18話・THE EYE
―――side空志
とりあえず、レオを再びフードに入れた後、いまだにぴくぴくと痙攣しているシュウを縄でぐるぐる巻きにした。
もしもの時の為に縄を持ってきてよかったと心の底からそう思った。
「とりあえず、これでいいか」
「ねぇ、アタシ思ったんだけどさ・・・」
「何?」
「・・・力づくで、千切られない?」
「・・・」
一瞬、頭の中が凍結を起こした。
それと同時にさっきまでの激闘が脳裏をよぎる。そしてレオの鳴き声で我に返った。
「・・・起きないことを、祈ろう」
「・・・うん」
正直、それ以外にやりようがなかった。
「でも、ソラって魔導書がなくても魔法が使えたの?」
「いや、それは正直わかんなかった」
リカにかいつまんで『魔法陣』の特徴を教える。そして、ボク自身のおかしな技能のことも。一応、下級の魔法は魔導書なしに発動できるのは確認してあったけど、それ以上がどうなるか分からなかったから持ってきた。
「それに、さっきみたいに勘違いして隙を見つけられるかもって思ったからね」
「・・・なるほど」
リカと話しているうちにシュウの拘束を完了。
ついでに持ち物も回収。念入りにさっきの薬はリカに持たせておいた。これなら、よほどのことがない限りリカが負けることはないと信じよう。
「んじゃ、リュウ達の所に行こう」
「その必要はないわ」
聞こえてきた声にボクとリカはすぐさま攻撃の態勢を整える。
そして声のした方を向けば、そこにはショートカットに眼鏡な凛々しい女子。もしかしなくてもリカを執拗に狙った数法術師だ。
そして、ここに彼女がいると言うことは・・・。
「まさか、リュウ達が?」
「えぇ。まぁ、殺してはいないから安心しなさい。竜君の方は氷漬けだけど。てか、頭痛いのよ。アレは魔法機器だけじゃ処理がおっつかないもんだから、わたしの無意識下で演算すんのよ。だからあんまりアレは使いたくなかったのよ」
愚痴愚痴とボク等にそんなことを言う。
どうも、彼女は奥の手でリュウ達を返り討ちにしてしまたらしい。
「で、どうするの?」
「・・・何が?」
ボクはそう答えつつも、さっき回収した魔導書を開く。
すると、目の前の少女は魔導書をちらりと見ると、面白くなさそうに言う。
「アンタのそれ、ブラフなんでしょ?心配しなくても、油断はしないからさっさとしまいなさい」
「・・・なるほど、盗み聞きしてたんだ」
「違うわよ。わたしが来たときにアンタがべらべらとしゃべってただけよ」
「あっそ」
そう言いつつ、ボクは最早意味を持たなくなった魔導書をポーチに仕舞う。
けど、どうしよう?リュウが氷漬けになっているらしいし、早く助けにいかないとやばそうだ。でも、相手がそれを許してくれるかな?
