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Various World Online  作者: 束白心吏
第一章 βテスト編
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第十三話 眠いです。案外世間は狭いです

本日二回目の投稿です!

 朝、来てしまいましたか。この時間が。

 俺はいつも通りの家事をして、いつも通りに登校する。

 うぅ、夜更かしは駄目ですねぇ………すごく眠いです。

 ただ、今回は浩平くんのほうがが早く学校に来ていた。


「おはようございます。浩平くん」

「ん? あぁ………おはよ………」

「なんか眠そうですけど大丈夫ですか?」


 良く見ると、浩平くんの目元には隈ができていた。

 なんだ、ただの徹夜ですか。


「いやぁ………昨日は課題が終わらなくてよ」

「あぁ………昨日のあれですか………」


 俺も昨日の事を思い出しながら言う。

 あれは少し難しかったですよ。


「あれ? 浩平くんって寝る前に勉強やるんでしたっけ?」

「いや、昨日は疲れててな………風呂に入って夕飯食ってから勉強した」

「そうなんですか」


 そうですか。まあ、昨日の体育は疲れましたしね。


「それじゃあ学校に早く来たのって……」

「ああ、学校に早く来てささって終わらせた」


 浩平くんは教科書とノート以外持って帰っていない。

 ワークもやらなければいけない時しか持って帰らないらしいです。

 やりかたは人それぞれだと思うので悪いとは思わないし言いませんが……。


「そういや、今日は『調理実習』じゃなかったか?」

「あ………」


 …………完全に忘れてました。


「課題の料理はなんでしたっけ?」

「確か………なんだっけ?」


 どうせ浩平くんは見ているだけですよね? 調理を。と思ったが口には出しません。

 言っても意味ないですから。


「まあ、確か食材は学校もちですよね。だったらいいです」


■■■■


「はぁ~朝の言葉を撤回したいです……」

「ん? ああ、『食材は~』とかなんとか言ってたあれか?」


 浩平くんは最終的に授業中に寝ていました。

 だから成績悪いんですよ………というか一夜漬けに俺を巻き込むのホントやめてください。


「あ、料理美味かったぞ」

「よかったです。お粗末様でした」


 俺がそう言うと『もうちょっと自分の料理に自信を持て』とか言ってくる、この図太さだけは凄い友人。

 それが俺にとって心地いいというかなんというか………。


 これで授業も終わりましたし、レポートの紙貰って帰りますか。


「お、今日も帰りの支度が早いこって………」

「今日は安売りで欲しいものは無いので一直線に帰宅ですね」

「そーなん。それじゃあゲーセンは………」

「今日は行きません」


 最近はゲーム中心の生活になってきている。

 なんか中学時代に戻った気分です。


「なに? やっぱ金か? 金が無いのか?」

「はい。家は母子家庭ですしね」


 俺は将来のためにここに来ているのですから。

 親が心配しないようにしっかりとですよね。


「ふ~ん………それじゃあ、また明日な」

「はい。また明日」


 俺は浩平と別れて玄関口へと向かう。

 今日は早く家事を終わらせてすこし『VWO』やってから寝ますか。

 ゲンテさんと合流したいし。


「あれ? 白峰さんも帰りですか」


 俺は下駄箱前にいた白峰さんに話掛ける。


「え? あ、ああ、真茅君。うん。私は今帰るところ」

「そうですか、俺もです」


 俺はそう言いながら下駄箱から靴を取り出して、上履きをしまう。

 上履きがなければもっと楽なんですけどねぇ。


「あ、真茅君。『VWO』のこと何だけど………」

「はい、どうしました?」


 俺は『VWO』という言葉に反応してしまった。


「まだ、ゲーム内での名前を聞いてなかったなぁ。って思って」


 俺はここ数日の記憶を探る。

 うん。言ってないですね。


「確かに。完全に忘れていました」

「そうだね……ここじゃ邪魔になっちゃう。喋りながら帰ろう」

「わかりました。俺は自転車とってくるので、校門前でまっていてくれませんか?」

「わかった」


 俺は急いで駐輪場に向かう。

 じいちゃんが『男を待たせてもよいが、女は待たせるな』って言ってたし。

 俺は鍵を鞄の中から取り出して、自転車のロックを解除する。

 ここへの道は結構狭いので、自転車を押して歩く。

 ぶつかったら大変だし。


「すいません。お待たせしました」

「ううん。いいよ駐輪場への道って狭いから」


 白峰さんもあっちの方まで行ったことあったのですか。

