表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

56/56

エピローグ

 関西、某学園。


 学内の有力選手五人と同時に戦い、ついに一撃も受けることなく倒してのけた少女は、LLGのメールを見て満面の笑みを浮かべた。


「国防学園付属高校代表は藤林叶恵……待っとったよ叶恵」


 胸の横に垂らした長い横髪を指でなでながら、少女は叶恵との思い出を懐かしむ。


「はは、レッドフォレストまで来いや叶恵。ウチが遊んだるわ♪」


 昨年度西日本代表・レッドフォレスト杯出場者・西宮(にしみや)(つぐ)()



   ◆



 とある日曜日の深夜、俺はさる高級ホテルの一室に呼ばれていた。


 相手は名のある企業の御令嬢で、俺に重要な話があるらしい。


 部屋のカギは開いていて、開けると中は薄暗かった。


 けれど、夜景に照らされた彼女の姿は確認できる。


 まだ一八歳なのに、大人顔負けの美貌と色香を漂わせる彼女は、露出の多いパーティードレスに身を包み、テーブルの椅子に腰かけていた。


「お待ちしておりましたわ、どうぞ、桐生様」


 促されるままに俺は向かいの椅子に座る。


 その時、突然部屋に別の人間が駆けこんで来た。


「何してるのよお姉ちゃん!」


「おー強姦魔、また俺を狙いに来たか?」


 出入り口に立っていたのは、学園のトイレで顔を合わせた児玉陽菜だった。


「うっさい変態! って、それよりお姉ちゃん、これは一体」



「ああ、やっぱり瑠奈さんて陽菜の姉なんですね。同じ児玉って苗字だし予想はしていました」


 瑠奈は艶然と笑う。


「ええ、陽菜、あなたもいるならちょうどいいわ。桐生朝更さん、わたくしの要求を単刀直入に申し上げますわ」


 瑠奈の、黒真珠のような瞳が俺を捉えて、怪しく誘う。


「貴方には、わたくしの妹、児玉陽菜のコーチになって欲しいのです」


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 10年前に第一巻想定で書いたもので、とりあえずここまでです。

 幼稚園の頃に任天堂のスーパーメトロイドでサムスアランに魅せられてからずっとパワードスーツヒロイン好きなのですが、ラノベ市場でもパワードスーツヒロインブーム来ないかなぁ、と思う今日このごろ。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 本作を楽しんで頂けた人は私がMF文庫Jで書いた

【忘却の軍神と装甲戦姫】

 をオススメします。


 また、カクヨムに投稿した

【借金返済のためにフルダイブゲームを最速クリア】

【兵站裁判・補給物資を手に入れるのは俺だ!】

 もオススメします。

 この二作と本作と【最強の格闘技は何だ!?】に出てくる桐生さんは全員血縁者です。そう思いながら読むと面白さが変わるかもしれません。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