天国と地獄の間
あぁー疲れた。
ここに来てから何時間たったのかわかんねぇよ
ほんと、帰りたい
みんな心配してるかな??
助けた犬は元気にしてるだろうか?
いや、それよりも今自分の心配しろよな!
とりあえずここには何もない所だって事はわかった、
よしちょっと休憩でもしよう!!
その時
「ガチャ、ギィィィィィ」
ん?なんだ??
眩しくて見えねー
光の中に影が見えた
「吉田 春馬さんですね?」
はい、そうですが!?
「御迎えに参りました」
やっと目が眩しい光に馴染んできて影の中の人を
だんだんと見えるようになってきた。
よく見ると 黒のスーツに、裸足、顔は、、、
能面の仮面を被っていた。
うわっ!何であんたそんな仮面被ってんだ??
「事情は言えませんが、この仮面で私と判断してください、あ‼︎申し遅れました、名前はサイとお呼びくだサイ、なんちゃって」
春馬は怖くてうなずく事しかできなかった。
「さぁ、行きましょうか??」
どこにですか?
「付いて来てください」
すると能面男は眩しい光の方へ
サイさん!前が見えません!
「もうすぐですよ!」
眩しすぎて目を閉じ、目を開けると
そこには 「大きな川」「大海原」「色んな花」が!
ここは天国ですか??
「サイは能面の仮面ごしにこう言った」
「ここは、天国でも地獄でもない所ですよ。
春馬さんにはここでやる事があります
親より先に死んだ人は 親不孝者になります
なにをするかわかりますか」
もしかして石を積む?
「ピンポーン!正解です」
それをすれば良いの?
「はい!ですが イタズラ好きな鬼が積んだ石を払に来ます、なので親が死ぬまで待つか、石を積んで天国に行くか生き返るかです」
え?生き返れるの?
「それは、あなた次第ですよ。」
もう一つ質問良いですか?
「はい、もちろん」
僕は地獄に落ちたりしますか??
「地獄に落ちる可能性がある方はここにはこれませんよ、ここはどちらでもない所ですが、チャンスを与える場所、あなたは良い事をして死んだ、これは最後のチャンスなんです!!
そ、そうなんだ!!良かった!
「でも、いつ終わるかわからないからある意味地獄かもしれないですけどね、、、。っとボソっと呟いた」
よしやるか‼︎って石がねぇー‼︎
「フフッ 石は自分で探してここに積んでくださいね」
まじか!大変そうだけどやるしかねぇ!
行きかえってやるかんな!
「頼もしいですねぇ、それでは私はこのへんで」
するの能面男サイは暗闇の部屋へ入りドアを閉めた
よし!まずは石を探すかっ‼︎
「ゴゴゴゴ、ゴゴゴごォ」ゴゴゴゴゴゴゴゴォォォ」
なんの音だ??あっちからか??
「春馬は音のする方へ走った」
うぉ、あぶねぇ‼︎
こんなとこに崖があるとは、、、
ん?ありゃなんだ??
よーく見てみると
鬼?なのか?
分かりずらいけど、、
あれは4メートルから5メートルで
体重はおよそ500キロはありそうだ!
「初めての鬼を見た春馬は震えていた」
怖い、怖い、怖い、怖い、怖い、怖い
こんなのに見つかると殺されちゃう!
早く石を見つけなきゃっ
「春馬は大急ぎで サイと離れた所まで走った‼︎