「・・・しょうがない。リカ、今すぐにリュウ達を助けに行って」
「え?でも・・・」
「今、ほとんどダメージらしいダメージを受けていないのはボクだけだから大丈夫。それに、もしも二人を運ぶ必要が出てきたとき、ボクじゃ力不足だしね」
ボクは自分が言いたいことだけを言うと、そのまま眼鏡の女子に突撃。
銃を乱射しつつ、銃についていた刃で切りつける。相手はそれを魔法も使わずによけ、そのまま魔法で攻撃してくる。
リカは一瞬だけ迷うそぶりを見せるけど、最終的にはボクの指示に従って二人を捜しに行った。
「アンタ一人でわたしの相手?なめられてたもんね」
「そんな油断してると、痛い目を見るよ」
そう言いつつ、ボクは黄色い魔法陣を展開。
それは、さっきシュウ相手に使った例の魔法陣。そしてこの魔法陣を見た相手は、何とも言えない恐怖の表情を浮かべた。まぁ、あの規模だから彼女に聞こえていたとしても不思議はない。
「―――≪天雷≫!」
魔法名を言い、その魔法陣が強い輝きを発する。
そして・・・。
「「・・・え?」」
急速に光を無くし、魔法陣が勝手に解除されてしまった。
相手はそんなボクをしり目に魔法を行使。氷の槍がボクに向かって放たれた。
「がァ!?」
氷の槍はボクを貫くことはできなかった。でも、その衝撃がボクの体にダメージを与える。そして吹き飛ばされたボクは、フードに入ったレオを何とか気づつけないように何とか踏ん張る。
少々パニックに陥りながらも、ボクは更に魔法を使おうと魔法陣を展開する。
「―――魔法陣展開!」
ただ、そうしても全く魔法陣は展開されなかった。
この状況が来会できずにおろおろとしていると、相手が簡潔に答えてくれた。
「・・・まさか、アンタ魔力切れ?」
「・・・あ」
「・・・みゃぁ」
色々と、アウトだった。
―――sideリカ
リュウと鈴音は、割とすぐに見つかった。
二人が戦っているところは異常なまでに気温が低く、白い冷気が漂っていた。そしてその中心部には顔をのぞく全てを氷漬けにされた状態で気絶するリュウと、そのそばに目立った怪我もなく気絶している鈴音の姿があった。
「待ってて、今助ける・・・!」
とりあえず、氷を思い切り殴った。
拳が氷にめり込み、全体に大きなヒビを作る。そしてそこから徐々に氷を取り除く。正直、こうしている時間も惜しい。相手はあの眼鏡の少女。力が出なかったとはいえ、吸血鬼のアタシを追い詰めるほどの腕だ。ソラだけでは心配になってくる。
「リカ・・・か?」
アタシが氷を取り除いていると、リュウが目を覚ました。
流石は竜。魔法の抵抗力が他の生物の比じゃない。
「リュウ!?大丈夫!?」
「・・・冷た過ぎて、手足の先の感覚がねぇ」
「待ってて、すぐに氷を取り除くから・・・!」
「ソラは、どこだ?」
「・・・一人で、あの眼鏡と戦ってる」
「・・・オレはいいから、ソラを助けてやってくれ」
「でも、リュウが・・・」
「いいから、行け!」
そう言うと、リュウはさっき感覚がないと言った手を動かし、氷を自分で取り除き始める。
「わかった、ろ?これぐらい、自分でもできる」
「・・・わかっ、た」
正直な話、とても納得なんかできなかった。
けど、それ以上に危険なのがどっちかが分かっていたから、そんなことを言ったんだと思う。
アタシは二人が心配だったけど、それ以上に嫌な予感がして、リュウの言葉に甘えさせてもらった。
お願い、間に合って・・・!
―――side空志
リカがリュウ達の救出に行ってから数分後。正直なところ、既に色々と限界だった。
「・・・まだ、やるわけ?」
「残念、ながらね・・・」
ボクは息も絶え絶えにそう言う。
さっきからボクは相手の攻撃を避けることしかしていない。幸いにも、攻撃をしてくるときに、魔法陣のようなものを相手は出す。そしてその前に、なぜか魔法陣が出てくる出てくる所に青っぽい光が集中するため、割と避けることは簡単だ。
「ッチ、何で当たんないのよ・・・!」
相手はそう言いながら再び魔法を行使してきた。
ボクはそれを見て、すぐさま回避行動に移る。転がるようにして近くの茂みの中へと駆け込み、そこで息を落ち着かせようとする。
もう、既に体力が限界に近い。それが分かっているのか、腕に抱きかかえたレオが暴れ、自分が地面に降り立とうとする。
「ダメだ、狙い撃ちにされる。ボクなら、当たってもアリアさんの服のおかげである程度は大丈夫だから!」
