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DARK・MAGIC ~闇夜の奇術師達~  作者: 夜猫
4章 ≪魔法学園奮闘記!≫
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16話・SATAN AND HIS COPANION

―――side空志

 「よっ。来たね」


 「「「「「「「「「「おはようございます」」」」」」」」」」


 ボクとリカにスズ、カザハ、杏奈、アスカ、レクト、リオネ、忍、四条さんはすでにいたサリナさんに挨拶をした。

 レオはボクのローブの制服のフードの中で寝てる。


 「おはよう。もうじき来ると・・・あ、来た。アレが今回の担当の先生。つか、レイだ」


 「なるほど、レイ先生だったんだ」


 サリナさんが示した方向からレイ先生とその手伝いらしき先輩の姿が見える。


 「おはよう。すみません、準備のチェックで遅れました」


 「構わないよ。ついさっき集まったところだし。じゃ、早速だけど森に送ってから徒歩でポイントに行って」


 「わかりました」


 サリナさんとレイ先生は後二言三言話すとレイ先生がこっちに来た。


 「じゃ、よろしく頼むよ。でも、危ないときは逃げるんだよ」


 「ソラがいるから大丈夫!」


 「・・・だから所構わず抱きつかないで」


 「イチャイチャするのはいいけどちゃんと仕事してね」


 ボクがイチャイチャしてませんと言おうとしたら視界が歪む。

 視界が元に戻るとそこはあの森だった。


 「じゃ、指示されたポイントはこっちだ」


 そういうとレイ先生はボク等の前に立って進む。

 別にレイ先生も魔法使いだから何かが出てきても対処できるからね。ボク等の任務は魔法使用中のレイ先生のガードだから、のんびりとしてようかな?


 「今日もいい天気ですわ」


 「オレッチ、早く目的地について昼寝がしたい」


 「ねね、鈴音ちゃん。このお菓子わたしのお勧め」


 「・・・お!?これは!?」


 「忍、あの毒々しい色のきのこは何だ?」


 「・・・******です」


 「・・・スマン。もう一回いいか?」


 「・・・******です」


 「何だよその聞き取りにくい名前は!?」


 「・・・ちなみに猛毒です」


 「じゃ、あれは何だ?」


 「・・・知りません」


 「あれは?」


 「・・・******です。ちなみに神経毒です」


 「ね~ね~着いたら一緒に散歩しよ!」


 ・・・緊張感の欠片も無い。

 ボクは一人≪月詠ツクヨミ≫を発動して周りの魔力感知にいそしむ。


 「・・・・・・あれ?」


 「どうかしたのかい?」


 レイ先生が尋ねてくる。


 「いえ、マナがおかしい?」


 ホントに目を凝らさないとわからないけど魔力の流れが異常だ。

 ボクがこの目でマナを見るとすごく綺麗な金に近い色がさらさらと流れていってる。

 でも、今、目の前ではどこと無くその魔力の流れが滞っているような気がする。


 「・・・わかるんですか?」


 そういう風に声をかけてきたのは四条さんだった。


 「どういうこと?」


 「い、いえ。ひ、独り言です!」


 そういうと四条さんは顔をうつむいてしまう。

 ボクとレイ先生は首をかしげる。


 「あ~!?カザハが杏奈に突き落とされた!?」


 ボクが四条さんに尋ねてみようと思ったら空気をぶち壊された。


 「ちょ!?カザハ君は大丈夫なのかい!?」


 「・・・事故!ただ、わたしは・・・動物達にカザハにイタズラして遊ばないか・・・」


 「結局は杏奈が犯人だよね~」


 「まぁ、代表なら大丈夫ですわ」


 「うぉぉぉぉおおおおおお!!!し、死ぬかと思った!?」


 「・・・さすが風葉殿」


 「言ったとおりでしょう?」


 「ソラ?浮気?」


 「いや、浮気以前に彼女とかそんな人がいないし」


 「ソラのバカァァァァアアアアアア!!!!!」


 「え?何で、ちょ!?ごばは!?」


 こんな緊張感の無い空気のままボク等はどんどん森の奥に進んでいった。






 「ここだよ」


 道中はボクがリカに殺されかけた以外で特に何も無い。

 平和なはずの道中で何でボクは命の危機にさらされたんだろう?

