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魔眼少女  作者: つばさ
12/25

第3章「偽りの時間-起」

すいません!1話分投稿し忘れました!


いよいよ魔眼少女の掲載を始める時がやってきました!

本日の8:00〜18:00までの短いあいだですがどうぞご覧下さい

詳しい詳細は後書きにて

Twitterで#魔眼少女で感想を呟いてもらえると見やすくて嬉しいです

偽りの時間-起

いつも見ている景色は人と違った

そんな(ちから)は要らなかった

決して望んで手に入れたわけではない、そういう家に生まれたから、ただそれだけの運命(りゆう)だった

「止まれ!」

その時少女の運命は狂い始める


「山崎も林堂も今は昼寝の時間じゃないぞ〜!」

私は先生の怒鳴り声で目を覚ます

危ないところだった、どうやら2人は犠牲になってくれたようだ

〜回想〜

昨晩霊安室の後片付けを無事に済ませたのはいいものの終わる頃には朝日が昇り始めていた

「やっと終わった〜!」

「ああ結局朝まで働いてしまった...」

沙彩は魂が抜けたように地面に寝転がる

「寝てる場合じゃないですよ、今日は月曜ですよー」

神奈は沙彩の耳元で囁く

「寝っ転がるのもいいがそろそろ家に戻らないとまずいんじゃねえか?」

「そうだね朝食くらいは食べてから行きたいし、そうだ愛生衣もうちで食べない?」

「うん!」

愛生衣は嬉しそうに返事をする

「それじゃあ帰りましょうか、ほら沙彩さんも置いて行きますよー」

「うーん後五分...」

どうやらこの人はもうダメなようだ、沙彩のポケットからスマホを取り出し目覚ましをセットしておく

「流石に起きた時に誰もいなかったら目も覚めるわ、それじゃあ行きましょうか?」

「神奈って結構えげつないとこあるよね、魔眼を使ってる時も別人みたいだったし」

「そうだよね、何というか男の子ぽかった」

「そうかしら、私はいつも淑女として振舞っているつもりなのだけど」

「ふふっそれ無いね、神奈が淑女だったら誰が野蛮人なのさ」

「うん、淑女は刀を振り回したりしない...」

神奈は2人に笑われた挙句野蛮人などと言われる

「もう2人で仲良くしちゃって、2人とも明日授業中に寝る呪いをかけてやる!」


〜回想終了〜

そういうのは言い出しっぺがかかるんだよー

なんて文句も出たがどうやら効果覿面らしい

「次の問題は未南雲に頼もうかな」

そんな2人を眺めてニヤニヤしていると突然先生から指名が入る、まずい何も聞いてなかった

「すみません、どこの問題ですか?」

「未南雲も寝てたのか?さては1週間の休みが

あったからって3人で徹夜で遊んでたんじゃ無いだろうなー」

残念ながら3人で一括りにされてしまったようだ、人を呪わば穴二つとはまさにこの事だ


昼休み

普段は誰もいない寂れた屋上に今日は3人の影が見える

「もう、あなた達のせいで私まで怒られたじゃない」

「元はと言えば神奈が呪いなんて言うから寝ちゃったんだよ」

「咲ちゃん、流石に授業中に寝たのは自己責任だよ」

お弁当を食べながら仲良く3人で話す昼休み、思えばずっと自分を隠してきた私にとってこの2人が初めてこんなに仲良く出来た人かもしれない

「あらカバンに付けてるこれ可愛いわね」

愛生衣のカバンにはハート型のアクセサリーが付いていた

「これ押したらどうなるの?」

咲がハートの上についているボタンを押す、するとハートの色が変わる

「これで毎朝ラッキーカラーに合わせてるの、そしたら一々悩まずに済む」

その時私はそんなことを小まめにやっている人間に生まれて初めて出会った

「そういえば愛生衣ちゃんの家族の葬儀は無事に出来そう?」

「うん、咲ちゃんのお兄さんが色々手伝ってくれて明日やる事になったんだ」

「うちのお兄ちゃんやけに張り切っててさ、愛生衣も他に何かしてほしいことがあったら今のうちに頼んどいた方がいいよ」

「葬儀まで手伝ってもらったのにこれ以上は頼めないよ、それに家族に1人でも大丈夫って言ったから」

「1人で生きるっていっても頼れるご近所さんがいるのはいいことよ」

