表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
キミがくれた記憶  作者: 海菜月魅礼
第一章 百花美琴
1/1

日常

 ̄ ̄ ̄キンコンカンコーン ̄ ̄ ̄


放課後を知らせるチャイムの音が学校中に響き渡る。その音を待ってましたと言わんばかりに、生徒は皆、勢い良く立ち上がっていく。



さっきまで、授業を右耳から左耳へとうけながし、魂の抜け殻のようにしていた様子が嘘のようだ。



それぞれの生徒の表情に生気が宿りだす。眠い授業から開放され、これからの放課後をどう過ごすか考えているみたいだ。



部活の猛練習に励む者。帰りに、新しくできた駅前のケーキ屋さんに行こうとはしゃいでいる者。教室で、放課後のおしゃべりに花を咲かせようと、机を寄せ合っている者。



様々な形で、放課後という時間を満喫する準備をしていた。




・・・そんな中、一人だけぽつんとたたずむ少女がいた。彼女は、誰とも目を合わせず、会話を交わすこともなく、ただ・・・かばんを片手に教室を出て行く。



彼女の動きに数人が一瞬だけ目を向けたが、すぐに反らし、再び話題を元に戻す。



扉が閉まる音が静かに響いた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