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DARK・MAGIC ~闇夜の奇術師達~  作者: 夜猫
3章 ≪すくーる・ぱにっく!?≫
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4話・CALM BEFORE THE STORM?

―――side空志

 「はぁ、ボクはどうなるんだろう・・・」


 インチョー達が帰ってからボクはなんとなく寮の屋根の上に座って月を見ていた。

 ・・・月、ボクの属性。

 今考えるとこの二ヶ月だけでいろいろなことに巻き込まれた。

 まずは突然襲われて、そこをリュウに助けてもらって魔窟ネストに行った。

 そして、優子さんや颯太さん、アリアさんにガントさんに会って、それで向こうの人間の町に行くとそこでリカが冬香達に襲われてそれを助けて、何故か魔窟に来たら二人とも妙になじんで、そして智也さんとその国に魔窟を襲撃されて。

 五月はオリエンテーションでインチョーに田中に宇佐野さんにボク等のことがバレて、また、魔法合戦して、ボクはこのときに暴走してみんなを傷つけた。

 そして、今度はコレだ。ホレ薬事件。


 「何だかホントにいろいろなことがあったよな~」


 「ソラ?こんなトコでどうしたの?」


 「ん?リカ?・・・あれ?いない?」


 声の方向を向くとそこには何もいない。

 ・・・いや、よく見るとコウモリがいる?


 「あ、ゴメン、すぐに解くから」


 そういうとコウモリがいたところに突然リカが現れた。

 ・・・そういえばコウモリにも変化できるって言ってたね。

 後は狼だっけ?


 「いや、なんとなく月を」


 「・・・ソラの属性だもんね」


 ・・・いつもよりボクとリカの距離が遠い。

 なんだろう?

 リカはいつもボクの側にいたからだろうか?

 何だか・・・違和感?そんなものを感じる。


 「どうしたの?」


 「いや、ん~・・・なんなんだろう?リカがいつも近くにいたから寂しいのかも。離れて気づく何とかってヤツだね」


 ボクはおどけて言ってみる。


 「そう?」


 そういうと少しの間を空けてリカがボクの近くに座って月を見る。

 ・・・なんか美少女が月を見てると絵になるなぁ。

 って、そういえばボクはホレ薬でリカに擬似的な恋愛感情を抱いているとか言ってたけどよくわかんないな。


 「・・・リカ、ゴメンね」


 「え?急に何で?」


 「いや、だってさ・・・本当の気持ちじゃないのにリカに恋愛感情を持っちゃってさ・・・そういうのってイヤじゃない?」


 「う~ん。そうかも。どうせなら本当に好きになって欲しい。心から」


 何だかリカの顔が恋する乙女みたいだな。

 コレはアレか?

 リカにもやっぱいるのかな?


 「・・・誰か好きな人がいるの?」


 「ブファ!?」


 ・・・どうもドンピシャらしいね。


 「・・・女の子がはしたない」


 「・・・だって・・・まぁ、いるよ」


 「へ~。それって吸血鬼ヴァンパイア?」


 「違うよ。それに聞いたらソラは驚くよ」


 「・・・ボクが驚く種族か・・・人間?」


 「・・・何で一発で当てちゃうかな?」


 「マジで!?リカが!?人間恐怖症なのに!?」


 「・・・泣きたくなってきたよ」


 「よくわからないけど、ちなみに何でその人間が好きになったの?」


 「うん。最初は怖かったけど・・・やっぱり秘密!恥ずかしい!」


 「まぁ、そうだよね」


 「・・・でもさ、その人とてつもなく鈍感なんだよね~」


 「こんな美少女に言い寄られて!?誰だそいつ!!」


 「・・・・・・コレがソラだもんね」


 「何で落ち込んでるの?」


 「何でもない!ソラは好きな人がいるの?」


 今度はリカから攻めてきた。

 ・・・ここはおどけとくか。


 「いるよ。すぐ近くに」


 「え・・・ホント?」


 「うん。それは、・・・」


 「言っちゃうの!?鈴音!?冬香!?茜!?まさかの美未!?」


 「君だ!」


 「・・・絶対それっておどけてるよね」


 「まぁ、少なくとも友人以上には好きだよ」


 「そして、恋人未満。で、結局はいるの?」


 「う~ん・・・わかんない。たぶんいない」


 「・・・そっか」


 どことなく悲しそうな、それでいて安堵したような表情をするリカ。

 ボクはなんとなくリカに聞いてみた。


 「リカさ、好きな人がいるとは言ってたけど、告白とかしないの?」


 「ん~・・・でも、どうせならアタシに振り向かせて告白してもらいたいね」


 「やっぱり女子はそういうのがいいの?」


 「それは人それぞれだよ。アタシはそうなったほうがうれしいなってだけ」


 「へ~」


 ・・・乙女心は複雑なんだ。


 「ソラは?」


 「ボク?いや、いないのに考えてもなぁ・・・強いて言うなら・・・こっちからしたいかな?」


 「ホント!?ちなみに何で!」


 「・・・元気になったり落ち込んだり今日は大変だね」


 「そんなことより!」


 「ハイハイ。・・・ボクはさ、正直あんまり人を好きになるってのがよくわからないんだよね。だからさ、ボクが最初に誰かを好きなることがあればそれは初恋になるのかな?だから、自分に人を好きになることを教えてくれてありがとうって意味もこめてボクから言いたいかな?・・・って、カッコつけすぎだね自分で言ってて恥ずかしくなってきた」


