第六十三話 難易度は鬼畜。もはや狂気
《テストスタート》
急なスタートでしたが………ドラゴンの一撃目をギリギリで回避して『万華刀』を抜刀。不幸中の幸いか、先ほどの咄嗟の回避で、ドラゴンと俺には少し距離ができた。
まずは情報の収集。ドラゴンの攻撃前動作を全て覚えることに徹することにしましょうか。
「(………右腕攻撃は大きく一瞬『溜め』…………ブレスは口を…………)」
数分掛けてわかったのはドラゴンは爪による攻撃・連続攻撃と炎のブレス。そして尻尾による薙ぎ払いが主な攻撃。
滑空攻撃は羽が小さいから出来ない………魔法があるのにとは思いますがさておき、あとは突進くらいでしょうと予測します。俺は攻勢にでる。
「『鏡花』」
大きな爪を振りかぶってきたドラゴンに、名前に『花』とつくカウンターアーツを使う。
身体が勝手に動くのはまだ少し気味悪いですけど、やっぱ使えますよ。
反撃の一太刀で、俺はドラゴンの腹に一太刀の傷を与える。
………ええ、『鏡花』は強い。けれどドラゴンが硬いです。隙が大きいのは救済措置ですかね? ありがとうございます。
「『居合い斬り』」
左手でアーツを用いて『鋼鉄刀【神楽】』を抜く。
ダメージは『万華刀』より少なかったですけど、多少のダメージを与えられました。
「…………硬すぎです」
これは確かにテスト向けではありますね。
ですが攻撃力がですね………俺のHPがもう5割を下回っていたりいなかったり。
いや下回ってますけど………さて。
「『古樹生華』『瓊花』………『花朝月夕』!」
俺は『万華刀』で『古樹生華』、『鋼鉄刀【神楽】』で『瓊花』と『花朝月夕』の連続アーツを使う。
まず『古樹生華』は相手に神速の一撃を与え、与えた攻撃威力の半分を俺のHPに変換する『HP吸収アーツ』と呼ぶべきアーツ。『瓊花』は武器の切れ味と攻撃力を大幅に上げる。
そして『花朝月夕』は一瞬の一撃。そして『切断』確定なのでそれで確実に一割奪う。
結構会心の出来でしたけど、まだ倒れないドラゴン。
………『華々の狂乱』と『満開』を用いてまだ5割以上HP残っているって………強すぎでしょう。
《テスト終了》
──お知らせします
──これより『アーツ連続使用システム』を実装いたします
──詳しくは『ヘルプ』をご参照ください
おお終わりました………唐突すぎませんかね?
疲れのあまりその場で後ろに倒れる。達成感でいっぱいです。
俺は宿屋に戻った空間で、そのままベッドに寝転んだ。
………あとでヘルプ見ないとですね。
(サブタイをつける)難易度が鬼畜。もはや狂気だぜFoooooooooooooooooo!!!!!!
…すいませんでした。