もっともらしい事を言うが彼女にそんなご近所さんはいない

「頼れるって言えば澪さんだっけ、あの人にもお礼を言っておいてくれない?何の関係も無いのに色々調べてもらってありがとうって」

結局の所決して無関係な事件でも無かったのだがそれは私達の問題であって本来彼女達に

話すべきではない

だが林堂愛生衣はまだ魔眼を持っている、持っている以上魔眼奪いに襲われる危険はゼロではない

「実は私と澪さんで調べてる事があって今回の事も全くの無関係じゃ無かったのよ、本当なら魔眼使いじゃない咲には言うべきじゃ無いんだけど...」

私は魔眼奪いがこの街に潜んでいること、過去に私の家族に起きた事件、そしてそれらが繋がっているかもしれない事を2人に伝えた

「魔眼奪い...そんな人がいるんだ」

「私達も一緒に調べてあげるよ、人は多いに越したことはないでしょ」

「残念だけどあなた達を巻き込む事は出来ないわ、魔眼奪いは危険過ぎる」

「だけど神奈だって困ってたのに私達を助けてくれたんでしょ、だったら私達も...」

「それはダメよ、私があなた達を助けたのは全部視えてたから、でも魔眼奪いと関わってどうなるかなんて一切わからないのよ」

「だったらどうして話したの?手伝いが要らないなら咲ちゃんには言う必要は無いんじゃ」

「この話を咲にもしたのは愛生衣ちゃんを魔眼奪いから守ってほしいからなのよ、私が魔眼奪いを追っている間に他の人が襲われたんじゃ話にならないじゃない」

「それなら任せてよ、神奈に心配はかけさせないよう絶対に守ってみせるから」

「私も咲ちゃんくらい強くなれるように頑張るよ、だから心配しないで」

そうだった、すっかり忘れていたが彼女も剣道部だった

「愛生衣ちゃんって剣道部だったわよね、ひょっとして無駄な心配だった?」

「それは大丈夫じゃないかな、愛生衣は何というかその...」

「運動音痴?」

咲が遠慮していた事を容赦無く突きつける

「実は咲ちゃんに誘われて剣道部に入ったのはいいんだけどマネージャーみたいな感じで備品管理とかしかしてなかったの...」

「ならこれからね、私も暇な時は稽古をつけてあげるわ」

「そうと決まったらまだ時間もあるし早速練習しよう!」

「えっちょっとふぁって!」

愛生衣は急いでご飯を口に掻き込みながら咲の後についていく

「いいコンビね、これなら安心できるわ」

神奈はスマホを取り出す

「もしもし神奈です、こっちは片付いたので今日からは神宮優香を探ります」

「随分と張り切ってるわね、学校もある事だしそこまで気合いを入れなくても大丈夫よ」

「今回澪さんには随分頼っちゃいましたから、次は私ももっと働きますよ」

「それじゃあパンドラに行ってもらってもいいかしら?最近私が行っても辿りつけないのよ」

あそこが不思議な場所だって事は知っているが魔眼使いでも辿り着けない時があるのか

「わかりました、今日にでもあたります」

「ふぁーあ」

電話を切ると大きなあくびが出る、徹夜した次の日の学校がこんなに辛いとは思わなかった

「そうだ、帰ったら叔母さまに謝らなくちゃ」

叔母はどうやら私が帰ってくるのを相当待っていたようで今朝家に帰った時は朝食の隣でぐっすり寝てしまっていた

トントン

学校が終わり恐る恐る自宅のドアをたたく

「神奈ちゃんおかえりなさい」

てっきり鬼の形相で迎え入れられると思っていた私はその表情に驚く

「ごめんなさい叔母さま、昨日は色々あってすぐに帰れなくて」

「今朝並木さんという方からお電話をもらったわ、詳しいことは聞いてないけど神奈ちゃんにお礼を言っておいてほしいって言われたのよ」

どうやら沙彩さんが先手を打ってくれたみたいだ、とは言っても彼女を置いていった私に文句を言いたかっただけかもしれないが取り敢えず感謝はしておこう

「少し用があるので出てきますね、夕飯までには帰ります」

「今度こそちゃんと帰ってくるのよ」

私は家に帰って早々にパンドラへと向かう

「ええっと来ないだ来た時は確か...」

前に来た時と同じ道を辿ってみる、しかし辿り着いたのは路地裏の行き止まりだった

