表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
竜に気に入られた乙女  作者: 相衣 律
78/83

巡り19

スウリと再び会い、話を聞いたスウリは信じられないと言いたげに父様に噛み付いていた。

「全員連れてヒサキと街に連れてってやれ!って本気なの!?責任もてないわよ私!」


“私を説得してこいとお前が送り出すからこうなった。”


うんざりそうに父様がそれだけ言うとハルワがことの次第を説明してくれた。


“籠から出ない。籠の中では喋らない。何か危険があればすぐ帰る。危険がなくても帰れと言われたら帰ることが条件だ。”

特に雌仔竜達に聞こえるように父様が睨んでいた。


“何かあれはヒサキと私の間で意識共有してるようにしておくから、すぐヒサキに知らせるし、ヒサキに言ってね。”

とハルワは行くと決まればノリノリで事の成り行きを楽しんでいた。


スウリが籠をとってくると、雌仔竜達は一応おとなしくしていたが、キャッキャッと騒ぎだしたため、更に父様の顔が険しくなった。

一緒に行くムラサキも不安でしかないが、雌仔竜達とともにいる方が自分の感度が上がっている気がするので、一人でついていくよりも、楽しみでもある。

雌仔竜達はヒサキにも家の中にいるスウリの母様にも警戒心があるようで、やはり、スウリは特殊なのだなと感じる。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