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Various World Online  作者: 束白心吏
第二章第一節 ディオニュソスの獣
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第八十四話 スキル構成を決める

『ようこそ。『Various Would Online』の世界へ。

 ここではスキルの設定を行っていただきます──』


 いやっほう待ってました。

 そしてピクシーさんの後釜は機械音声でした。実体はありません。

 ピクシーさんは少しだけ肩を落としていました。


「これって、前回と同じですか?」

『あれはβ限定ですよ。獲得できるスキルの量は大幅に減少してますから、そこまで選ぶのに時間はかかりませんよ』


 へぇ………まあテストですもんね。

 それじゃあ初期から習得できるのは………と。


────────────────────

~習得可能スキル一覧~

《剣》

《槍》

《斧》

《弓》

《木魔法》

《火魔法》

《土魔法》

《金魔法》

《水魔法》

《天文学》

《祝詞》

《集中》

《隠密》

《索敵》

《察知》

《感知》

《料理》

《鍛冶》

《裁縫》

《鑑定》………etc

────────────────────



 量、それでも多いですね。

 それでも武器・魔法スキルは定番しかないですね。ちょっと和風なスキル郡は、俺のユニークスキルのせいですかね?


『この中から三つ選べるらしいですよ。チュートリアルも兼ねているので模擬戦闘もできますし』

「それじゃあ《剣》と《感知》と《料理》で」


 選択して最終確認画面。『よろしいですか?』yesをタップ。

 ウインドウには『しばらくお待ちください………』と表示されている。

 次はピクシーさんのですね。


『妖精のは終わりましたよー』

「どんなのにしたんですか?」

『魔法特化です』

「それじゃあエルフ………弓とかどうです?」

『弓ですかーいいですねー』


 弓も結構楽しいですからねー。まあ弓道とはまた違うとは思いますが。

 慣れるまでは全然当たらなかったのはいい思い出です。


『それじゃあ《弓》と《集中》と………どうします?』

「一応《隠密》とかですかね?」


 そうですねー。と、決めてしまったピクシーさん。

 奨めたのは俺ですけどね? なんか不安になります。


『チュートリアルへ進むのなら右のボタン。スキップする方は──』


 俺とピクシーさんは黙って頷き、ほぼ同時に右のボタンを押した。


『ではチュートリアルへと移ります』


 声と共に景色が真っ白な空間からスタート画面の快晴の草原みたいな場所に変わる。

 おお、そうなるんですか。ちょっと感心。てっきりピクシーさんのように『喋ってる途中にそれは止めてください』と注意されるのかと思いましたから本当に意外です。

私『(え、天文学を無視するとかお前なんなん?)』

祝詞とか入れたのに……私は泣いてもいい。

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