「何で着かないのよ!こっちは早く帰んないと行けないってのに」

もう一度やってみようと走って来た道を戻る、すると角を一つ曲がっただけなのに目の前の景色は先程と一変していた

「本当に不思議な場所ね、今度こそ迷わないように目印でもつけとこうかしら」

向かいの壁にペンで丸をつけておく、毎回の場所が違うのなら意味は無いかもしれないが偶然また同じ場所になる可能性もある

「あっ」

パンドラの前に戻ろうとした時に石につまづいてすっ転んだ

「もう、今日は本当についてないわね...」

土を払い立ち上がるとパンドラの看板にペンの先が擦ってしまったようで一本の細い線が引かれていた

「.......うん、私は何もしてないわ、こんな線元からあったかどうかなんてわかるわけないじゃない」

油性ペンで滑らせてしまった跡を見て何事も無かったように振る舞う

トントン、ドアをノックしてから入る

初めて来た時と変わらず老人は椅子に座り何かを見ていた、変わったといえば周りでたむろしている魔眼使いと思われる人達が居なくなったことくらいだろうか

「神宮優香について聞きに来ました、彼女は今どこにいるんですか?」

「これはこれは未南雲のお嬢さんじゃないかい、随分と早いのお」

「早くなんてないですよ、誰のせいだか知りませんけどこれでも結構かかってるんですからね、早く教えてもらえると助かるんですけど」

神奈は嫌味交じりに言う

「それは申し訳ない事をした、しかしこれでもパンドラは人には知られてはならない事が沢山ある場所だからの、多少の面倒は許してもらいたい、それで目当ての神宮優香なんじゃが残念ながらここ数日行方をくらましておるんじゃ」

「数日間行方不明って住んでる場所を知ってるんですか?」

「元々私が住んでいた場所じゃよ、たまに様子を見にいってるのじゃが何故か4日前に見に行った時は留守にしておったんじゃよ」

「その場所を教えてもらってもいいですか?」

「別に構わんがもし彼女に会う事になってもその瞳を見てはならぬぞ」

そういえば彼女が何の魔眼を持っているか知らなかった

「神宮優香の魔眼は何なんですか?」

「それを知らずにここに来ていたんじゃな、彼女の魔眼の名は時の魔眼、その眼は時の流れを視ておるんじゃよ」

老人は驚き答える

「それが危険な力なんですか?」

「視るだけなら害はないじゃろう、だがその流れに干渉することが出来るとしたら...」

「そんなの人が持っていい力じゃない、ならあなたが彼女を預かった理由は?」

「無論その力が危険だからじゃよ、そのような力は人に利用されぬようにこの世界から隔離しなければならん」

「そんな人物が居なくなったのにあなたは探さないんですね」

「無論そんな無責任な事はせんよ、うちで動ける連中を何人か捜索に回しとる、じゃが彼らとの連絡が今朝から途絶えておっての、そんな時にお嬢さんが現れたというわけだ」

「少々出来過ぎな気もしますけどそれなら神宮優香は私が探し出します、それとあと一つだけ聞きたい事があります、澪さんをパンドラ(ここ)に招き入れなかった理由は何ですか?」

「ここは来るべき者しか辿り着けぬ、彼女が来るべき時ではなかった、ただそれだけじゃよ」

あまりの答えに疑いたくなるが老人は嘘を言っていない、だとしたら信じるしかない

「面白い回答をありがとうございます、では私はそろそろ帰りますね、次に来る時私は来るべき者だと良いのですが」

そう言って神奈はパンドラから立ち去る

「安心せいお嬢さん次の心配など要らぬよ」

誰も居なくなったパンドラでロブルスは1人呟く


「ただ今戻りました」

「おかえりなさい神奈ちゃん、もう少しで夕飯が出来るから待っててね」

よかった、パンドラに長居しすぎて夕飯などとっくのとうに出来ていると思ったが今日は遅いようだ

私は部屋に入りロブルスさんに教えてもらった神宮優香についての情報を澪さんにメールで伝える

するとすぐに返信が返ってくる

『パンドラへのお使いお疲れ様、時の魔眼と関係のあるかもしれない妙な事件を見つけたから明日知り合いの刑事と一緒にその住所に訪ねてみるわ、報告はその後って事で神奈ちゃんはちゃんと学校に行くのよ』

