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鉄道マニアが異世界で鉄道会社を起業する。  作者: 中城セイ
第2章 鉄道建設への準備
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第12話 王国軍 side:メフィリア

 王国軍の行軍は2日目になった。訓練予定としている平原まであと1日の行程です。そんな日のお昼休憩中、先行してた部隊から伝令が駆けつけた。


「緊急!前方よりSS級魔獣が接近!先行部隊で対処できないため本隊に指示を仰ぎたいと。」

「なに、SS級だと!……ここには()()もおられる、撤退の準備をせよ。作戦は中止する。」


 軍務卿は即決した。まあ私がいるのなら仕方ありませんけど……。


「それで、その魔獣はどんな魔獣ですか?」

「は、はい、その魔獣は狼型の魔獣のフェ「ルナちゃんじゃない。行きましょう!」」


 思わず伝令の報告を遮って立ち上がってしまいました。


「こほん。おそらくその娘はヤマトさんの従魔のルナちゃんです。もちろん味方ですよ。ですわよね、リーフちゃん。」

「んー、たしかにルナのけはいするー。」


 私たちの話を聞いた軍務卿が少し思案して、なにかを思い出したようだ。


「そういえば、ヤマト殿の召喚獣にフェンリルがおったな。伝令!その狼は作戦を知る味方の従魔だ、丁重にここにお連れせよ。間違っても敵対するなよ。」


 そう命令を下した。

 数分後、大きな狼が来ました。やっぱりルナちゃんです。


「久しぶりね、ルナちゃん。」

「久しぶり、メフィ。ごしゅじんさまからピクシーたちを連れていってと言われて連れてきた。」


 そう言うと、ルナちゃんの背中からピクシーたちが10人降りてきた。


「はじめまして、メフィリア様。私はヤマト様に召喚されたピクシー一族の一人タウと言います。ヤマト様より偵察および通信役としてこちらに派遣されました、こちらには2隊派遣されてます。私は軍務卿殿の指示を受けるよう言われて来ました。」


 え、私じゃないの?何で?


 実は作戦会議前に行っていた契約の時のメフィのポンコツぶりと、軍務卿の作戦会議時の真摯な態度に大和が軍務卿なら任せれるとふんだからである。ただ、ここに契約の時にいた人物がメフィ以外にいないので誰も答えを持っていなかった。


「ワシが軍務卿のレイモンドだ。よろしく頼む。して、偵察はわかるのだが通信とは?」

「はい、ヤマト様より通信魔道具を貸与されてます。これを使いヤマト様と通信ができます。」

「それは我々が使えるのものなのか?」

「いえ、こちらがそれなのですが、大きさがこの通りなので使用するのは難しいかと。あと指定されたもの以外は使えないようになり、また分解しようとすると魔導回路が消えるようにしているとのことです。」


 そう言いながらその魔道具を見せてくれた。たしかにこの大きさだと使いづらいですね。


「ふむ、()()()ヤマト殿と敵対すべきではないな……。よし、タウ殿、貴殿はワシと行動を共にしてもらおう。もう一人の隊長殿は副官についてくれ、やつが領主の捕縛隊だ。」

「はい、わかりました。」

「よろしく頼む、あと、ルナ殿に頼みがある。」

「なに?」


 話が私以外で進んでいたのでルナちゃんを撫でていたのですが、彼女に用事があるみたい。


「ルナ殿に彼らをヤマト殿のいるブルームの村に連れていってほしいのだ。盗賊団の捕縛要員になる。」


 そこには9人の騎士と、1人の男がいる。あれ、この男どっかで見たことあるような……。まあいいでしょう。


「んー、ごしゅじんさまに聞いてからで。」

「では、タウ殿。」

「はい。ヤマト様と連絡をとります。」


 そう言うと、通信魔道具で連絡をする。ヤマトさんの声が聞けるなんて羨ましい。


「軍務卿、わた「駄目です。作戦上、姫様はここに居てください。」」


 私の提案は聞かれる前に断られました。私もヤマトさんに会いたい!


「レイモンド卿、ヤマト様より許可が下りました。どうやら最初からそのつもりだったみたいです。」

「おお、それはありがたい。ではルナ殿、頼みます。」

「任せて。」


 そう言うと、ルナちゃんは騎士たちを乗せてヤマトさんの所に向かっていきました。羨ましい。

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