表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/5

俺は君のおかげで生きる意味を知った。5



***





「よしっ! 今日も頑張るぞ」


と、仕事始めの前に気合を入れるのが俺の日課になっていた。








不思議なことに俺の周りが。

俺自身が少しずつ変わり始めてから、変化し出した。






店長とショップの仲間も今までには無かった、接し方で接してくれるようになった。









店長は俺に責任ある仕事を任してくれるようになった。



仲間は俺を頼りにしてくれる。





俺は堪らなく嬉しい。










ある日。





店長が今までの要らなくなった、書類整理をするから手伝って欲しいと言ってきた。






俺は、良いですよ、と返事をして事務室を手伝っていたときだった。







思わず、何かの書類が入っているファイルを床へ落としてしまった。






その瞬間。





俺の目の中にある奴の顔写真が飛び込んできた。







あいつだった。







それは昔の履歴書だった。






俺はその履歴書を店長に見せて、教えてくれと、詰め寄った。







店長は俺が凄く尋常ではなかったので。

知り合いかと思い。全てを話してくれた。








小さい頃から歌手になりたくてここのショップでバイトしながら、一生懸命に頑張っていた、と。





でも、ある日のことだった。

店内の整理をしていた時。





バイトを掛け持ちしていた為。寝不足気味だった為にあまり段のない梯子からめまいを起こして、転倒し。



頭を床に激しく打ち付けてしまった。



彼女はそのせいで打ち所が悪かったせいで、未だに病院のベッドで眠り続けててるそう店長は話してくれた。










俺は店長から病院の場所を教えて貰い。早退させて貰った。






彼女と俺が出会ったは。





俺があんまりにも見てらんないほど酷かったから。

一か八か話しかけてみたんだ。




自分の命が何度も何度も危ない状態に陥っていたのに。







俺のために。










病院に着き。


彼女の病室を嘘っぱちで聞き出した。



遠い親戚付き合いで知らなかったとか言って。









    





    ***










生きているよな?






俺は、彼女の病室の扉を開けて、入った。






そこには彼女がベッドの上で眠っていた。








ちょうど病室に居た看護師の話によると。


何度も危ない状態があったものの。彼女は目覚めたと・・・



彼女が生きたいと強く願ったから奇跡が起こったと言ってから。






看護師は俺を見て。




あなたの為だったのね、と。

それを言うと、病室から出て行った。









俺はお前からずっと応援のエールを貰っていたんだな。






俺。これからまだまだだけど、もう自分から逃げないよ。






将来からも ……やっと、スタートしたんだ。











俺は此処に居るからさ。





まだまだ駄目な奴だけど。





お前の名前。




お前の口から教えてくれよ。












             【完】



最後まで読んでくださいましてありがとうございました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