 そんな事を考えながら歩きだす。


「白峰さんの家はどっちにあるんですか?」

「私の家は歩いて二十分の……ちょうどあそこら辺かな」


 白峰さんは学校の北西側を指差す。


「それじゃあ、帰り道は同じ方向ですね」

「え? 真茅君の家って近いの?」

「いいえ、確かにに方向は同じなんですけど、距離が長いです」

「へぇ~、それじゃあ、中学は違うけど家の方角が同じなんだ~」

「そう言う事になりますね……」

「そうだね」


 白峰さんとの話は主に『VWO』の事がメインだった。

 しかし、途中から少し話題が変わった。

 それは、『VWO』の運営会社についての話になった時のこと。

 何故その話題になったのかは、あんまり覚えていないです。



「へぇ…………それじゃあ、真茅君も『WF』のユーザーだったんだ」

「ええ、そこまでフレンドはいませんでしたけど」


 この場で言う『WFユーザー』とは、『WF』が今も運営しているメッセージアプリに登録している者をさし、そのアプリにメールアドレスとパスワード、自身のニックネームを登録するだけで『WFユーザー』といえる。

 ちなみにその後は折り返しのメールがありそこから……という手順で登録が完了する。

 まあ、一言で言えば、普通の登録方法であり、白峰さんが『WF』というのは『掲示板』の話です。


「それじゃあ『VWO』を入手したのって……」

「はい、『WF』から『お詫び』の名目で送られてきました」

「それじゃあ、掲示板で『ビックリする』とか書かれていたのはこの事で合ってるね」


 俺達は沈んでいく太陽からの光を前に歩く。

 あー、夕陽が眩しい。


「でも、『WF』が大手ゲームメーカーとコラボなんて……」

「確かに。ゲームもなんか一部の人間にしか面白くなさそうなもの多かったし、大手とのコラボなんて夢のまた夢だと思ってた」


 俺達は言ってること酷いなぁ。等と思っているが、それを口に出してしまうのは仕方ないことです。

 まあ世の中言って良い事実と悪い事実があり、今俺と白峰さんは『ユーザーあるある』という名の悪い事実を言ってますけどね。


「あ、そうだ! ユーザーネーム教えてよ。『VWO』内で遊ぶのに名前を知らないのも困るし」


 これが本題なんだよね。と、白峰さんは言う。

 なんか、趣味のあう人との会話って楽しいですよね。


「それじゃあ、一斉に言いましょう」

「いいよ~。せ~の……」

「シロ!」「ショウ!」


 俺は白峰さんの合図で名前を一緒に言う。

 あれ? シロ? なんか聞き覚えが………それにノリも。


「………あの……白峰さん? シロって………」


 俺が白峰さんの方を見ると、白峰さんも、こちらを見ていた。

 え? まさか? まさかですか?

 世間は意外と狭いんですねぇ。


「もしかして……あのショウ君かい?」

「………はい、それとシロさん。口調が……」


 俺が白峰さんに口調を指摘すると、白峰さんが咳払いをして、とにかく! と、話を進めようとした。

 あ、頬が赤くなってる。恥ずかしかったんですかね?


「そ、それじゃあ、私はここで……」

「はい。それでは~」


 ちょうど帰路が分かれ、俺は白峰さんを見送って直ぐに家に帰る。

 ………夕食作りと平行して勉強すれば、いつも通りの時間から進められますかね?

 俺はバカな事を考えながら自転車をこいだ。


 結局、普通に家事をした。


■■■■


「あ~、恥ずかしい恥ずかしい恥ずかしい」


 私は私室のベッド上で、先ほどの自分の言葉に身悶えていた。


「なんであそこであの口調になっちゃうかなぁ……」


 私は悶えるのに耐えながら先ほどの会話を思いだす。

 真茅晶君……か。

 真茅君は1年の時から同じクラスの男子だ。

 もちろんそれ以外にも男子はいて、1年の時からよく一人の男子と話している。


 実は、晶君は最近気になっていた男子でもある。


「それが……まさか『ショウ』だったなんて……」


 ショウは私が唯一ボイスチャットで話す友人だ。

 確かに真茅君もショウも優しい。

 ショウには相談に乗ってもらったこともある。


「ああああああああ、どうしよう………」


 私がショウに相談したことには、気になっている男子の話もある。

 それも気になる男子は真茅君の事だったのだ。

 まさか知らぬうちに本人に相談していたとは………。

 私は疲れ泥のように眠るまで、ずっとベッドの上をゴロゴロと悶えていた。

なんで日常回のほうが文字数多いのさ………

あ、ホントに伝承とかの知識をお恵みください。お願いします使いますから!

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