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DARK・MAGIC ~闇夜の奇術師達~  作者: 夜猫
1章 ≪異世界との遭遇≫
10/170

10話・MAGIC BATTLE

―――side??

 ・・・温かい。

 さっきまで、ものすごく冷たかったのに何で?

 重い瞼を無理やりに開けると、そこは光に包まれていた。

 その光をまぶしいと思っていると、声が聞こえた。


 「あ、眼が覚めたよ~!」


 「本当か?」


 「よかった」


 すると、光に慣れていない眼で何とか周りを見渡すと、そこには見知らぬ人間が三人いた。


 「これ、何本に見える?」


 その中の一人、アタシと同じくらいの年頃の、特徴的な髪形の少年が指を一本見せて言う。

 ・・・バカにしているんだろうか?


 「・・・一本」


 「よし、脳に異常はないみたいだね」


 「みゃ」


 一応、心配してくれていたみたいだった。

 アタシは所々痛む体に鞭打って、無理やり起き上がる。


 「ちょ!?起き上がるとかダメだよ。坂崎さん・・・そこの女の子に確かめてもらったけど、打撲とかすごいらしいよ?」


 「・・・」


 アタシを心配してきた少年が、少女を指して言う。

 そしてその少女自身もアタシに心配そうな視線を向けてくる。うれしいけど・・・。


 「アタシなんかに構わない方がいい」


 そう、アタシに関わってもいいことなんてない。




―――side空志

 どうしようか。目の前の少女がものすごくツンデレだ。

 アレだね、ツンとデレの割合が7:3って有名な比ができる。いや、有名かどうかは知らないけど。実際には全く違うけどね。


 「まぁ、ごめんね。それは無理だね」


 「だろうな。この女が言う前に予想はできていたけどな・・・」


 ボクが速攻で出した否定の言葉に、白い少女より先にリュウが呆れたように答える。


 「とりあえず、自己紹介と行こうか。ボクは三谷空志。こっちの猫はレオ」


 「みゃ」


 「わたしはね、坂崎鈴音だよ~」


 「オレはそこの悪友の間隆介。一つ聞きたいんだけどな・・・」


 「リュウ、この子は体力が著しく低下してる。そんなの後で」


 ボクがリュウの言葉を封殺しておく。

 とりあえず、今必要なことは・・・うん、この子の名前聞こう。


 「君は?」


 「・・・・・・リカ」


 「リカ?」


 少しだけ聞きとりづらかったけど、ボクの耳にはそう聞こえた。

 そして坂崎さんが興奮したように言葉を発した。


 「リカちゃんだね~!分かったよ、仲良くしようね~!」


 坂崎さんが跳びあがらんばかりに喜んでいる。

 まぁ、確かにここにきてからの友達はボク等男子だけだし、同性の友達ができてうれしいのかな?けど、当のご本人さんは何か言いたげな表情だ。

 でも、心配なことがあるからそれはあとで聞こう。ボクはそのままリュウに視線を持っていく。


 「どうする?魔窟ネストに戻って颯太さん呼んでくる?」


 リュウの話によれば、颯太さんは『治癒』の属性を持ったドラゴン。こんな状態のこの子も何とかなるかもしれない。


 「あぁ。そうした方がいいんだろうけどな・・・」


 そこでリュウは視線をリカに移す。

 そのリカさんは絶えず視線をきょろきょろと動かし、 いつでも逃げる準備ができていそうだ。


 「・・・なるほど」


 まぁ、こんな状態で逃げることを考えているとか、明らかに厄介事の匂いしかない。けど、ここで放っておくのはとても嫌だ。なんか自分の信念ポリシーに反する。

 そこでこの子の怪我を何とかしようと思えば、ボク等は一度魔窟ネストに戻る必要がある。けど、流石にこのうっそうとした森の中を、一人の人間背負って元の小道に戻って行くのはかなり辛い。それなら颯太さんをここに連れてくればいい。けど、ボク等が眼を離したすきに逃げる可能性がかなり大きい。なら、ボク等うち誰かをここに残していけばいい。だけど、問題になってくるのが『魔獣』。リュウの話によれば、ここにはそこまで警戒するレベルの魔物はいないらしい。それでも万が一ということもある。そういう戦闘に慣れた人が残るべきと考えると・・・。


