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第29話 運転指令室と列車運行図表

 路線の建設と平行して、本部の地下2階に運転指令室を極秘で作った。運転指令室を知っているのは俺と運転指令など運行に関わる人間か、マルサロア鉄道の首脳部だけになる。この場所は王家をはじめとするドリュフェス王国の人間には伝えることはない、占拠からの軍事利用を避けるためにな。線路については8割がた完成した。複雑になるユーフィ、ハーコンの両駅を除いた第1期線+αをここで管理、運用をする。そのため、この部屋の壁には路線図と、そこに列車が存在していれば光が点り機関車の車体番号が現れる仕組みを作った。チートだと仕事が早くていいね。



「さて、君たちにはこの場所で列車がちゃんと走行しているか、問題が発生していないかの確認と、もし何かあった場合の対処をやってもらうことになる。そのための知識の伝授と訓練を行う。」


 俺の前には40人の運行指令担当が並んでいた。1日6時間半の4交代制、4時から10時半まで、10時半から16時半までと、16時から22時半まで、22時から28時半(4時半)までになる。もちろん5連勤、月22勤の上限ルールは当然採用する。


「それぞれのセクションを説明する。まず、輸送指令。列車がダイヤ通り運行されているかを監視、列車の遅れなどの異常事態が発生した場合は臨時に速度規制をしたり、平常ダイヤへの復旧調整を行う。次に旅客指令。列車の接続手配や乗客の忘れ物の捜索手配など、乗客からの問い合わせなどの対応が中心の部門。次に運用指令。車輌や乗務員の運用を監視・把握する。緊急時には輸送指令などと検討して予備の車輌や乗務員の手配の担当。次に信号通信指令。信号機や列車無線、CTCや踏切などの信号機器や通信設備の状態を監視し、故障発生時には保線担当に復旧手配を行う。次に施設指令。線路や沿線にある施設を監視し、駅から気象情報を貰って、豪雨、強風、地震発生時の運転見合わせや、速度規制の手配、線路や沿線にある施設の設備を保線担当に巡回点検の指示や復旧手配を行う。最後に貨物指令。貨物列車の担当。以上6人でこの線区を担当する。当面はこの範囲だが、将来的には少し増える予定だ。」


 現在は王都を中心に北、西、南にしか線路は繋がっていないが、将来的には東にも繋がる。

 俺は、それぞれの場所で設備の使用法を教えていった。各駅、各機関車などとのホットラインやCTCをはじめとする機器の見方を教える。CTCは、従魔証を参考にして、列車につけた車上子を区間の入口にある地上子で読み込んでここにあるCTCに車両番号を写し出すことができるようにした。


「次に、列車運行で重要なものの見方を教える、それは列車運行図表だ。これは現在予定している列車運行図表だ。縦軸が駅や信号所、横軸が時間になる。ここに書かれた斜めの線の一本一本が走行する列車になる。これを見てダイヤ上の遅延がないか、遅延が大きい場合、列車交換駅の変更や臨時列車の設定などもしなければならない。」


 現在、予定線は全て単線だ。将来的に複線化も考慮しているので、そのときに扱いを教えればいいだろう。


「旅客列車と貨物列車、回送列車で色を変えているからそのつもりで。あと、ダイヤは当面は開業臨時ダイヤになるけど、半月くらいで通常ダイヤに移行する予定です。なので、列車運行図表は2つ用意されています。1号表が通常ダイヤ、3号表が臨時ダイヤになります。当面は3号表ですね。あとは図内に凡例があるのでそれを参照にしてください。」


 こうして俺は列車運行図表の書き方を教えつつ、この部屋の使い方を教えていった。もちろんこの部屋に入るには社員証を入口のパネルにタッチしないと入れないようになっているので、その方法を教えた。

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