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友人に絶交宣言をされたので、本来の自分が戻ってきました  作者: 葵


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テスト対策再び

「今回のテストもどうにかなりそうね」


文化祭を前に学生の前に立ちはだかるもの、それはテストです。

前回同様、我がクラスでは勉強会が開かれていました。今まで鬼門となっていた古代文字と魔法基礎はそれなりに出来るようになった方が多く、不明点を教え合うという形に落ち着きました。

とはいえ、どうしてもわからない場合は最後の砦として私やリリーがお教えすることになっています。


「今回は言いがかりをつけられないといいのだけど…」


アメリアが遠い目をしてそう仰りました。何人かも以前のことを思い出されたようで不安そうな顔をされています。


「以前のことで懲りておられると思いますし、大丈夫ではないでしょうか。また、先生方も問題が起き次第対処なさるそうなので安心して勉学に励みましょう」

「はい、アレクサンドラ嬢」


それに、第2王子殿下に対して国王陛下が直々に接近禁止を言い渡してくださったようです。破られた場合には謹慎処分となるそうなのでそちらの問題も大丈夫でしょう。


「アレックス、少し休憩にしましょう?」


アメリアの提案により休憩時間もきちんと取られるようになりました。この時間を利用し、スイーツで頭を休ませる方や外の空気を吸ったり軽く運動する方もいらっしゃります。

そして、情報交換を行うことも楽しみの1つです。

話題としては最近の流行や人の動き、素敵な方のお話についてです。素敵な殿方の話題で何度かグレイのお話が出てきた時は驚きましたが、今はさほど驚かなくなってしまいました。

グレイはどうやら人気のようです。顔立ちがよく、頭脳明晰で剣の技術も高くその上紳士的で女子生徒のあこがれの的となっているようです。そのことを本人にお伝えしたところ複雑な表情をされていました。


「アレックス、ご存知?」

「カミラ、どうしましたか?」

「青のクラスにとても研究熱心な方がいらっしゃるそうよ」

「青の方々は研究熱心ではありませんか」

「それが、留学生の方で異国のものと我が国のものの比較を行っているそうなの」

「異国のものですか、」


少し見てみたい気がいたします。機会がありましたらグレイに尋ねてみるのも良いかもしれません。


「さあ、そろそろ再開しましょう」

「リリー、もうちょっとだけ…」

「そう言って延ばそうとしないの。勉強会の後は文化祭のことも少しお話するんでしょう?」


この会話に皆ほのぼのとされています。アメリアとリリーの仲の良さは見ている側の心を和やかにする何かがあるのでしょうね。


「アメリア、頑張ったあとのスイーツはもっと美味しくなりますわよ?」

「アレックスがそう言うなら…」


アメリアはそう仰るとお勉強再開の用意を始めました。メリハリをつけると効率が上がる、主に訓練などでお兄様が使われている手法です。

お勉強に応用できるとは思いませんでしたが、このようでは今回も前の成果を越えられるかもしれません。

そう考えつつ、私は目の前に広げられた問題に取り組みました。

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