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鉄道マニアが異世界で鉄道会社を起業する。  作者: 中城セイ
第2章 鉄道建設への準備
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第2話 作戦会議1

 執務室での契約の話が終わった後、会議室に移動して、セルウォリスの件の会議を行う。

 会議の参加者は、俺、ミュー、オルガさん、青薔薇の皆さんの事情を知ってる組と、国王、王女、宰相、偉そうなおっさんと神経質そうなおっさんと筋骨粒々なおっさんのこの国の人たち。そして――――。


「さっきぶりですね、旦那。」


 首領がいた。


「では作戦会議を始める。まずは互いに顔を知らぬものもいるので、紹介から先に。」

「まあ、陛下と殿下は先程謁見したので知っておるな。私が宰相のバーンズ、隣がレイモンド軍務卿、その隣がミッチェル財務卿だ。その隣が王都冒険者ギルドのギルドマスターのカイエンで、ドリュフェス王国の総括もやっている。その隣が――――――。」

「盗賊団の首領だろ、もちろん知ってる。で、こちら側の紹介だな。俺は新庄大和。うちの――――――というか、異世界の国、日本人だ。日本文化が根付いてるからわかるだろうが、姓―――――家名が新庄で、名前が大和だ。で、隣がオルガさん。セルウォリスの冒険者ギルドの受付で働いていた。”青薔薇”の皆さんは知ってる?」


 ドリュフェス王国の皆さんに確認すると、全員頷いてくれた。


「当然だ。元近衛がリーダーになっているからな。」

「なら省略で。で、最後にこの娘がミュー。俺が召喚したピクシーだ。」


 さすがに通常の椅子では高さが足りなさすぎるので、テーブルの上に椅子と机が用意されている。やっぱり、なぜピクシーサイズの椅子や机が用意できるのかが不思議だ。

 全員の紹介が終わり、作戦会議が始まる。


「まず確認したいのは、実際に領主やギルドマスターが犯罪行為を行っていたかどうかなんだが……。」

「証拠も証人もふんだんにありますからねぇ。更に黒幕のローズミア公爵までは難しいだろうが。」


 証拠として、領主、ギルマスから盗賊団への手紙があったり、証人としてオルガさんや首領本人がいるから、問題ないらしい。


「次に盗賊団の捕縛だが……。」

「あ、それもう終わってます。今は拠点にされていたブローム村で監視の上で活動させてます。」


 俺が回答すると軍務卿、王都ギルマスが怪訝な顔をして、財務卿は焦った顔をしている。


「監視をしているのは()()()()()ですか?依頼料など経費としてこちらで落とさせていただかなくてはなりませんので……。」


 財務卿が焦った顔したのはこれか。たしかに80人の盗賊団を押さえるのに、どれだけの人員がいるか考えると……。


「ああ、安心してください。()()()()()に監視させています。経費なら報酬に少し上乗せでいいですよ。」

「「召喚獣?」」


 驚いた顔で言う軍務卿、財務卿、王都ギルマス。どうしたんだろう?


「ええ、俺の召喚したピクシーの一団に任せています。60人ほどだったかな?」

「60人ですね。()()()()()なので裏切ることはあり得ませんし、姿を消すことができるので、どこで聞いてるかわからないし、いつのまにかブスっていきますし。」


 胸を張って答えるミュー。それに対して顔がひきつる首脳陣。


「それは、ものすごく()()に向いてる種族だね。」


 顔をひきつらせながら声に出す王様。


「まー確かに昔は暗殺や情報収集に使われていたので、だいぶ減りましたけどね。」

「そうなんだ。」

「なので、ヤマト様についていけば、領地が貰えるだろうから、その一角に私の一族の()()()()()()()してもらおうと思ってたんですけど……。」

「それ、本人の前で言う台詞じゃないよね。」


 ツッコませるために言ってるよね、絶対。


「うん、わざと。だって、フェンリル従えた冒険者なんて、()()()()()()()()()()()()()()()()でしょ。間違いなく。」

「うむ、娘が好いていたから、娘を娶らせて次期国王にしようとして断られたわ。」


 肩を竦めるミューとがっはっはと笑う国王、さらに顔を赤くしてうつむく王女様に、唖然とする軍務卿と財務卿。ギルマスは頭を抱えている。こっちのメンバーは事情を知っているから生暖かい目で見ている。あ、首領はニヤニヤしている。


「そ、それで、貴殿の戦力はいかほど……。」

「戦力って言われても、俺の個人戦闘力なのか、召喚したことのある召喚獣なのか、それとも召喚できる数なのかによって大きく変わると思うんだけど。」


 軍務卿の質問に質問で返す。まあ、もし俺が敵対したときどれだけの兵力がいるか知りたいんだろう。


「そ、それぞれで頼む。」

「一応、冒険者としてある程度は秘匿しておきたいんだけど。」

「それは……。そうだな、わかった。口外しないことを約束しよう。」


 口約束だと反故にされかねないけど、実際、俺自身の力の限界がわからないから、将来的に変わる可能性が高いので、問題はない。


「まず、()()()()()()()ですが、実際に王女様やセバスチャンさんが見ているので、そちらを参考にしてください。召喚したことがあるのは、ピクシー、アルラウネ、フェンリルです。召喚失敗は()()()()()()()ですね。召喚できる数は、わからないです。具体的には、()()M()P()()()()()()()()()()です。」


 オルガさん以外が唖然としている。まー、オルガさんは俺のステータス知ってるからなぁ。

 このあと、国王と軍務卿がこそこそと話し合ったり、財務卿は悟りを開いたような顔になっていたり、ギルマスがオルガさんのリアクションに気づいて何か思案していたり、”青薔薇”の3人は聞きたそうにしていたり……。まあ、ミューがどうだとばかりに胸を張っているのは変わらなかったな。あ、メフィ王女の()()()も変わってない。


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