 ま、それはいい。ぶっちゃけいつものことだし。

 それで、ここは最後にカザハとジグが魔法をぶつけ合ったところ。

 どうも、カザハとジグの魔法で地盤にかなりのダメージがいってるらしい。

 ボクはよくわかんないけど。

 むしろ、さっきから目にするマナのほうが気になる。


 「じゃ、準備を始める。配置についてくれ」


 「「「はい!」」」


 そういうとレイ先生と一緒に来た先輩たちはレイ先生を中心に円を描くように並ぶ。

 これは・・・。


 「魔法陣?」


 「あぁ。元々、魔法陣はこういう風に多人数でするために考え出された方法だ」


 カザハがボクの隣に来てわざわざ教えてくれた。


 「確かに魔法史なんかでは大昔の人は魔法陣による詠唱を使っていたらしいが、魔法陣は一つ一つ覚えなきゃいかんだろ?」


 「うん。でも、詠唱でも同じことが言えるんじゃないの?」


 「いや、実を言うと詠唱は別にコレと決まってないんだ。だから自分なりのニュアンスで魔法を構築してもほぼ同じ魔法ができる。だが、魔法陣は魔法文字コード一つを間違っただけ、あるいは別の魔法文字コードで代用とかしても発動しない」


 「へ~。で、面倒な魔法陣形式は時代と共に無くなっていったと」


 「ま、そういうことだな」


 こんな風にしてて護衛になるのかな?ってボクは思った。

 でも、幸いにもボクの目で見てもマナがおかしい以外に特に危険は無いはず。

 ま、ボクの視界の中で、だけど。


 「「「―――母なる大地よ、我らの願いを聞きたまえ・・・」」」


 でも、コレが集団での魔法陣の使用か・・・。今回はみんな土系統の属性だけどカザハが前にやったように別に全員が同じである必要は無い。

 ここでの親みたいなのがレイ先生で他の人たちが子。

 まぁ、今回は繊細な作業をするために全員が集中して魔法陣の維持と詠唱をしている。


 「確かにこんなところを襲われたらひとたまりも無いね」


 「・・・ソラが言うと現実になるよ?」


 「いやいや、いくらボクでもそんな「じゅ、十時の方向に、な、何かいます!!」・・・・・・え~」


 やめて!?

 みんなしてお前のせいで・・・みたいな顔しないで!?


 「アスカ、本当か?」


 「イエス!魔獣っぽいよ。動きがかなり速くて当てる自身が無いし・・・それに距離がざっと一キロって普通は気づかないよ?」


 「あ、そ、それは・・・その・・・」


 「そんなことより戦闘準備ですわ!!」


 「いや、オレッチ達は無理だよ」


 「何故ですの?」


 「人形忘れた」


 「バカですの!?いいえ、バカなんですわ!!」


 「・・・ゴメン。動物たちが怖がっていて無理」


 「なら、主戦力は俺にソラか?」


 「アタシは?」


 「リカはスズのサポート・・・いや、前衛でいいのかな?レオ、起きて」


 「にゃ?」


 「わたしは大丈夫だよ~」


 ボクは既に銃をホルスターに吊ってある。

 レオは大きくなって、リカとスズも武器を呼んで構える。

 カザハもナイフを取り出して詠唱の準備をする。


 「よし。ボクとリカが前衛。カザハはレイ先生たちを守ってて。スズとレオはいつもどおりで」


 カザハだけ地味に遠まわしな戦力外通告。

 カザハは眉をひそめるとボクにつっかかるようにして言う。


 「おい?俺も少しは戦えるぞ?」


 「いや、普通にこの中で一番弱いから」


 「・・・だが、アンジェリカよりは強いと――」


 メキャァ!


