繰り返していれば、否が応でも自然と和気藹々としてしまうのは言うまでもない。
この一連のやり取りを目の当たりにして、初見となったリメナは呆れるも釣られて笑っていた。胸の中の幼子達すらも笑みを浮かべている。念話は生命の次元でのやり取りなので、年配だろうが幼子だろうが伝わるものは伝わる感じだと痛感した。
・・・流石に幼子たるライナとミイナには、受け継がれて欲しくはない感じだわ・・・。
第2話・6へ続く。
劇中の流れからして、ものの見事に詳細描写だけで終わってしまったという@@; まあこれこそが本来の小説の在るべき姿なので、風来坊全般や警護者と探索者の終盤近くまではキャラ会話で進めていたのが何とも言い難い感じです><; それに、今となっては詳細描写でのカキカキを主軸としだしたため、逆にキャラ会話的な感じでのカキカキができなくなってしまいました@@;
数年前まではキャラ会話中心が描き易かったのですが、今はもう詳細描写を織り込ませないと描けなくなっている。慣れと言うか何と言うか、何か凄い“話”ですよね。“小説”なだけに・・・(-∞-) まあ面白おかしく描けていけば万々歳でしょう><; 今後も頑張りますにゃU≧∞≦U