 「リュウが残る。で、ボクと坂崎さんあるいはどっちか一人が魔窟ネストに戻る、か」


 「あぁ。だが、お前等は道を覚えているのか?」


 「・・・」


 正直、自信がない。

 森の中なんてどこも同じに見えるし、慣れていないとすぐに迷う。それに、人間は森や砂漠でまっすぐに歩いていると思っていても、実際には両足の長さが微妙に違うせいで大きく円を描くように歩いて同じ場所をぐるぐる回る、『リング・ワンダ・リング』という道の迷い方も起こす。

 簡単に言えば、打つ手なし。どうしようかなーと思っていると、レオがまたもボクの袖を引っ張る。


 「どうしたの?」


 「みゃ」


 レオはこっちだとでもいうかのように、ボク等が来たであろう方向に向かう。

 ・・・・・・まさか、レオって道を覚えてる?


 「リュウ、どう思う?」


 「・・・まぁ、レオは子猫にしちゃぁ賢い。すごく」


 そこはボクも同じ認識だ。

 ・・・・・・ん?そう言えば、リュウの転移っぽい魔法使えば大丈夫じゃない?それに思い当たったボクはすぐにリュウに言う。


 「無理だな。怪我人に転移魔法を使うのはダメだ」


 「何で?」


 「まず、理由としては転移魔法は使用者だけじゃなくて、それを使う利用者の魔力・・・」


 なんか良くわからないけど、無理らしい。

 そんな専門理論的なこと、数日前から魔法を勉強し始めたペーペーにわかるわけがない。


 「・・・というわけだ。だから、明らかに体力低下しているこいつに転移使えば、どうなるかわからん。つか、最悪死ぬ」


 「よし、やめよう。全力でやめよう」


 そうなると・・・。


 「やっぱ、ここはボクがレオについて行くしかないのかな?」


 「正直、微妙だな。それなら、別に体力が回復するのを待ってもいい。時間的には全然余裕はある」


 確かに、現在の時刻はお昼を少し過ぎたぐらい。ボク等は昼食を食べてからここに来たけど、そんなに時間はたっていない。


 「ログのおっさんとこは明日にでも行けばいい。今日は、散歩ってことにしておこう。お袋もわかってくれるはずだ」


 「・・・まぁ、そうだよね」


 なんにしても、放っておくことはできない。


 「ねぇねぇ、好きなことは何~?わたしはお料理と、食べることだよ~」


 「え?・・・うん、その・・・」


 のほほんとした坂崎さんのペースに乗せられて、リカさんはほんの少しだけ警戒を解いてくれているように思える。

 まぁ、良かった。とりあえずは大丈夫そうだし・・・。

 ボクがそう思った瞬間、いきなり強い光が見えた。

 強い光が放たれた方向を見るけど、他のみんなは全然注意を払っていない。

 ・・・何でだ?あんなに強い光、それも雷みたいな光を見逃すわけがない。それなのに、何で?