 「言うわけないな。スマン。調子に乗った」


 何があったかは各自のご想像にお任せします。

 ボク等の目にも魔力を捉えるようになって来た。

 でも、何故か目がチリチリする。

 ・・・疲れてるのかな?


 「アスカちゃん、距離は~?」


 「後・・・600・・・・・・・・・・500・・・・・・・・・・」


 カウントごとに魔力と音が響く。


 「・・・・・・300・・・・・・・・・・200・・・・・・・・・・100!!」


 「今だ!!レオ!!」


 ボクは銃を、レオは咆哮覇を放つ。

 すると攻撃されて怒ったのか咆哮があがる。

 レオの咆哮覇で木々がなぎ倒され、視界を粉塵で埋め尽くす。


 「≪突風トップウ≫!!」


 ボクの魔法で粉塵を払う。

 そこには異形の生物がいた。

 熊のような体躯に不釣合いなほど大きい腕で左右で大きさが違う。

 目がギョロギョロとせわしなく動き、口からはよだれと言うかなんと言うか・・・口では表現しづらい粘液的なモノがたれる。

 ま、一言で言うと・・・。


 「・・・グロい」


 「わたしもそう思うよ~」


 「・・・そういえばソラたちは魔獣は初めて?」


 まぁ、そだね。

 てか、魔物と魔獣ってどう違うの?


 「魔獣は魔力によって汚染された生命体。基本的に凶暴な性格で暴れまわる。でも、魔物は過去に魔力によって汚染されながらも一つの種族として確立したものって言われてるの。ちなみに魔獣はあんな風に不恰好なヤツほど弱くて、整ってくると強くなる」


 放射能でやられた的な感じ?


 「へぇ~。じゃ、魔物って元は魔獣だったかもしれないんだ?」


 「うん。でも、それは本当にごく一部。狼人間とかがそうらしいよ」


 「そうなんだ~」


 あ、そういえばボク等余裕でしゃべってるけど戦ってます。

 地味にこの子タフで攻撃してもへこたれないんだよ。


 「・・・ですが、コレはおかしい?この程度なら既にやられているはず」


 「・・・確かに。このぐらいならどんなに高く見積もってもCランク。わたし達学生でも冷静に対処すれば簡単に倒せる」


 「・・・いや、そんなわけ無いでしょ。三人がかかりでコレだよ?」


 ボクは目の前の魔獣に目を移す。

 そこにはほとんど無傷の姿。


 「・・・ちなみにそのランクってどのへん?」


 「オレッチ達のランクと同じ。」


 「ちなみにSとやろうと思ったらどうなる?」


 「学生では三谷以外に倒せる人間はいないと思う」


 要するにこの魔獣は異常すぎるってコト?

 なら、少しがんばろう!!


 「リカ!少し本気で行くから危ないときは守って!」


 「わかった!」


 久しぶりにヤツを使おう。

 この頃は出す機会が無かったし。

 ボクは銃をホルスターに収める。


 「魔法陣、展開!」


 ボクが地面に両手を地面に叩きつけると前に魔法陣の中に八つの円が描かれ、複雑な紋様が特徴的なあの魔法陣。


 「≪八岐雷大蛇ヤマタノオロチ≫!」


 戦術系の八つの頭を持つ雷の大蛇が魔法陣から出てくる。


 「す、すごい、です・・・」


 「・・・もう、おどろかねぇぞ」


 「すげ~!かっこいい!」


 「ホントに非常識ですわ」


 「・・・さすがは三谷殿」


 何か言われてるけど気にしない!


