4-2:「お義兄ちゃん」
義妹ちゃんの登場です。
前回投稿からめっちゃ時間空いてしまってホンマごめんのポーズをしています。普通に夏バテで体調崩してました申し訳ない。
SIDE:佐藤美咲
お義兄ちゃんが心配だ。いつもはメッセージを送ると数分で返信がくるというのにもう数時間は経っている。いや、やっぱり心配してる訳じゃないけど、家族としての定期連絡だから。うん。
お義兄ちゃんは昔からあたしのことが大好きだからすぐに返信してくれるんだけど、既読すらつかないのはなかなか珍しい。過去に一回だけ返信に時間がかかったことはあるけど、その時は確か修学旅行で電波が届かない位置にいて返信できなかったんだっけ。
まあそんな状況でもなければすぐに返信してくれるお義兄ちゃんが数時間もあたしからの連絡に反応していない。それが意味することは──。
「お義兄ちゃん、友達ができたのかな?」
間違いない。部活以外にコミュニティを構成していなかったお義兄ちゃんにはお友達がいなかった。あたしからの連絡に気付かないくらいリアルが充実してるなんて、義妹として感激だよ。
なんて風に思っていたら、スマホが震えてメッセージを知らせる。びっくりして画面を見ると、愛しのお義兄ちゃんからの返信だった。ちなみにあたしが送ったメッセージはなんてことない現状報告。大学生になってから一人暮らしを始めたから、定期的にあたしがメッセージを送って生存報告するようにお義父さんにお願いされているから、仕方なくあたしが確認してあげてるってワケ。別にあたしがお義兄ちゃんとお話ししたいからってだけじゃないんだからね。
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みさき『定期連絡のお時間でーす』15:23
みさき『お元気ですかーー』15:23
一輝『返信遅れた、ごめんね』21:22
一輝『ちょっと風邪ひいたっぽくて』21:22
みさき『えっ!!!!!』21:23
みさき『ひとりで大丈夫!??』21:23
一輝『なんとか大丈夫』21:30
一輝『お隣さんにお世話になってる』21:31
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先月の定期連絡のときにお隣さんの存在は聞いたけど、どうやらとてもいい関係を築けているようでひと安心。お義兄ちゃんが風邪を引いたのはすこし、いやかなり心配だけど、何とかなっているらしいからわざわざあたしが口出しをするのも変な話かな……いやでも家族だし……。
……よし、やっぱり心配だから、行こう。
ここから、お義兄ちゃんのところに。
ちょうど週末だしね。うん。お義父さんに言えばお金は何とかなるだろうし。
佐藤美咲ちゃん、主人公の一輝と義兄妹です。一輝の父と美咲の母が結婚した感じっすね。




