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俺は君のおかげで生きる意味を知った。3
ところが、俺の嫌な予感は的中した。
前よりも俺の前に現れる事が少なくなってきた。
嘘だろう・・・
もっと俺にいろいろと説教してくれよ。
マジで心配してくれるのはお前だけなんだよ……。
成仏とかしないでくれよ。
俺にずっと取り憑いててくれよ。
そう俺は声を振り絞って、幽霊の女へお願いした。
「私はまだ幽霊になってないよ! まだ死んでないよ」
えっ!? 死んでない……。
「拓哉に話かけたら声が通じて嬉しかったよ……」
そう言って。
まただ! 消える前兆だ。
それも苦しみは更に酷くなってきている。
「生きたいよ ……拓哉が羨ましいよ ……なのに拓哉は生きているくせに生きていない……」
「あっ!? お前!!」