小声でレオにそう言うけど、レオは聞き入れてくれそうにない。
普段は眠そうなレオの視線が眼鏡の女子を鋭く射抜き、自ら攻撃に出向こうとしている雰囲気が出ている。
「そこッ!」
「ッ!」
魔法の気配。
すぐに回避行動に移るも、足がもつれる。
幸いにも魔法はボクの頭上を通り過ぎ、事なきを得る。その場はホッとしつつも、この幸運が長続きしないことは分かっている。
「ソラ!」
今度は、そんな声が聞こえた。
声のした方向を向けばそこにはリカがいて、それと同時に相手がリカに魔法を向けたのが感覚的にわかった。
「危ない!!」
咄嗟にリカの方へと走り、レオと一緒にまとめて抱きしめるように抱える。
リカは突然のボクの行動に目を白黒させ、その次の瞬間にはボクの体を衝撃が貫いた。
「あぁ・・・!?」
「ソラ!?大丈夫なの!?・・・って、何でこんなにボロボロなの!?」
それと同時に、突然ボクとリカの周囲の気温が急激に下がる。
すると、ボク等の体の一部が凍りつき、地面に縫いとめられてしまった。
「や、ば・・・」
「やっと、捕まえたわ」
そう言いつつ、眼鏡の少女がボク等の所に悠々と歩いてきた。
リカはその並はずれたパワーで氷の束縛から逃れようとすると、目の前の少女がボクの頭に数法術の魔法陣を向ける。
「まぁ、流石に頭を吹っ飛ばせば死ぬでしょ?月並みだけど、動けばどうなるかはわかるわね?」
「・・・」
リカは鋭い視線を投げかけるも相手はそれを気にせず、そのまま言葉を続ける。
「まぁ大人しくしてれば、大丈夫よ。アンタの命とそいつの命、どっちをとる?」
淡々と事務的な手続きでもするかのように言う。
ボクは必死に魔力を練ろうとするも、体の中にある魔力を感じることができない。そのため、魔法も使えない。
「く、そぉ・・・」
リカはそんなボクのつぶやきが聞こえたのか、抱きしめたままの状態でボクをさらに強く抱きしめる。
「聞くだけ無駄でしょうけど、どかないとアンタら二人ともあの世行きよ?」
「・・・ソラ、さっきは何でアタシを助けようなんて思ったの?アタシは、吸血鬼だし、アリアさんに貰った服もあるから大丈夫だったはずなのに」
リカが、唐突にそんなことを言い始めた。
こんな時に何を言うのかと思ったけど、ボクの口も自然とその答えを返していた。
「・・・男子は、無条件で女子を助けたくなる生き物なんだよ。たぶん」
「そっか、それにソラはとってもお人好しだしね・・・。だから、たぶんここでアタシがベタな行動に移っても、絶対に許さないんだろうね」
「残念、ながらね・・・」
リカは、何かを諦めたような表情で言う。
そんな表情を見て、ボクは必死に頭を働かせた。打開策はないのか、起死回生の一打、奇跡、何でもいい。けど、どんなに考えても何も思い浮かばなかった。
「・・・くそォ・・・・・・!」
ボクの力は、魔王の封印だって壊せるぐらいにヤバいものじゃないのか!?ボクのせいで、魔王は今も眠り続けている。
だから、ボクに、そんな力があるのなら・・・!
「この状況を、打開する力を・・・!」
―――side颯太
~数時間前~
皆がリカさんを探しに出て言ってから数分後、僕の前には珍しいお客さんが訪れていました。
「で、いきなりどうしたんです?ログさん」
「おう、茶を飲みに来た。ついでに、世間話もな」
そう言いつつ、ログさんはその小さな体をソファにうずめます。
僕はとりあえず冷蔵庫の中にあるペットボトルのお茶を出し、コップに注いでログさんに渡します。
「なんだ、熱い茶はねぇのか?」
「・・・図々しいですね」
どこか不機嫌そうな顔をしつつも、僕が出したお茶にはちゃっかりと口をつける。
「で、だ。気になることがある」
「はぁ?」
何の脈絡もなくそんなことを言い始めました。
「あの、人間の小僧だ」
「・・・空志君、のことですか?」
「あぁ。今、あいつはどこだ?ここにおらんようだが・・・」
「えぇ、つい先ほどリカさんを探しに出かけました」
僕がそう言うと、ログさんはめんどくさそうな表情を向けつつ、こう言います。
「・・・あいつの力、あのバカの封印を破れる力に関係があるかもしれねぇのによ」
「・・・はい?」
一瞬、目の前の小さいおっさんの言葉が理解できませんでした。
まるで、空志君の力が分かったと言う風に聞こえましたが?