 夜でよかった。

 今のボクはものすごく顔が赤いだろうし。


 「ソラの顔すごく赤いよ~」


 「・・・リカが吸血鬼なのを忘れてた」


 夜目が利くんだね。

 さすがは夜の魔物。


 「じゃ、アタシはもう寝るね。ソラも早く寝なよ!」


 「うん。なんかつき合わせて悪いね」


 そういうとリカは屋根のふちに手をかけてひょいと窓から中に入っていった。

 屋根にはボク一人。


 「・・・ねぇ、カミサマ。もしいるならボクの願いを一つだけ叶えて欲しい」


 でも、ボクは基本的にカミサマは信じない。

 だって、カミサマはいつも理不尽だから。

 カミサマは残酷だから。

 でも、叶うなら叶えて欲しい。


 「ボクはどうでもいいから、みんなが笑顔でいて欲しい・・・じいちゃんが昔ボクに言ったように」




 『勇者だから魔王をやっつけるの?』


 『違うぞ。勇者はな、みんなを笑顔にするんだ。』




 でも、誰もそれに応えてくれない。

 ただ、ボクの目の前には真っ暗な空と、白銀に輝く月があるだけだった。






 ~翌朝~

 「はぁ、学校だ」


 「・・・なんでそんなに憂鬱なんだ?」


 「いつものアレだよ」


 ボクは廊下の一角を指す。

 そこには女子が。ただし、狙撃銃スナイパーライフル構えてトランシーバーに何か言ってるけど。


 「でも、今日は大丈夫でしょ~」


 その根拠は?


 「・・・アタシがソラに抱きつけないから・・・ッチ」


 「・・・舌打ちが聞こえたのは気のせいだよね」


 リカはそんなにボクを窮地に立たせたいのだろうか?


 「むしろお前の考えてることの逆だと思うぞ?」


 「逆?」


 ・・・どういうことだろう?

 まったくわからない。

 で、教室の前。


 「・・・非常に開けたくないのですが?」


 だって、殺気がひしひしと伝わって来るんだよ?


 「お前が開けろ」


 「・・・」


 次に来るのはリカをけしかける。

 だが、今日はリカがボクに触れられない!!


 「嫌だ」


 「宇佐野に情ほ――」


 スパァァァァアアアアアアン!


 その手があったよ!

 ボクは迷わずにドアを開けた。

 そして、ボクの目の前には暴徒鎮圧用ゴム弾が装填された銃たちの銃口。

 ボクはすぐにホールドアップ。


 「撃たないで!!」


 「「「無理☆」」」


 「ちょぉぉぉぉおおおおおお!!???」


 「いや!ちょっと待て!今日はアンジェリカさんとイチャついてないぞ!!」


 「「「なんだと!?」」」


 ・・・助かった?

 クラスのみんな(他クラスのリカFCやスズ親衛隊含む)がなんか言ってる。


 「確かに・・・ついに破局か?」


 「ありえる。大体、このアホ面に惚れる要素がどこにある?」


 「オイ!リカ!!落ち着け!!」


 「ここで落ち着かなきゃソラ君が大変なことになるよ!!」


 ・・・何だか修羅場が展開されそうなのは気のせい?

 そこでタイミングよくチャイムが鳴った。


 「お~し、座れ~。出席とるぞ~」


 「あ、ボク初めて普通に席に座れる・・・」


 「・・・三谷、涙流して感動してるところ悪いがさっさと席につけ」


 ・・・違う!

 コレは心の汗なんだ!!


 「わかったから座れ」


 「・・・うぃ」


 ボクは初めて普通に教室から逃げることなく席につけたことに感動しつつ席についた。


 「伊藤」


 「ハイ」


 「伊藤」


 「はい」


 「伊藤」


 「へい」


 「伊藤」


 「は~い」


 「伊と「伊藤多ッ!?」冗談に決まってるだろう。」


 ガントさんがそういうと、またもやクラスのみんなが例の看板を持っていた。

 ・・・連携がすごすぎる。



―――side樹

 「ね~リー君っていつも何をしてるの?」


 ・・・弱りました。

 私に話しかけてきたのは私のクラスの女子の方達ですね。今は休憩時間です。

 ですが、ここで正直に薬を・・・とか言えば大変なことになります。世間的に。

 とりあえずごまかしましょう。


 「いえ、化学の予習を」


 「え~ウソだ~。だって、そんなの習ってないよ?」


 そういうのはショートカットの女子ですね。

 ・・・なかなかに鋭いですね。

 どうしましょう?


