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第6回「小説家になろうラジオ大賞」投稿作品一覧

ゴブリンでもゲーム廃人の俺がトレーニングすれば異世界だって救えます

「第7回モンスターバース世界大会。優勝は……RENさんです!」

 モンスターを育てて戦う大人気RPG「モンスターバース」。

 それにドはまりするゲーム廃人【道永レン】は、誰も使いたがらないマイナーモンスターで勝つ事を信条としていた。世界ランク上位の常連で、世界大会出場3回目にしてついに優勝。――しかし、表彰式を目前に、目の前が真っ白になった。


 目が覚めると……、上空には2つの太陽と、宙を漂う島々に囲まれ、レンはその中心に浮かぶ神殿にいた。

「ここは、どう見ても……」

 見覚えがあるどころじゃない。今まで幾度となく見てきた、モンスターバースに酷似した世界だった。

「ようこそお越しくださいました、道永レン様」

「え……、エルしゃま?」

 うさ耳に巫女服の少女が、状況が呑み込めないレンに語りかけた。

 彼女の名は【エルシー】。モンスターバースでプレイヤーをサポートする大人気キャラで、プレイヤーなら一度は彼女に恋をするとも言われている。

「お願いですレン様。この世界を救ってください!」


 ――エルシーに導かれ、彼女の暮らす集落へ案内される。

 そこで頭に角、背中にコウモリのような羽を生やした、ファンタジーで俗に【悪魔】と呼ばれる者。それに虐げられる人々の姿をあちこちで見た。

「この世界では数年前【魔王】を名乗るものが、悪魔の群れを率いて現れ、侵略を開始したのです。最初は我々も育てたモンスターと共にたたかったのですが、……結果は大敗、大半のモンスターが滅ぼされました。」

「だから俺をこの世界に呼んだってのか? あれと戦うために?」

「はい、レン様は異界にて、どんなに弱いモンスターも強く育てることができると聞いております」

「今、戦えるモンスターはどれくらいいる?」

「ゴブリン、スライム、フェアリーなど……です」

 それらは全てゲーム序盤でしか出てこない、いわゆるザコばかりだ。

「何とかならないでしょうか?無理難題なのは百も承知ですが――」

「くっくっく……」

「レン様?」

 レンは不敵な笑みを浮かべ――、

「エルしゃま、俺にとって……チート級のモンスター達を使い強くなった気でいるプレイヤーを、マイナーモンスターで蹂躙してやる事が、最高に楽しいんだよ!」

 独自の理論でトレーニングした弱小モンスターとともにレンは、最強の魔王達に立ち向かう革命への道が始まる。


文化放送の「下野紘・巽悠衣子の小説家になろうラジオ」の

「タイトルは面白そう」のコーナーで読まれたネタを

リメイクした作品です


ついに始まった第6回「小説家になろうラジオ大賞」

作品についての話は活動報告で書くので乞うご期待!!

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― 新着の感想 ―
モンスターファームみたいな異世界ものは初めてだったので新鮮でした。面白そうだなと思いました。
すまん レンの顔が岸辺露伴になった。
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