「これはあくまで俺の想像だが、正直かなりいい線まで行ってると思う」
ログさんは僕のことは完全に無視して自分がしゃべりたいようにしゃべります。
「まず、あいつは光がどうとか終始言ってなかったか?」
「あぁ、まぁ、そうですけど・・・?」
それは隆介からも聞いていました。
変な病気にかかっていないかと心配になってきたので、嫌がる空志君を無理やり診察しましたが、特に何も異常を見つけることはできませんでした。
しいて言えば、優子がぶったであろう跡の方が気になりました。下手をすればDVでもされているんじゃないかと誤解を招きそうです。
「もしかすると、それがあの小僧の力なんじゃねぇのか?」
「・・・『魔眼』系の力と言うことですか?」
魔法の属性はそのタイプからいくつかのカテゴライズが可能です。
まず、『自然系』。これは『地』『水』『火』『風』と言った自然に関する属性です。ほとんどの魔法使いはこの属性を持っています。
そして『空間系』。これは空間に作用する魔法で、非常に強力です。しかし、この系統の属性は非常に希少で、魔物でも人間でも使える方はほとんどいません。
『干渉系』。これは自分あるいは自分以外の第三者に何らかの効果を与えることのできる系統で、私の『治癒』等が含まれています。
最後に、『体質系』。この系統を属性として持つ人は『空間系』よりもはるかに少なく、特徴としては体の一部に何らかの力を宿しているというモノです。そしてその代表格が『魔眼』。
『魔眼』の特徴はいたって簡単で、その目に魔法的な力が宿り、常時発動しているか、見ただけで魔法を発動する、あるいはそのどちらをも持っていると言った具合です。。効果は様々な種類がありますが、中には恐ろしく危険なものもあります。少なくとも、見ただけで相手をどうこうできてしまうと言うモノがあるぐらいには。
「だとすると、ログさんは空志君のいう『光』が見えると言うのは魔眼の力で、僕達には見ることのできない何かを見ていると?」
「あぁ」
「ですが、それが父の封印を破るのに直接関係しているのですか?」
「知らん」
「・・・」
このおっさんは、一体何をしにきたのでしょうか?
「そこでだ、俺にはお前に聞きたいことがある。むろん、あいつの変な言動だ」
「光がどうということですか?」
「それはもういい。俺が知りたいのは、それ以外のことだ」
「アバウトですね・・・。それ以外と言われましても」
「分からん奴だな!俺が言いたいのは、あの小僧が『光』とか『魔力』、『魔法』で変な言動、あるいは異常な技能を見せなったかってことだ!」
「そんなもの・・・」
ないと言おうとしたところで、空志君が魔法を使えるようになった日のことを思い出しました。
その時、何故か空志君は僕達にこう疑問を持ちかけてきました。『自分の魔法属性は、そんなに危険なものなのか?』と。そしてその後、空志君は自分以外の魔力保持量に順位をつけ、しかもそれは当たっていました。
鈴音さんの力は僕達よりも遥かに強大です。燃費が非常に悪いですが。そして僕と今の隆介がほぼ同等。優子が一番低いです。
そして優子が言うには、最近まで『抽象展開』ができなかったはずなのに、突然できるようにあったりとおかしな部分もあります。
「確かに、言ってましたが、レオ君までどうと言ってましたし・・・」
普通、動物は魔力を持ちません。理由は不明ですが、魔法や魔力はある一定の知性がなければ使えないのではないかと言うのが有力です。
確かに、レオ君はそこらへんの子猫と比べればはるかに賢いですが、賢くて魔法が使え、魔力があれば誰も苦労はしません。
仮にそうだとしたら、この世で最強の魔法を使えるのは偉い魔法学の大先生です。