 「リカ下がって!行け!」


 ボクがそういうとリカはボクの隣にまでバックステップ。その代わりに雷の大蛇は八つの頭で魔獣に噛み付く。みんなは今まで見たことが無いリカの身体能力に驚いてるけどボクが身体強化系に特化してるからって前に説明したから特に何も言わない。

 魔獣は断末魔の叫びを上げる。魔獣はその左右で違う大きさの腕をふるって大蛇を倒そうとするけど、ボクのこの魔法は大きさに頼ったものじゃない。全体を一気に破壊しない限り再生し続けるエグさにある。

 首を一本落とされるけど落とされた首が消えると変わりに一瞬で新しく首が再生して再び噛み付く。


 「三谷君が敵じゃなくてよかったわ」


 「うん。わたしもそう思う。絶対にわたしの狙撃じゃ勝てない」


 「いや、さすがに狙撃されたら無理だと・・・」


 ボクの脳裏に間学園でのテロ集団に追いかけられる日々が再生される。

 ・・・ひょっとすると大丈夫かも・・・・・・。

 そんなことを思った瞬間だった。

 いきなり魔獣が再び大気を振るわせる咆哮を放つ。

 すると、魔獣を中心に黒い魔力が周りに衝撃波として放たれる。


 「ッ!?あぁぁぁぁああああああ!!!???」


 「ソラ!?」


 「ソラ君!?」


 「がぅ!?」


 いきなりボクの目に激痛が走る。

 何だ!?

 おかしい!こんなことは今までに無かった!!

 そして、魔獣は黒い魔力を放ったまま腕を大蛇に振るう。

 すると、ボクの魔法が破壊された。あの再生能力を持つ≪八岐雷大蛇ヤマタノオロチ≫を、だ。


 「あ、ありえない!?」


 「何で!?」


 ボクとスズは驚く。リカとレオはとっさに前に飛び出して鎌と爪で魔獣に切りかかる。

 すると、魔獣はさっきまでとは違う威力で腕を振るう。


 「ッ!?・・・ヴァ「ダメだ!!」でも!!」


 「おい、何で驚いてんだ?確かにアレはお前の切り札なんだろうが・・・」


 「あ、あの、魔法は≪焔鳥ホムラドリ≫、≪雷燕ライエン≫と同じで魔法自身に人工知能(AI)をつけた魔法。でも、この二つと違って対象を倒すかボクが発動を停止させるまで魔法を破壊されても再生する魔術構成プログラムを組んである」


 ボクは痛む目を気合で無視して再び≪八岐雷大蛇ヤマタノオロチ≫を発動させる。

 でも、魔獣はそうすれば消えることがわかってるみたいに腕を振るう。また、ボクの魔法が破壊される。


 「ま、まさかコアを!?」


 それ以外にありえない。

 魔獣はそんなことができるのか!?

 なら、本気で行くしかない!!


 「スズ!!足止めして!!

 ―――其は、魔に属す法則」


 「そこまで!?」


 ボクは真言を発動させるためにスズは≪相殺殻アンチ・シェル≫で足止め。

 心なしかボクの目の痛みが引いた気がする。


 「≪月夜ツキヨ≫!!」


 ボクは魔法陣に手を突っ込むとそこから一振りの刀を取り出す。

 『月閃ゲッセン』。ボクはその刀を手に魔獣を見る。

 でも、そこでまた、痛みがぶり返す。


 「ぐッ・・・・・・」


 ボクは痛みに耐えて相手の核を見つけようとするけど痛みで集中できない。

 というか≪月詠ツクヨミ≫の発動が解けそうだ。


 「・・・あぁッ!?」


 そこでボクの≪月詠ツクヨミ≫が解けた。

 それと同時に真言も解除されてしまった。


 「・・・はぁ、はぁ・・・マジかい・・・」


 ≪月詠ツクヨミ≫が切れると真言も強制的に解除されるのか!?

