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竜が水面に映るとき

作者: 篠城将朝

 夕暮れには幻がつきまとう。

 コンビニ帰りの夕暮れの道の、昨夜の雨の水たまりの中。そこに天翔ける竜が映っていた。雲を突き抜け雄々しく、美しく羽ばたいていた。しかし空を見上げど姿は見えず、竜は水たまりの中の小さな空のみを翔けていた。

 水は夕日を浴びて赤く輝いた。どこから甲高い獣の雄叫びが聞こえる。これが竜の声なのだろうか。近くを自動車が通り抜け、水たまりを通過していく。水面の竜は雲影に隠れると二度と現れはしなかった。気づけば空には一番星が寂し気に浮かんでいる。

 

 


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― 新着の感想 ―
[一言] 虹の話かと思いました。 「虫」が蛇や爬虫類を表すように 「工」が天と地を繋ぐ龍を表し 主虹と副虹で雌雄の龍を表してたりとか。 もっと幻想的でした。
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