そんなことを頭の中で考えていると、ログさんが懐から魔術符を取り出しました。
「これは、何の変哲もない、ウチで取り扱っている『火』の魔術符だ」
「はぁ・・・」
ログさんはそれだけを言うと、何故かここで使います。魔力を込めるのを感じ取ったかと思うと、次の瞬間にはライター程度の炎が目の前に出現します。
「まぁ、こういう風だ」
「・・・何が、言いたいのですか?」
「奴は、銃を持っていただろう?」
「はい。貴方から貰ったと聞きましたが?」
よく、分からない銃でした。銃に関しては素人なので何とも言えませんが、あの銃は実用性が皆無なのでは?と思わせるほどに適当すぎる作りだったような気がします。
「あの銃、元は金属塊だったんだよ。神金鋼製のな。んで、もちろん俺も魔力を込めてみたりとかしたぞ。だが、アレを使うことはできなかった。原因はいたって単純で、魔力不足だ」
「はい。それも一応聞きました」
「ここまで聞いてもまだわからねぇのか?察しの悪い奴だな」
「・・・」
いい加減に、さっさと本題に移ってほしいです。
そんな願いが神様に通じたのか、ログさんが話し始めます。
「普通、魔術符には魔術回路っていう、特殊な魔力線を魔法で構築する必要があるのは分かっているな?」
「はい」
正直な話、魔法陣よりも簡単ですからね。
魔法陣では文字や図形といった様々なパターンを使って魔法を使いますが、魔術回路に至っては線を引くだけでできます。おのずと、後者を利用する人が多くなるのは道理です。まぁ、魔術回路はパターンが少なすぎるので、魔法陣や詠唱ほど多彩な魔法を使用することが不可能。なので、これを利用して魔法を行使する人はいませんが。
「お前、魔術回路を見ることができるか?」
「・・・はい?一体、何を・・・」
「魔術符の詳しい作り方だがな、こうやるんだよ」
そう言うと、ログさんはまた別の魔術符を取り出し、それに自分の両手をかざします。魔術符に複雑な線が走り、それがカード全面を覆います。そして、線の一つ一つが強い輝きを放つと、元の金属カードに戻りました。
「これは、お前に見せた『火』の奴と全く同じつくりだ。で、見てわかるように魔術回路は出来上がってからはどういうものかわからん。だから俺達はこの魔術符に色付けたり、機能を損なわない程度に文字を刻む」
「・・・まさか、貴方は」
「やっとわかったか。ダメ押しにいっておくと、あの小僧は見たらしい。そして、お前の表情から察するに、魔法に関しても異常な技能がある、間違いないな?」
僕はその言葉に頷くと、ログさんは神妙な顔で言います。
「おそらく、奴は魔力を視認できる」
これは、とんでもないことになりそうです。
僕達は魔物であろうと、人間であろうと、魔力を見ることができません。そこに確実に存在はしますが、僕達が空気を見ることができないのと同じ理屈です。
しかし、空志君はそれを見ることができる。
そして、ログさんの言葉が本当だとすると気になることが一つ出てきました。
「レオ君は、なんなのですか?」
「あぁ、俺もついさっき気になった」
作 「と言うわけで『魔眼』をお送りしました!」
優 「ここにきて、ついに空志君の力の正体が?」
作 「やっとここまで来たって感じですね」
優 「もう、本当に無計画な作者さんですね」
作 「・・・あのぉ、そのぉ、刀、なんですか?」
優 「あら、気にしなくてもいいのよ?」
作 「三枚におろされる気がするから無理です!」
優 「大丈夫よ。・・・まだね」
作 「ここから逃げるためにも次回!」
優 「あらあら」
作 「ついに覚醒(猫が)!一体どうなる(猫が)!?」
優 「次回もよろしくお願いします。そして・・・」
作 「ぎゃぁー!?来ないでー!?」