 こんなの初めて知った。


 「ソラ!?大丈夫!?」


 真言が霧散したのに驚いたのかリカが大きな声で焦ったように、目の前の敵の攻撃を流しつつボクに聞いてくる。


 「大丈夫・・・」


 でも、やばい。

 ボクは≪月詠ツクヨミ≫ができないから相手に通じるような強力な魔法のほとんどが使えない。

 リカは吸血呪ヴァンパイア・スペルを使えばどうかわからないけどみんなの前では使えない。

 スズは攻撃のすべを持たない。

 他のみんなの魔法では決定打にならない。


 「リカ!ボクはもう一度だけ真言使う!!」


 「大丈夫なの!?でも、何でアタシに聞くの!?」


 「コレはリカにしかできない!君だけが頼りなんだ!!」


 「え?そんな・・・/////」


 ・・・何か勘違いしてるような気がするけど今は説明する暇が無い。


 「≪月詠ツクヨミ≫」


 ボクはボソッとつぶやくように言う。

 すると、魔力の流れが再びはっきりとわかるようになる。

 それと同時に目の痛みが激しくなる。


 「―――其は、魔、に属す、法則・・・」


 途切れ途切れになりながらも真言をつむぐ。

 でも、そこでも不運は続いた。

 今度は敵の口に光が収束し始めた。


 「ま、まさか咆哮覇!?」


 魔獣の咆哮が響くと同時にレオの放つ咆哮覇の黒バージョンが放たれた。

 ボクに向かって。

 さすがに死ぬかも・・・。


 「いや、普通なら死ぬからな?≪闇の侵食ダーク・イロージョン≫」


 ボクの目の前にいきなり黒い壁が出現する。

 それが黒の咆哮覇を喰らい尽くそうとするけどアレの威力はハンパ無い。

 既に一部突き破りそうなところがある。


 「少し調子に乗りすぎですよ?」


 魔獣の死角から飛来した影が魔獣の横っ面を蹴飛ばす。

 すると、魔獣は不意打ちに頭を地面に打ち付ける。

 それと同時に咆哮覇がボクからそれる。


 「アンタもらしくないわね」


 魔獣の周囲が寒くなったと思うと一気に魔獣が氷漬けにされる。

 でも、それにも関わらず魔獣はギョロギョロ目を動かしてボク等を襲おうとしてる。

 ボクは既に最終段階に入った魔法を発動させる。


 「≪月夜ツキヨ≫!!」


 魔法陣から魔力があふれる。

 でも、そこから現れたのは刀でも弾丸でもない。

 とても大きな鎌。

 銘をつけるなら・・・『月狩ツキガリ』。


 「リカ!!コレで叩き斬って!!魔法で!!」


 「!?・・・わかった!」


 ボクは魔獣を見ないようにしてリカに鎌を投げる。

 リカは器用に鎌を受け取るとそれを思いっきり振り下ろす。


 「―――吸血呪ヴァンパイア・スペル血濡れの大鎌デスサイス≫!!」


 すると大量の斬撃の衝撃波が魔獣を埋め尽くすほどまでに放たれる。

 コアがわからないなら全体を攻撃すれば・・・・・・・・一発ぐらいは当たる。

 魔獣が断末魔の悲鳴を上げる。

 すると、さっきまで猛威を振るっていた魔獣は静かになる。

 ボクは恐る恐る魔獣を見ると魔獣からは魔力が消えていた。

 何とかやっつけたみたいだ。


 「・・・で、何でここにいるの?」


 「おいおい。命の恩人にそれはねぇだろ?」


 「てか、アンタがピンチになるって珍しいこともあるもんね」


 近くの木陰から腰に短めの双剣を左の腰にさしたイケメンの魔法双剣士と眼鏡が似合うお姉さまな数法術士。


 「まぁ、ソラさんの疑問も最もだと思いますよ?」


 魔獣の近くから長髪の爽やかスマイルの格闘薬剤師。


 「お~!?リュウ君にシュウ君に冬香ちゃん!こんなところで会うなんて奇遇だね~」


 何故か巷で噂の『闇夜の奇術師団』の全員が集まった。



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