学校をサボってそこに訪ねようとしていたのだが釘を刺されてしまった

『わかりました、魔眼には気をつけて下さいね(´ω`)』

「夕飯が出来たわよー」

返信を返すと叔母の声が聞こえる

「今行きます!」

私は返事をして部屋から出る、どうやらまた明日から忙しくなりそうだ


次の日の帰り道、まだ学校からそう遠くない場所にいる時にその連絡は来た

「神奈ちゃん気をつけなさい、どうやら私達は検討違いの想定をしていたようよ、神宮優香の魔眼は人の手に負えるものじゃない」

その声は少し震えていた


数分前

「どうやら神宮優香の家はここのようですね」

「ええ、思ったより普通な場所ね」

神奈から教えてもらった住所に刑事の高宮緋夏斗と一緒に訪ねてきたのはいいがそこは普通のボロアパートだった

「おや、この扉少しおかしいですね」

「何かおかしいかしら、私には普通に見えるけど」

ドアノブを回そうとして彼が呟く

「このタイプはドアの内側につけるべきなんですよ、ほらこうすると鍵が開くようになっています」

ドアノブを回そうとカチャリと音がする

確かにこれはおかしい、まるで中にいる人物を閉じ込めているようだ

「誰もいないようですね」

彼は廊下に面している扉を一つずつ開けて確かめる

そして一番奥の扉を開けようとしてまたもや奇妙なドアノブを見つける

「これもそうなってますね、勘違いするにしても相当なもんですよ」

緋夏斗がその後ドアノブを回そうとした時に澪はある事に気づく

「中にいる人物を閉じ込めるだけじゃない、このドアノブは外から誰かが来ることを想定してつけられてる!」

だがその言葉は遅かった、彼がドアを開けた瞬間影が飛び出してくる

「神宮優香か!」

少女は緋夏斗を押しのけて澪の横を通り過ぎようとする、その時少女の首元から何かが落ちる

「待ちなさい!」

澪は反射的に少女の手を掴む、その行為の愚かさに気づくのに時間はかからなかった

「ごめんなさい、もう限界なんです...」

彼女の眼が青く輝く

「まずいっ」

目を閉じようとするがもう遅い、彼女の身体はだんだん感覚を失っていく

「あれっ」

だがそれは唐突に止まる、身体が感覚を取り戻した時にその原因はわかった

「なんであなたが...」

緋夏斗は澪と少女の間に仁王立ちしている

「ここで僕が残っても何も出来ない、だがあなたなら止められる、後は任せましたよ...」

高宮緋夏斗の時は完全に止まる、命を持つ亡骸を目にして少女は開いているドアから去っていく

残った澪はしばらく茫然としていた


約1時間後

「はあ、はあ、やっと着いた...」

神奈は息を切らせながら扉を開ける

部屋の中には澪さんがただ1人立っていた

「神奈ちゃん、ここまで来たら大変じゃない、帰りが遅くなったら叔母さんに怒られちゃうわよ」

その表情は冗談を言っても取り繕えるものではなかった

「来るに決まってるじゃないですか、一体何があったんですか」

澪は神奈に先程起こった出来事を伝える

「私が油断してたからあの人は...」

「その人は今どこに?」

「事件を捜査してる刑事達に引き取ってもらったわ、他の被害者も警察内部に保管されているけれど助かるかはわからないわ」

「だったら早く助けるためにも神宮優香を探しましょう、明日からは私も参加します」

それを聞くと澪さんの力のない目が鋭くなる

「ダメよあの魔眼はもう私達の手に負えるものじゃないわ、彼の二の舞になりたくなかったらロブルスさんに頼んで対応策を検討してもらうべきよ」

「それじゃあいつになったら解決するかわかりません、それにその人は澪さんに自分の未来を託したんですよね、だったら私達で神宮優香を止めましょうよ」

それを聞いて澪の目に光が戻る

「そうだったわね、私としたことが弱気になっていたみたい、彼に託された以上丸投げは出来ないわよね」

「それじゃあ、まずはこの部屋の捜査としますか」

