第七話 『ログインボーナス』は、あります
今日は高校からスーパーに寄らずに帰還。生還しました。
安売りの品はまだまだ家にあるので、買う程ではないため、早く帰ってしまいました。
「さ~て、少し遊んでからやりますか」
最近のゲームって凄いですね。なんたってタイマー機能があるんですもん。嬉しい限りです。
タイマーの曲も自由に選ぶことが出来るらしいので、俺の好きな歌い手さんの曲をセットした。
「それじゃあ、行きますか」
俺の意識は『VWO』の世界に取り込まれていった。
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俺は青光に目眩のような感覚を覚えながら、前回のログアウト場所──安い宿屋で目を覚ました。
ちなみにログアウトは宿屋でないと出来ない仕様らしいです。
とりあえずログボ貰って……お、素材ですか。生産もしてみたいんですけど時間がまだとれてないんですよね。
ちなみにログボ勢になりかけているので金曜日は少しやりたいなぁ……と。
「あ、そういえば、『ステータス』見てないです」
忘れてました。
今日分のログボも貰ったので、ステータスを確認して、宿屋で追加の料金を払ってログアウト──が今日の流れですかね。
「え~と……ここですかね?」
俺はメニュー画面の『status』という場所を開く。
個人的には好きですが……カタカナ表記に変更できる仕様が欲しいところ。後でβの感想として書いておきましょうか。
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名前:ショウ
職業:
サブ職業1:
ステータス
HP100/100
MP100/100
力:10
知力:25
器用:30
敏捷:12
運:23
スキル
戦闘
《刀Lv5》《短刀Lv5》《体術Lv3》《隠密Lv1》《索敵Lv1》
生産
《料理Lv5》《裁縫Lv3》《育成Lv2》
その他
《楽器Lv3》《歌Lv3》
称号
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んー、何ともプレイスタイルに困るスキル構成ですね。そして初心者感がないです。おかしい。
そもそもどういうプレイをした方がいいんですかね? それは家事をしながら考えればいいのですかね? ……あ、鍛冶はやりたいですね。家事だけに……寒。
……とりあえず、職業だけ決めておきますか──っと、『楽師』と『刀使い』と『生産者』ですか……うー迷いますね。
まあここでうだうだしてても仕方ないですね。とりあえず『刀使い』を職業にセットしておいて、その他はチュートリアルで行おうと決意。
俺は『VWO』からログアウトしました。
……アラームをセットしといたのにそれより早くログアウトしてしまいました。アラームの意味がないじゃないですかこれ。
ありますから。ログインボーナス。
なお、私がログボ勢になってるゲームが少しだけあります。