 「そこにいるのは誰だ!」


 「・・・オイ、いきなりどうしたんだよ?」


 リュウがため息をつきながら言うけど、それどころじゃない気がする。

 さっき、光のもとをたどればリカさんがいた。つまり、誰かがいる可能性がかなり高い。ボクは魔獣かもしれないと判断し、緑色の魔法陣を展開。


 「・・・おい、マジなのか?」


 「マジだよ。たぶん、あのあたり」


 光った所らへんを指さす。

 すると、心なしか驚いたかのようにチカッと光る。


 「一応聞くけど、魔獣ってこっちの言葉って理解できるのかな?」


 「いや、無理だな。上位の魔獣なら、わかっても普通に襲ってくるしな。・・・自分に力がある分」


 「なるほど。なら、そこにいるのは少なくとも魔物か人間、どっちかだね。ただ、状況を考えると、そこのリカさんの傷とは無関係とは考えにくいね」


 「何でだよ?」


 「だって、なんか傷の所の光と、あの光が一緒っぽい」


 さっきちらりとだけど、傷口が微妙に光っていたように思った。眼の錯覚かもと思ったけど、連続で同じ光が発生するのは考えにくい。


 「・・・意味わかんねぇこと言うなよ」


 ・・・え?個人的には名推理だと思ったんだけど?

 リュウに文句を言おうとしたら、ボクが指さした方向からすさまじい冷気が発せられた。その冷気は周囲の空気を凍りつかせ、湖の水を音を立てて凍らせていく。


 「何、コレ・・・」


 あり得ない。いくら水でも、流れる水を凍らせるなんて芸当は不可能だ。けど、目の前ではその現象が無理やりに起こされていた。


 「ったく。影からサクッとやるつもりだったのに、何アンタ?」


 聞こえてきた声は思っていたよりも高かった。

 暗がりから出てきたのは女の子。ボク等と同じか、それより少し年上。眼鏡をかけていてショートカットの髪。鋭い目つきから凛々しい雰囲気が出ている。


 「けど、残念だったわね。この場所じゃわたしのが有利よ」


 少女はそう言うと、手に持ったケータイのような小型の端末をいじる。

 すると、少女の周囲に無数の魔法陣が出現し、そこから氷の槍が生み出される。その切っ先はボク等に向けられている。


 「まぁ、串刺しか氷漬けになりたくなかったら、その子をこっちにくれるかしら?」


 にこりと微笑むが、その笑顔からは薄ら寒いものしか感じ取れない。

 まさに氷のような存在。そう表現するにふさわしい。


 「明らかに、渡した後はリカさんになんかしちゃうよね。色々と命に関わるようなコト」


 「どうせ、言い繕ったところでアンタ達は信じないだろうから本当のことを言うと、『えぇ、その通りね』って回答よ。どう、これで満足した?」


 ちらりと後ろにかばった女子二人を見る。

 リカさんはあからさまに怯えたような表情で、坂崎さんはボク等の目の前に現れた少女に厳しい視線を向けている。

 ボクはリュウにアイコンタクトをして、後ろに下がらせる。


 「あら?アンタがわたしの相手してくれるわけ?」


 「もちろん。君みたいな女の子の相手ができるんなら、ボクの生涯に悔いだって残らないね」


 「へぇ。それが、文字通り生涯最期・・のエスコートになるとしても?」


 「いや、ボクは全然死ぬ気ないからね。別にこれが最期・・じゃないね。・・・いや、冷静に考えると最後・・かも。これでもボク、奥手なんだよね」


 「残念ね。アンタが見てわかるように、わたしは文系には弱いのよ。だから、そこまで言葉遊びが得意なわけじゃないわ」


 「へぇ、そう?全然そうには思えないね」


 適当な軽口を叩きつつボク等は睨みあう。

 とりあえず、今現在でわかったことは『相手は勘違いしている』。どういうわけか、相手はボクの出方をものすごく気にしている。いや、あの時公園で襲ってきた男の人と同じ魔法だってことはわかる。そして、ボクも相手と同じ魔法を使うと思っているみたいだ。


 「にしても、何その方程式マトリクス?そんな眼にもとまらないスピードで『魔法機器デバイス』使えるんなら、教えてほしいわね」


 「そう?ありがとう。これでも、早撃ちコック・ドロー的なことはわりかし得意なんだよね」


 嘘は言ってない。ただ、本当のことも言ってない。

 信じてもらえる嘘をつくには、ある程度の真実を混ぜればいい。そうすれば相手は結構簡単に信じ込んでくれる。もちろん、その比率を嘘が多くなるように調節するのはその人自身の腕によるけど。


