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友人に絶交宣言をされたので、本来の自分が戻ってきました  作者: 葵


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新たなお勉強

 あれから、リリーにはおすすめの恋物語をお聞きし、お勉強を始めました。最初は驚かれましたあが、こころよく最近流行している物語を教えてくださります。

 話の内容がよくわからないものもありましたが、どうにか理解を深めるための工夫が必要となってきそうです。


「アレックス、最近は古代文学を読んでいないどうだがどうかしたのか?」

「お兄様、いえ、見識を深めるためには様々なものに触れる必要があると思い、流行している物語に目を通しているのです」

「面白い、のか?」

「流行する理由はなんとなくわかりましたわ」


 身分違いの恋に、下克上を行おうとする物語、そして、勧善懲悪物語など、その種別は古代からあるものと変わりません。一部にアレンジを加えられたものもありました。

 流行と謳うだけどれも読みやすい文体になっているのが特徴で、スラスラと読むことができます。


「でも急にどうしたの?今までは恋物語に苦手意識を持っていたじゃない?」

「まさか、気になる相手でもできたのか?」

「まさか、そのような殿方はおりませんわ。ただ、お友達の趣味に触れてみたりしたくて、それに、私はまだまだ未熟度と感じたものですから」

「それで、恋物語を?」

「はい、」


 アウロラ様とジャクソン様の関係に気が付かなかったのです。もしかしたら、他の方々のご関係にも気がつかず、失礼な態度を取ってしまう可能性がございます。それはどうにか回避せねば。


「ま、まだアレックスには早いのではないか?相手もいないのだろう?」

「確かにいらっしゃりませんが、私だって興味があるのです」

「な、」

「知識を得ることで今後の振る舞いの参考になるかもしれないではありませんか」

「そ、そう、だな」


 神々や精霊と人間ではいろいろと勝手が違いますし、私が得るべきなのは人間側の知識なのでしょう。淑女教育はそれなりに受け、合格点ををいただいたつもりでしたが、まさかこのようなことで不足部分がわかるとは思いませんでしたわ。

 きっかけをくださったお2人に感謝です。


「姉上ほどの知識をお持ちでもまだ学ぶべきことはあるのですね」

「テオ、私にもまだまだ分からないことがありますし、それらを学ばなければならないのです。それに、知らないことを知らなかったこともあります。そのことに気が付いた時にさらに多くのことを知れるようになるのかもしれません」

「はい、姉上のように向上心を持ち続けたいと思います」


 テオなら多くの知識や経験を身に着けることができるでしょう。姉としてとても誇らしいです。


「弟妹がいつの間にか成長していて寂しいような、嬉しいような、」

「リック、喜んでもいいことなのよ?だから貴方も速く婚約者候補を連れてきなさい」

「は、母上」


 食後はリリーにお借りした本を読み、感想をまとめなければなりません。最近では、リリーやアメリアに本に出てくる表現の上手く理解できないことをお聞きしたりしています。

 ツンデレ?やヤンデレ?などの意味も分かるようになりました、ああはなりたくありませんが。

 私は新たな知識が増えることを期待して、本の続きを読み始めました。

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