 「そんなことよりさぁ、シュウ君は今週末ヒマ?」


 そう聞いてくるのは見た目ギャルな方です。

 うまい具合に話題がそれました!

 ナイスです!

 ちなみに今日は木曜です。


 「そうですね。私は少し用事があります」


 「え~。どんな?」


 そういうのは別のギャルっぽい方です。

 もちろん、週末はソラさんの解呪薬作成です。

 できるだけ早くしないと私がリカさんに鉄拳制裁をされますからね。

 できればそんな事態にしたくないです。私はソラさんではないのですし。


 「へぶし!・・・誰か噂でもしたのかな?」


 「・・・」


 「・・・噂をすればなんとやらですか」


 ついでにイライラした雰囲気も感じた気がしましたが気のせいです。そうに決まってます。精神衛生上深く考えないほうがいいです。


 「ねぇ、聞いてるの?」


 こちらもイライラしてますね。

 ですが、どうしましょう?


 「アンタ達、シュウが困ってるじゃない」


 「何よ?アンタには関係ないでしょ?」


 「関係?アンタよりかはまだあるわよ。シュウ、週末はわたしに付き合ってくれるんでしょ?」


 「・・・そうですね」


 「・・・っち」


 そういうと私に構っていた女子の方は去っていきました。

 そして、私は助けてくれた冬香さんに礼を言います。


 「助かりました。ありがとうございます。冬香さん」


 「はぁ・・・アンタもうまいこと回避しなさいよ」


 そういうと私の席の近くにどかっと座る冬香さん。


 「いえ、女性を傷つけるのはダメですし・・・」


 「アンタ、フェミニスト?」


 「いえ、そうでもありませんよ?確かに女性と戦うときは無意識にいくらか手加減するというのは師匠せんせいから言われましたが」


 「それを世間一般ではフェミニストって言うのよ。・・・で、できたの?」


 何かは言わなくてもわかります。


 「まだ、無理ですね」


 本当に面倒です。

 ソラさんに解析してもらえればすぐにできたと思うんですが・・・。


 「ソラの解析は?」


 「この構成がわからないようです。私が一から魔法薬のいろはを教えればわかるかも知れませんが」


 「・・・この際、教えちゃえば?」


 「それでは私の存在意義がなくなってしまいますよ」


 私はこのメンバーの前衛の格闘士兼薬剤師ですよ?


 「大丈夫よ。アンタをまねできるのは早々いないわ」


 「いえ、私と似たようなことをする人がいますよ。語尾に『ですぅ』と言う人です」


 「そうなの?あんな感じ?」


 「どういうことですか?」


 「ちょっと耳をすませなさい」


 「はぁ・・・?」


 「・・・・・、・・・!」


 遠くから誰かの声が聞こえますね。

 ・・・そういえば何故この声以外の声がしないんでしょう?

 いえ、もう一つよく知る声がします。


 「ちょ・・・まっ・・・!」


 おそらくはソラさんでしょう。

 ・・・何だか慌ててるようですね。


 「待つですぅ!!」


 「何でボクは急に襲われなきゃいけないの!!」


 「シュウをたぶらかしたクソ野郎だからですぅ!!」


 「意味がわかんないよ!!」


 ギュン!!

 ドコォ!!


 ・・・ものすごいスピードでソラさんが逃げて、その後に少女が現れ、ありえない音を立てて廊下のリノリウムの床がへこみましたね。


 「すみません。用事ができました」


 「・・・シュウ、今はアンタの爽やかな笑顔が逆に怖いわよ。それにクラスの人が引いてるわよ」


 失礼ですね。

 確かに少し怒っていますがそれほどではありません。

 ですが、タイミングがよかったですね。

 おそらく、あの方もいるでしょう。

 私は全力でソラさんたちの向かった方向に走りました。


 「おい!?李ってあんなに速かったのか!?」


 「後で部活に勧誘だ!!」


 「あいつはわが野球部に!!」


 「ちげーよ!サッカーだよ!!」


 「「「やるのか!?」」」


 ・・・私もピンチかも知れませんね。



―――side空志

 時間は休み時間開始直後。

 ・・・トイレにでも行ってこようかな?


