恋がしたい
待ちに待った昼食の時間。
お母さんお手製のお弁当を広げる。今日は私の好きな唐揚げ弁当だ。
「ねぇ、小春はさ矢野と最近どうなの?」
中学生から親友の麻衣が食い気味で私に話かけてくる。
「矢野くん?最近ていうか元々何もないよ?」
答えた途端、麻衣はあからさまに残念そうな表情をする。
「矢野は絶対に小春の事好きだと思うけどな。小春はどうなの?」
「矢野くんは皆に優しいから私にも優しく接してくれてるだけだよ。」
「お似合いだと思うけどな。小春は可愛いのに、彼氏居ないなんてほんと勿体無いよ。」
私は生まれて一度も彼氏が出来たことがない。
私だって年頃だし恋がしたい。
でも恋愛てどうすればいいの?
「恋愛て難しいね…。麻衣の方こそ彼氏と最近どうなの?」
麻衣は美人なうえにサバサバしていて男女共に人気がある。私とは違って昔から常に彼氏が絶えない。今は最近出来た他校の人と付き合ってるらしい。
「順調だよ〜。そういえば、私の彼氏の友達が誰か紹介して欲しいて言われてるらしくて、小春の事紹介してもいい?」
「う〜ん、正直恋愛とかそういうのまだよく分からないかな。」
「そっか、、でも何もしないと恋愛は始まらないよ?私も付いて行くから、まずは会うだけ会ってみようよ!」
「……麻衣が付いて来てくれるなら会うだけ会ってみようかな。」
「早速彼氏にLINEしてみるね。」
麻衣はルンルン気分で彼氏にLINEしている中私は残りの弁当を黙々と食べる。
「彼氏から返事が返ってきたんだけど、明日の放課後はどうかなって。私は空いてるけど小春は空いてる?」
「空いてるよ。」
「じゃあ、明日で決まりだね!楽しみだな〜。」
「私は緊張する…。」
「放課後だから会う時間もそんなに長くないし、私も付いてるから大丈夫だよ。場所はまた小春にLINEするね。」
「麻衣が居てくれると心強いよ。ありがとう。」
「可愛い小春の為だよ。もうすぐで授業始まるから席に戻るね。」
麻衣は嬉しそうに席に戻っていく。
麻衣が付いて来てくれるといえど、明日の事を考えるともう既に緊張するな、、。