部屋の中には生活に必要な物以外殆ど何もなかった

「この中にずっと閉じ込められてたとしたら相当酷いわね、これじゃあ虐待よ」

「ロブルスさんは危険な力を隔離しているって言ってました、でもこれは酷いですよね」

「ちょっとまって、ロブルスさんは本当に隔離って言ったの?」

「はい、嘘も視えませんでしたし」

「だとしたらおかしくない?この部屋も玄関も中から出られなくても外からなら容易に入れるわ、とてもじゃないけど隔離とは言えない」

「じゃあ誰かがドアノブを付け替えた、でもそもそも近いうちにここに誰かが来るってわかってたのは...ロブルさんとロブルスの知り合いの魔眼使い、それに私達と高宮さんだけ」

「まだ1人いるわよ、過去と今もその存在すらも謎の人物がね」

「叔母さま...たしかに彼女になら私のスマホを盗み見る事は出来ると思いますけど昨日の夜はずっと家に居たはずですし分身でもしない限り神宮優香を閉じ込めてドアノブを付け替えるなんて出来ませんよ」

「確かにそうよね、私達がここに来るのが何時かなんてことは知り得ないし予め用意しておくなら昨晩が期限よね、だったら残った可能性は...」

「考えるより本人を探して直接聞き出した方が早いですよ、これを見てください廊下の隅に落ちてました」

「これってペンダント?相当古いもののようだけど...」

「裏に日付が刻んであります、1964.6/14 dear ..u.k..、掠れてて読めないですね」

「普通に考えればyukaよね、でもそう考えるとこの日付はおかしいわよね」

「この年に何かおかしな事件があったか調べられますか?このペンダント無関係じゃないと思うんです」

「それは同感よ、何もないのにこんな錆びたペンダントを着けてるとは思えないもの、出来る限り早く調べてみるわ、だから約束して神奈ちゃんはそれまでは絶対に一人で調べたりしないで」

そんなに心配そうな目で見られたら答えは一つしか出せない

「わかりました、澪さんこそ危ない時は私を頼ってくださいよ、こう見えても本気を出せば強いんですからね」

「そうね、それなら私も安心出来るわ..」

澪さんは言葉が終わるまえにふらつく、きっとあれからずっと緊張の糸を張り巡らせていたんだろう

「そんな調子じゃこっちが心配しちゃいます、家まで送って行きますよ」

「いつもなら断るのだけど今日はお言葉に甘えちゃおうかな」

二人は肩を並べて歩き出す


澪の家の前

住宅街の中に建つ普通の二階建ての家、路地に入ったらよく見る光景だ

「今日はありがとうね、叔母さんに怒られないかしら?」

「多分怒られると思いますけど気にしないでください、それよりも澪さんってここに住んでたんですね」

そこは神奈の母親の実家のすぐ側だった

「そうよ、それじゃあね」

「えっ、あっ、さようなら」

もう少し立ち話をしたい気分だったが澪さんは話を遮るように扉を開けて家に入ってしまった

「さあ私も帰るとしますか!」

無駄に元気を出して歩き出す、きっと怒られるだろうが気にしない気にしない






どうも新作を思いついてから旧作が踏み止まっていたダメ作者のつばさです

それでも何とか「魔眼少女」を書き終えることが出来ました

そして少しでもこの小説を色んな人に見てもらうためにある企画を思いつきました

それこそがアニメの一挙放送ならぬ、小説の一挙掲載です!

というわけで本日の8:00〜18:00にアニメよろしく30分に一話投稿致します

またTwitterで#魔眼少女で感想を呟いてもらえれば作者が突撃しに行きます!

是非色んな方と感想を言い合ってもらえればと思います

作者Twitter https://mobile.twitter.com/atorietsubasa


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