表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

雪流れては空を埋める凍雲、鉛の如し

確定的な未来の話



 天井(そら)に向かって手を伸ばす

 独り夕方寒い世界

 たった今だから、決まるものもある

 崩壊した復路は残されていない


 今未来はみつかった

 進むべき道などないということ

 残らなかった道を選びたい

 現実は余り物の道を歩むだけ

 止められないし、止まらないけれど

 いつか終わりが見えるのだろうか


 未来に怯えている

 まだ見えない暗がりに

 どこまでも行けず避けてばかり

 勝手に大人になるというのに

 どうして未来は必要なのか


 明日を望めと言うのなら

 明日を教えてくれないか

 確定した未来、教えてくれないか

 未来の隅で蹲った

 目を背けて、耳に蓋をした

 最後に未来に話したい

 逃げた世界はどこまで美しい

うた

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