第百二十話 藤原家の朝
ピーっと規則的に鳴るアラームで目が覚める。俺はスマホを操作してアラームを止めて、布団から這い出る。んー、朝日が眩しいですけどまだ眠い。
眠気に抗いながら立ち上がり、寝ている間に緩んでいた帯を締め直すと、眠気もどこか飛んでいくような気分になります。しかし瞼は重たい。眠いってことですね。はい。
まあ夜にきちんと寝ない俺が悪いわけですから、夜間充電していたスマホと共に部屋から出る。
起きたことに反応してか、バタバタと足音が。はて、そんな朝から元気なのは誰ですかねー?
などとぼんやり考えていたら後ろから衝撃。背中に当たる柔らかい感触で誰だかは理解しました。ついでに目が覚めましたおはようございます。
「おはようアキ」
「おはようございます。蕩音ちゃん」
わざわざ回り込んでまでバックハグしてくるその根気にかんぱいです。俺は蕩音ちゃんに離れてもらい、肩を並べて台所へ。そこでは更に早くから起きているお婆ちゃんが朝ごはんの支度をしています。
「おはよう婆ちゃん」
「おはよう晶。蕩音も、居間にいなさい」
有無を言わせぬ迫力のある婆ちゃんの言葉で、俺と蕩音ちゃんは渋々居間へ。
うーん、残念です。じゃあ洋士さんでも起こしにいきますかね。
どうせ朝方までインしていたのかもしれませんが………限度ってもんを考えたほうがいいと思うんですよね。少しは匠さんを見習ったほうがいいと思います。
なお匠さんは乾布摩擦をしていたりしますが………何か更に引き締まっているような? というか寒くないんですかね。
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朝とはいえ、この時期は人が多いので、大部屋を使って朝食を摂ります。人数が人数なので手伝いたかったのですが………台所の主の言葉は絶対。それに婆ちゃんに逆らってはならないと爺ちゃんからも言われてましたので。
だからこそ、気まずい空間から逃れる為に、俺は洋士さんを起こしに向かう。木造二階建てで結構広いお家ですから、丁度いいくらいに運動にもなるんですよね。実は。
二階の一番奥の襖の先が洋士さんの部屋です。奥には二つ部屋があって、片方は先日『DF3』配信をした部屋。配信部屋ですねー。もう片方が洋士さんの寝床です。四方が漫画や雑誌がパンパンに収まっており、どこか窮屈さがあるのですが………それよりも床が抜けないか心配になりますね。
「洋士さーん。朝ですよ」
「んー………後、八万秒………」
「一日中寝てる気ですか」
というか飽きますよ。そもそも喉が乾くでしょうし熱中症になりますって………まあ冗談はさておきです。
「何時までインしてたんです?」
「三時半。本気で後一時間は寝かせてくれ」
「やり過ぎです。というか蕩音ちゃんだってもう起きてますよ?」
「うるせぇ俺は寝るんだい」
そもそも今日が例外なんだよォ! と、布団に潜って叫ぶ洋士さん。暑くないんですかね?
まあ暇なのでここで暇潰しですね。俺は適当に某ゲーム週刊誌を取って読む。
んー、やっぱ暑いと思うんですよねぇ………あ、『VWO』特集とかやっていたんですね。
難産だった……もう次からはゲーム内の話にしてやるぅ! (確定事項)
おはようございます更新です。洋士さん視点とかやりたいけど幕間でやっちゃったからもういいかなーと思っているこの頃です。折角だし洋士さんの実況番外編とかやろうかな? 個人的に『I○』をやらせたい。『全エンド見終わるまで毎日生実況』みたいな。




