第十四話 新キャラ登場です
俺は衝撃的事実に驚きながら家に帰った。
衝撃的すぎて、どのような道を使ったか覚えていない位ですよ………まあきっと、普通に帰ったはずですけど。
「そうでしたか………白峰さんが………」
少し嬉しかった。
白峰さん──シロさんは俺にとって好敵手であり親友でもある。
世間って狭いなぁ。って思いましたけど、それでもネット親友が近くの人間だったと言う事は俺にとって衝撃的で、とても嬉しいことでした。
「ああ………頭の中がぐちゃぐちゃです」
俺は意気込むように頬をはたく。
よし! 先ずは料理をしなければです。
難しいことは後で考えるのが一番!
まあ、後にし過ぎるのも良くないですけど。
俺は気を取り直して、夕食作りに精を出すことに。
今日は存分に料理の腕を振るいましょう。
■■■■
──トントン
家のドアがノックされた。
誰かな? まあ、この時間に来るのは――
「…やっぱりですか」
「ヤッホー晶兄ちゃん。夕食一緒に食べようぜ」
「おにぃ、今日、家、両親いない」
ドアの前には幼さを感じさせる無口な低身長ロングヘアー少女と髪型からして活発さを感じさせる青年の二人──秋原花月ちゃんと、秋原翔真くんがいた。
そういえば、たまに両親が出張とかでいないんですよね。
俺は兄妹の親御さんから毎月貰っている『食費』を思い出しながら、彼ら兄妹を家の中に入れる。
って言っても、お隣さんだけどね。
「今日は皆大好きオムライスですよ~」
兄妹が手を洗って椅子に座って待機する事数秒。俺は盛り付けをして兄妹のいるところへ運ぶ。
今日はダイニングテーブルが頑張ります。
だけど安物だからって壊れないでくださいお願いですから………。
「お~! さすが晶兄ちゃん。今日もうまそ~」
「食べたい」
「そうですね、いただきましょうか」
全員で「いただきます」と言って、食べ始める。
花月は「美味しい」と言いながらのんびりと、翔真は「うめー」と言いながらご飯を凄い速さで食べる。
なんか、真逆な兄妹ですよね。
もしかしたら翔真は部活でお腹を空かせて帰ってきたからかもですけど。
「晶兄おかわり!」
「はやいですねぇ。少し時間がかかりますよ」
「うん! 大丈夫!」
速すぎませんか? 俺と花月ちゃんなんてまだ半分も食べきってないですよ?
そう思いながらも俺は翔真くんの皿を台所に持っていく。
はぁ、今日は騒がしい食卓ですね。いいですねぇ。
■■■■
「「「ご馳走さまでした」」」
俺はそう言って片付けの準備を始める。
翔真くん……ちょっと食べ過ぎじゃないかな? あんなお腹でてる人なんて大食い系のテレビでしか見たことないですよ。
花月ちゃんは先ほど俺に「勉強、見て」と聞いてきており、俺が了承しているので片付けが終わったら見る予定。
今日はいつも通りの時間からできないかもです?
そんな考えを持っている自分に気付き、苦笑する。
ずいぶん『VWO』にのめりこんでいるなぁ。と思った。
「それじゃあ、勉強始めましょうか」
俺は片付けを済ませ、風呂の準備終えてから言う。
翔真くんと花月ちゃんは現在中学三年。ちょうど受験生だ。
俺も一昨年は辛かったですからねぇ。
ちなみに翔真くんと花月ちゃんは俺と同じ高校に入るらしい。
理由は家から近いから。らしい。俺と同じですね。
まあ翔真くんも花月ちゃんも要領は良いので、すぐ受かっちゃうかもですけどね。
「おにぃ、ここ………」
「ん?………ああ、これはこの公式を使いながら……」
花月ちゃんは数学が苦手。だけど、国語は得意。
逆に翔真くんは数学が得意で国語が苦手。
何から何まで真逆な兄妹で、逆に双子なんだなぁ。と思ってしまいますね。
「ん、ありがと。おにぃ」
「大丈夫ですよ………っと、花月ちゃんも無理はいけませんよ?」
「ん。大丈夫。息抜きもしてる」
そうですか。いいことですねぇ………。
ちょくちょく会話を挟みつつ、勉強を進めていく。
んー、優秀ですね。俺が教える必要………ありましたかね?
「──おにぃは、彼女さんとか、いるの?」
勉強を終わらせ、ちょうど勉強道具を片付けていた終わった花月ちゃんは、俺が花月ちゃんの分のお茶のおかわりを持ってきた時、唐突に聞いてきた。
「彼女? 何ですかそれ?」
コンビニで売っているものですか?
温めますか?
俺がそう答えると「何でもない」と言って花月ちゃんはお茶に口をつける。
一体なんだったんでしょう?
■■花月side■■
「何でもない」
ふ~ん。おにぃ、彼女さんいないんだ。
商業科だって女子の比率高そうなのに。
わたしは勉強道具を片付けながら思った。
おにぃは鈍感だからきっといる。と。
今日だって隣り合わせで勉強見てもらっていたから少しくっついていたのに………。
もしかして、おにぃとってわたしは『お隣に住む可愛い妹』としか思っていないんじゃあないのだろうか。
確かに小学校の頃からの付き合いでよくお世話になってた………だからかな?
わたしは片付けを終わらせて席を立つ。
「お疲れ様です。花月ちゃん。お茶酌んでおきましたよ」
そう言ってわたしの前に紅茶を置く。
わたしはもう一度座って紅茶を飲む。
「おいし。さすがおにぃ」
そう言うと、おにぃは「褒めても何もでないですよ」と言う。
別に何か欲しい訳ではない。
強いて言うなら、おにぃが欲しいだけだ。
「ごちそうさま。美味しかった」
「ありがとうございます。お粗末様でした」
そう言ってわたしはおにぃの家を出る。
どうせ明日の夕食もおにぃと一緒だし、まだ勉強しないと。
だけど、これだけは言わせてもらう。
「おにぃの鈍感」
「? 何か言いいました?」
「なんでもない。今日はありがと」
わたしはおにぃの鈍感な所に少しむぅとしながら、隣の自宅に戻った。
翔真くんの出番が少ないので、後ほどつけたす…ことをすると、この作品のジャンルが変わってしまうのですよね………。
とはいえ欲望に忠実になります。
私は日本中……いや、世界中の民話や神話が知りたいんです!
ブクマ? ポイント評価? そんなことより知識欲を満たしたいのです!
──というわけで、各地の神話伝承を、皆様の知ってる範囲で教えてください! お願いします!(五体投地)




