4-3:「昔の僕に言っても絶対に信じないからね。うん。」
夏休み前の作者「夏休み入ったらたくさん書いてたくさんストック作るぞ~!!!」
現実の作者「あかん、バイト入れすぎた。書く気力出ねぇ。ホンマごめん」
はい。反省はしています。
目が覚めて初めに目に飛び込んできたのは、見慣れた天井だった。首を横に向けると、椅子に座ったまま眠っている蒼井さんの顔が目に映る。時計を見ると、既に時刻は21時を回っていた。随分と長いこと眠っていたかもしれない。
そんなことを思っていたら、蒼井さんが目を覚ました。
「佐藤くん、良かった……っ。目を覚ましてくれて」
「心配させてごめんね。……看病してくれてたのかな、ありがとう」
蒼井さんは泣き顔を隠すように僕に抱き着いてくる。風邪をひいただけなのに過剰だとも思うけれど、それくらい心配してくれる子がいることになんだか感動する。こんなにかわいい女の子がわざわざ僕の家で看病してくれるなんて昔の僕に言っても絶対に信じないからね。うん。
蒼井さんが落ち着いて、軽く食事にしようと思ったその時、スマートフォンのメッセージアプリに通知が来ていることに気付く。義妹の美咲からだった。
あの子、かなりブラコンっぽいところがあるからメッセージをすぐに返すとめっちゃ喜んでくれるんだよね。逆に言うと時間が空くとかなり強い言葉で心配するんだけど……。まあツンデレだからしょうがない。と思うことにしている。
軽く現状報告をして、キッチンへ向かう。こんなこともあろうかと日持ちする料理をストックしておいたのだ。手抜きするためともいう。
冷蔵庫を開けると、きっちり二人分の食事を入れたタッパーが無くなっていた。蒼井さんとルナは先に食べたようだ。
「……なんだか申し訳ないな」
最初からそのつもりだったとはいえ、手抜き料理を食べさせてしまったというのはなんだか申し訳ない気持ちになる。
……いや違うな。いっしょに食べられなくて寂しい気持ちになったかもしれない。
蒼井さんとの食事の場は、僕が思っていた以上に大事なものになっていた。
そういえば先日、日間の現実恋愛ジャンルで最高72位にランクインしていたらしいです。ありがとうございます。