 「・・・」


 ・・・気のせいだ。

 リカがめっっっっっちゃ不機嫌な顔でいるけど気のせいだ。

 ボクはトイレに向かうべく教室を出る。


 「・・・」


 「・・・」


 「・・・」


 「・・・リカサン?」


 「・・・」


 返事が無い。まるで屍のようだ。

 ま、冗談はここまでにしよう。

 早くトイレに行って用を済ませよう。


 「・・・へぶし!・・・誰か噂でもしたのかな?」


 そんな風に現実を逃げてみても後ろのオーラは残念ながら消えなかった。

 ・・・どうしよう?




 「ソラというヤツはここにいるのですかですぅ!!??」




 ・・・逃げよう。

 よくわからないけど中華な雰囲気の服を着たくすんだ金色の髪でショートカットのボサ髪の女の子がボクを探してる。

 てか、あの感じは人間じゃない。

 ・・・魔物か?


 「そこの君!!ソラという人間は知らない!!」


 その女の子は近くの男子生徒にボクのことを聞こうとする。


 「はぁ?ソラですか?」


 男子生徒Aよ。気づくなよ!

 てか、ボクのこのあだ名は一部でしか使われないから大丈夫だと思う。


 「・・・ア!そういえばアンジェリカさんを誑かしているヤツが三谷って言うんですが、アンジェリカさんにソラと呼ばれていた気が!」


 ちくしょう!

 死亡フラグその一だ!!


 「三谷?じゃ、三谷はどこだですぅ!!」


 「・・・ソラ、呼ばれてるよ?」


 「リカ。ここは何も言うな。ボクは平穏な日々を送るんだ」


 「・・・それよりも、白い髪の薄めの赤い目の女の子を探したほうがいいですよ?」


 「なぜですぅ?」


 ダメだ!!

 絶対に言うな!!

 てか、ここからさりげなく逃げよう!!


 「ちなみにあちらにその女の子がいるですぅ」


 「じゃ、その近くに三谷がいるはずです」


 逃げよう!!

 マジで!


 「・・・≪風火車輪フウカシャリン≫」


 ボクはこっそりと魔法陣を展開して逃げようとする。


 「三谷、お前どうしたんだ?魔法なんか展開して」


 ナイスタイミングだね。

 主にボクの死亡フラグ的な意味で。


 「田中ァァァァアアアアアア!!!お前はボクを殺す気か!?」


 「お前がソラなのですかですぅ!!!」


 バレた!?


 「人違いです」


 「じゃ、何で魔法っぽいのを足に使ってるのですぅ!」


 「さらば!!」


 ボクはブーストダッシュ!

 コレならばシュウ以外は追いつけまい!!


 「待つですぅ!!」


 ドン!

 そんな爆音みたいな音がボクの後ろから聞こえた。


 「なぁ!?シュウ並みの速度!?」


 「逃がさないですぅ!!」


 「微妙に可愛い語尾なのにボクには恐怖しか感じられない!!てか、頭の横からなんか出てない!?≪紫電シデン≫!!」


 バチバチバチ!


 廊下の床に電気が奔る!

 だが、相手は壁を走るという非常識なことで回避。


 「ちょ!?マジでシュウの女の子版!?待ってよ話し合おう!!」


 「待つですぅ!!」


 どうも話を聞くつもりはないようだ。


 「何でボクは急に襲われなきゃいけないの!!」


 「シュウを誑かしたクソ野郎だからですぅ!!」


 「意味がわかんないよ!!」


 ドコォ!


 ・・・見なかったことにしよう。

 とにかく、安全なところへ!

 そうだ!ピアス!

 ・・・って、学校だから外してたぁぁぁぁああああああ!!!


 「助けてぇぇぇぇええええええ!!!!」


 「ソラさん!結界です!!」


 ボクはその声に反射的に従う。

 とりあえず結界補助用の魔術符カードをカバンの魔術符から適当につかんで前方に投げる。

 そして、ボクが効果範囲内に入った瞬間に発動させる。


 「≪月界ゲッカイ≫!!」


 すると、月属性の結界が展開。

 すると、ボクを追いかけてきた女の子は結界に激突。


 「ふぎゃ!?ですぅ・・・」


 最後まで『ですぅ』をつけるんだね。

 ・・・見間違いかと思ったけど人間の耳のところに獣耳がついてるよ・・・。

 そして、声のしたほうを向く。そこにはやはりというか・・・シュウがいた。

 いや、もう一人知らない男の子がいる。

 ・・・よく見るとこの女の子とよく似てる気が?


 「ソラさん。すみません。彼女は何かを勘違いしてるようでして」


 「俺からも言う。ホントにすみません」


 「いや・・・で、この子誰?君も」


 「すみません、紹介が遅れました。俺は獣人族ビースティアン、タイプは狐の劉小狼ルー・シャオラン、そこの女は俺の双子の姉の香桜シャンホウです」


 ・・・何だかにぎやかになりそうだね。



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