 「そう。・・・けど、見たこともないタイプの数法術ね」


 「・・・まぁ、師匠がひねくれててね」


 一瞬、マジでどうしようかと思った。

 どうも、相手が使っているのは『数法術』というらしい。名前とこれまでの会話からの情報をまとめると、数学っぽい魔法らしいね。

 とりあえず、ボロが出る前に聞きたいことを聞き出そう。


 「けど、君みたいな奇麗な女子が人殺しんなんて物騒だね」


 「まぁ、あんまり寝覚めいいものじゃないわね。けど、こっちには生活とか色々かかってんのよ。・・・それと、アンタ案外見る目ないわね」


 「そう?まぁ、そこの悪友からは『お人好し』って言われる程度には見る目あるんじゃない?」


 「それ、要するに全然ないわね。ついでに言うと、人生一番損するタイプよ」


 「それ決めるのは君じゃない。ボクだから問題ない。てか、気分は殺人犯す前に必死に犯人説得して自首させようとしている警察の役回りなんだけどさ、本当に何とかならない?」


 「無理ね。それに一つ言うけど、人殺しは・・・・しないわよ」


 ずいぶんと含みを持たせた言い方だ。

 何が言いたいのか分かったけど、時間稼ぎのためにも


 「・・・ふーん。詳しくお聞かせ願いたいね」


 「だってそれ、魔物・・よ?」


 すると、後ろでリカさんの息をのむ声が聞こえた。


 「なるほどね。よく理解した。あの反応からして、それは本当っぽいね。確かに、普通の人間からしてみれば、魔物を狩るのは普通だね」


 「そうよ。それにその魔物は普通のアンタ達の手に負えるものじゃな・・・」


 「残念。ボク等、普通じゃない・・・・・・んだ」


 そこでボクは思い切りバックステップ。軽くジャンプをして、魔法陣を発動させる。


 「≪鎌鼬カマイタチ≫!」


 風の刃の魔法の反動で、後ろに大きく下がり、それと入れ違いにボクの目の前に氷の槍が次々に放たれる。

 そこで普段はおっとりとした坂崎さんの、鋭い声が飛ぶ。


 「≪相殺壁アンチ・ウォール≫!」


 ボクと氷の槍の間に半透明の壁が出現し、それらは全ての魔法を消しさる。

 坂崎さんの持つ属性、『リバース』の無効化魔法だ。


 「よし、逃げよう!」


 「体力が戻ってねぇから、転移は使えねぇ!走るぞ!」


 リュウの言葉にボクと坂崎さんはすぐに走り出す。

 半ば呆然としたままのリカさんは無理やりに引っ張って連れていく。


 「な、何で!?あ、アタシ、魔物だよ!?」


 「なら、そこにいるヤンキーも魔物だよ。しかもドラゴンだ!」


 「てめ、ナチュラルに人の秘密を暴露すんじゃねぇよ!」


 「え?間君てドラゴンさんだよね~?」


 「みゃ」


 「お前等はいらん所に反応するな!」


 「何これ、魔法のみに効く防御魔法なの・・・?」


 声のした方を見れば、そこには坂崎さんの発動した魔法を無効化する壁をごく普通に通り抜ける例の女子。


 「坂崎さんの魔法、物理的な防御力はないの!?」


 「おぉ~。わたし、全然知らなかったよ~」


 それが今じゃ致命的なミスになりそうだけどね。

 件の女子はキッとこちらを睨むと、手に持った機械を素早くいじる。


 「リュウ、さっきの氷の槍来るよ!」


 「わかった!≪闇の浸食ダーク・イロジョン≫!」


 リュウは詠唱もせずに魔法を使う。リュウの影がうごめき、ボク等の壁になる。

 そして壁が完全にボク等を覆い隠した後、氷の槍が次々に鈍い音を立てて壁に突き刺さる。


 「速い・・・!」


 「詠唱省略スペル・カットだ。魔力をかなり多めに持ってかれるが、覚えておいて損はない!つか、明らかにタイミングが早すぎるぞ!?もし、アレ以外の魔法だったらどうすんだよ!?」


 なんかリュウに怒られたけど、よくわからない。

 だって、同じ魔法が・・・・・・アレ?よく考えれば、何でボクは同じ魔法が来るって分かったんだろう?


