第百十二話 メッセと到着
久方ぶりにゲンテさん達とメッセを。
──といっても、ちょくちょく遊んでましたけどね。
「あ、ゲンテさんからメッセ──皆さーん。朗報でーす」
さらにアテネへ帰れなくなりましたー。
シロさん達がメッセージをのぞきこむ。
「………ふーん」
「お、ちょうどいいじゃん」
どうやらエガレオにいるそうなので、レベリングを優先的に頑張っていきましょか。
『この人達、グラウンドクエストやる気あります?』
ないです。
■■■■
現実時刻、午前三時。
レベリングを始めて一時間。俺は『タルワール』を鞘に納め、成果を見る。
「レベル15、SP90、BP50、《剣》レベル10で進化して《刀》、《鑑定》と《感知》がレベル5、《体術》と《風魔法》がレベル4………んー! やりきりましたねぇ」
ちなみに《料理》スキルはレベル5になりました。
んー、スキルの育成は充実してますね。
「よ、ショウ」
「お疲れ様です。ロビン──ヨウゲツさん」
隣に弓矢を背負ったヨウゲツさんが立つ。
「ロビン・フットか………俺もなれるかね?」
「なれると思いますよ? ナーサリー・ライムみたいな感じで」
喋りながら、俺は新アーツ『導引』を使う。
これは能動的に発動するアーツなのですが………普通に屈伸運動とかをするんですね。それで自然回復力を高めたりするという。
ちなみに熟練度を上げると効果が高くなる以外にもバフがつくらしいです。
「ロビン・フットはマザー・グースってか? その説採用」
おー、《仙術》のレベルが上がりましたねぇ………早速『行気』のアーツを習得して、と。
「………なあ、話をしようぜ? お兄さん寂しいと死んじゃうんだ」
「どこの兎ですか?」
「迷信の兎だな」
ですよね。とりあえずHPとMPを全快させ、俺たちはエガレオへと向かう。
なお、ヨウゲツさんは13、シロさんトアちゃんは14、シロちゃんとエラくんは15になり、エラくんは更にモンスターをテイムしてました。
「ピクシーさんはどうです?」
『パラスが12で、マリンは8………ですけど、マリンの《回復魔法》と《祈り》がレベル8ですよ。ええ』
それはすごい。
ちなみに最終的にヨウゲツさんと組んでレベリングしてましたね。俺は一人でしたのに。
ちなみにシロさんとトアちゃん、ツキちゃんとエラくんのコンビもいましたねぇ………俺だけソロとか。
「あ、皆! 前方に群れ!」
「お、ラッキーですねぇ………それじゃあヨウゲツさんとパラスさん。ツキちゃんお願いしまーす」
「『ショウ (さん)もな!?』」
はいはい。りょーかいです。
俺は札を取り出し、右手二本指で挟む。
「準備完了です」
「………ん」
「俺もだ」
『私もです!』
パラスさんの言葉と共に、俺たち三人のアーツは発動した。
「『天之四霊・鳳凰』!」
「『流水星』」
「『複製魔矢』!」
「『乱射』」
俺は火の鳥とツキちゃんの巨大水弾による範囲攻撃。ヨウゲツさんは着弾まで増え続ける魔法の弓矢。パラスさんは高DEXにモノを言わせたがむしゃらな連射。
「………何この悪魔達」
「『「失敬な」』」
シロさんの呟きに反応した俺とヨウゲツさん、パラスさんは抗議します。
ツキちゃんは………何故か威張ってます。
そしてそれを見たシロさんが何かに気づいてぐぬぬ…と呻いているのですが………何故?
「パラスさん。青春だと思わないか」
『私もあんな青春、送りたかったですよ』
そちらは何故遠い目を?
そんな事がありながらも、俺たちは無事エガレオに到着した。
【お知らせ】
真面目なやつです。カクヨム甲子園用に書いた作品をなろうでも投稿します。理由、某悪役令嬢短編の別視点だから。
『乙女ゲームの攻略対象の貴族に転生しました~とりあえず妹の恋路を応援します~』
URL
https://ncode.syosetu.com/n5548gr/
カクヨム版にノワール視点を投稿したので公平性を期すための投稿です。毎日投稿で四話くらいで終わる短編ですので、時間があればお読みください。




