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Various World Online  作者: 束白心吏
第二章第一節 ディオニュソスの獣
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第百一話 四人寄れば二組に割れる。当然ですよね。

 男子陣と別れて、私達はショッピングをしてます。

 朝から大賑わいをしている珍しい光景に心を震わせ、私は回復薬や魔法の触媒、採取用ナイフを買う予定でした。

 しかしです。他の三名は………。


「私がアキの一番」

「違う。私」

「『VWO(こっち)』だとショウっで名前でやってるからね!?」


 約一名ツッコミを入れていますが………はい。正直うるさいです。

 というか本当姦しいですね!? 知っていましたが! 隠れている時から聞いていましたからね!

 ………まあシロさんは喧嘩に入りきれていませんが、止めようともしてないのが一番の問題だと──メッセージがきましたね。

 私はショウさんからのメッセージに目を通す。

 ちなみに私のフレンドリストにはショウさんの名前しかないです。

 まあ私自身、ショウさんがログインしてないと『VWO』にいられないので必要ないだけですが。


 ──え? もう終わったから柱廊とか見てますと? ………え? ズルい私もそっちに行きたい………。

 ふと、私は今も喧嘩? をしているお三方を見る。


「アキの秘密なら色々知ってる」

「ん、にぃの女装趣味は?」

「『プライバシーの侵害は止めましょう!』」


 流石にそれは止めますからね!? というか女装趣味とかショウさんどこ向かっているんですかね!? 確かに似合いそうですけども!


「アキに女装進めたのは私」

「にぃのお嫁さんはわたし」


 バチバチと火花を散らすお二人に、シロさんはため息をついています。

 ………あれ? もしかして同士?


「………お互い、苦労するね」

『先、お買い物しちゃいません?』

「そうだね」


 買おうと決めていたものを予算内で買っていく私とシロさん。

 ああ、平和。早くショウさん達と合流したい………。


「アキは私の嫁………」

「私の旦那様………!」


 ………。

 ………………。

 ………………………嗚呼、早く合流したいなぁ。


■■■■


『──というかショウさん押し付けましたね!? 私達大変だったんですからぁ!』

「はは………お疲れ様です」


 ショウさん達と別れて三十分後。再び合流場所である噴水前までたどり着いた私は、ショウさんに慰められていました。

 ………その笑っている顔。もしかしなくても面白く思っていますよね?


『………くぅ、スクショも完璧すぎて文句が言えない!』

「ドンマイです」


 その笑顔が憎い! だが許す!

 私とて苦労を知った側。いつもあんな空間にいるショウさんとか仏なんですか?


「あー、いつもじゃないですし、最近は諦めてますからねぇ………」

『え? 口に出てました?』

「はい」


 うわマジか………AIらしからぬ失態。

 まあそれは置いといて………。


「よーし、それじゃあ。行けるとこまで行ってみよー!」

「ああ………人生はとても美しい………」

「「『境界を(ビューティフル)○えるもの(・ジャ○ニー)』!」………って、何言わせてんだよ!」


 というかヨウゲツさんだってノリノリでやってるじゃないですか。

 まあ言わせたのはショウさんですけど。

 そんな軽いノリで、私達の初日の旅が始まった。

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