 「うわわわ~!?」


 いきなり前を走る坂崎さんが素っ頓狂な声を上げる。

 何事かと前を見ると、そこには長身長髪のボク等と同じくらいの年齢の男の子がいた。どうやら、坂崎さんとぶつかったらしい。


 「すみません。大丈夫ですか?」


 「あ、ごめんね~」


 ものすごく場違いな空気。

 二人とものほほんとしすぎだ。しかも坂崎さん、ボク等は現在進行形で追われているんだよ?


 「っち!また魔物!?」


 後ろから少女の舌うちの音が聞こえた。

 そしてそれと同時に氷の槍の弾幕攻撃が展開される。マズいと、目の前にいる少年に言おうとした瞬間、その姿がかき消えた。

 それと同時に後ろからの攻撃がやむ。だけど、氷の槍が突き刺さる音だけが聞こえる。


 「アンタ、一体何の魔物よ!」


 「失礼ですね。私は亜人系ですよ?」


 なんだか、超人的なバトルが繰り広げられていた。

 さっき坂崎さんとぶつかった少年は、文字通り眼にもとまらないスピードで動き、少女に攻撃を仕掛けている。それに対して少女は例の弾幕攻撃を少年の至近距離で放って近づけさせまいとしている。

 そしてさらにふざけているのが、確実に当たるはずの軌道にある魔法も、不自然な軌道を描いて弾かれている。ちらりとしか見えなかったけど、氷の槍の側面を手や足で弾いているよう見えた。

 ・・・・・・優子さんみたいな人だね。


 「リュウ、ここの世界の前衛の人は、アレができるのが当たり前?」


 「なわけあるか!?できたら、前衛の奴等全員最強だ!つか、今のうちに逃げるぞ!」


 リュウはこれ幸いとばかりにダッシュ。

 そこで坂崎さんのストップがかかった。


 「ダメだよ~。助けてくれているのに~」


 「考えろ。オレ達は・・・お前等は違うけど、魔物だ。あいつも、いつ敵に回るかわからん。ここはさっさと逃げるぞ!」


 優子さんから話を聞いてる分、ボクには何となくでしかないけど分かった気がした。

 ボクはリュウの言葉に従ってその後ろをついて行った。坂崎さんは釈然としないものがあるのか、憮然とした表情だったけど、ボク等についてきてくれた。


 「ちょっと、待ちなさい!」


 こちらの動きに気づいた少女が再び機械をいじる。

 すると今度は地面がめくりあがって、ボク等を掴む大きな土の手になる。


 「多重属性デュアルかよ!」


 完全に不意を打たれた形になって、ボク等は誰も反応できなかった。

 けど、そこで少し離れたところの地面が同じようにめくりあがった。ダメ押しにもう一つか・・・!

 そう思ったら、何故か最後に現れた大きな土の手が、最初に現れた腕に掴みかかる。そして今度はボク等の足元の地面に大きな穴があき、ボク等はそこにのみ込まれた。

 いきなりな展開にボク等は悲鳴を上げる暇すらなかった。


作 「さて、『魔法戦闘』をお送りしました!」

隆 「面倒なことになってきやがった」

作 「新キャラ、続々登場」

隆 「だな。つか、あいつらは一体何者だよ?」

作 「そして、地面にのみ込まれた主人公達は?」

隆 「つか、最後のアレはなんだよ?」

作 「というわけで次回もよろしく」

隆 「・・・え?真面目にやってのか!?」

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