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絵ごころ引力  作者: yomo
18/21

「方向」

 典秀は江の島のきれいな夕日の風景を描こうとしていました。しかし、亜美さんのお母さんの店「絵ごころの家」にすでに展示されていました。今まで考えていた構想がいっきに崩壊! そんな典秀にイメージが浮かぶ。それは、あのパンと言う食べ物! そのパン好きな典秀に待ち受けていた噂……。

 私は……

 壁に掛った夕日がまぶしくえがかれた江の島の絵を見ていました。


「典さん、あの絵が気になるみたいだけど? どうかしたの?」

「あはは……。どんな人がいたのかなって思って」


「その絵ね。近くに住む大学生の裕介ゆうすけ君が描いたのよ」


 裕介君?

 ここの常連さんなのかな?


 それにしても大学生に先を越されてしまった……

 しかも構図的にも私のイメージ通りなのです。


 ショックです。


 さて困りました。

 また振り出しに戻ってしまいました。


 私が江の島に何の為に行ったのか分からなくなってきました。


 ……亜美さんの友達と出会う為?


 カラ~ンと店のドアが開きました。

 顔を出したのは亜美さんでした。


「典秀さん! お母さん行って来ます」

「あら珍しい。店に顔出すなんて。気を付けてね」


「いってらっしゃい亜美さん」


 彼女は、ニコニコしながらまたカラ~ンとドアを閉めました。


 再び私に憂うつ感が戻って来ました。


「典さんは、どんな絵を考えているのかしら?」

「風景的な物を描こうかなって思ってるんですけど……」


「すっごく期待してるからねぇ! 出来たらすぐ持って来てね」


 なんたるプレッシャー……


 プレッシャー!

 プレッシャー!!

 あぁ、プレッシャー……


 でも、こんなに期待されているんだ。


「オッケーです! それじゃあもう帰ります」

「あのも頑張ってるみたいだから」


「分かりました!」


 私は、悟られないように平然とした顔で店を出ました。

 車に乗り込んでエンジンをかけました。


「あぁぁぁ~! 何でだよ~!? 何で江の島なんだよ!!」


 私の中に再び先を越された悔しさが湧き上がって来ました。


 じゃあどうすればいい??

 考えてみました。


 その大学生よりも上をいく絵を描かなければいけない。

 絵のサイズを大きくするか?


「あれ? 典さん帰ったんじゃなかったの?」


 亜美さんのお母さんが店から出て来ました。

 私は、車の窓を開けました。


「ちょっと考え事を……。大丈夫ですよ」

「そうなの? なら良いんだけれどね」


「じゃあ本当に帰ります」


 私は、窓を閉めて車を発進させました。

 お母さんは手を振って見送ってくれました。


 通勤の車で、まだ少し道は混み気味です。

 そんなもどかしい時間を過ごしながら家に帰って来ました。


 とりあえずソファに腰をおろしてテレビをつけました。

 ちょうど江の島の様子を撮影した番組が放送されていました。


 何という偶然?

 というか、今の私にとっては単なる仕打ち?


「あぁ~。それにしても何描こうか~」


 体に力が入りません。

 本当に、すごろくでゴール寸前で振り出しに戻るマスに止まった気分です。


 誰も描かない様なものを描かないと!

 でもどんな?


「江の島は、封印された……」


 またイメージが浮かぶまで待つしかないな……

 私は、かるく目を閉じました。


「……ん!?」


 私の頭の中に何かが飛び込んで来ました!


 それは……


 それは、めちゃくちゃ美味しそうなパンのイメージでした。


 パン!?


「パン? なぜパンが出て来る?」


 私は、パンを食べるのも見るのも大好きです。

 作るのは仕事だから、でも嫌ではないけれど……


「何か良いイメージ! キャンバス! キャンバス!」


 私は、それからひたすら描き続けました。

 気が付くと、2時間ほど時が経過していました。


 キャンバスがそんなに大きくないせいか、ほぼ完成近くまでこぎつけました。


「おぉ~! 良い感じだ。 このまま完成させよう!」


 私は、なおも筆を走らせました!



「よし!! 完成だ!」


 私の目の前には……

 少し魚眼レンズっぽく描いたクロワッサンとその奥には、美味しそうなメロンパン!


「もっと大きなキャンバスにすればよかったかな?」


 私は、描いた絵を見ながらキャンバスの大きさに少し後悔にも似た感情を抱いていました。


「風景じゃなくなっちゃったなぁ……。まぁ良いか。なんかお腹空いた。パン買いに行こう!」


 まぁ、パンの並ぶ風景って事でよしとしましょう!


 私は、歩いて5分くらいの所にあるパン屋さんに向かいました。


 何だろう?

 パンを買いに行くだけなのにこのワクワク感は?


「いらっしゃいませ~!」


 元気の良いお店の人の声!

 陳列棚には出来たてのパンがずらりと並んでいました。


 数人のお客さんがパンを選んでいます。

 もう、15分もするとランチの時間です。


 この店は、結構な行列になる事を私は知っています。


 おぉ!?

 これは!


 さっき私が描いた絵に似た風景です!

 ……似た風景ではなく私の頭のどこかにあったのでしょう。

 このイメージが。


 美味しそうです!


 ここのカレーパンは絶品です。

 なので、私はカレーパンとクロワッサン、メロンパンそしてフィッシュバーガーを買って店を出ました。


「ずい分と買ってしまった?」


 ここに来た時は、ついついたくさん買ってしまいます。


「何かうらやましい……」


 私のどこかに店を持ちたいという気持ちがあるのでしょうか?

 歩きながらそんな事を思ったりしました。


 とりあえず、昼はこれで済ませる事にしました。



 自宅に戻って来てから思いました。


 あれだけ描く絵が決まらなかったのに、3時間足らずで完成できるとは思いませんでした。

 なかなか美味しそうな絵です。


 もちろん買って来たパンも美味しかったです。


 食べながら見ていた、昼のテレビのニュースはあまり良い話題がありませんでした。



 さぁ、今日から夜勤です。

 体のモードを切り替えないといけません。

 その為に一旦休む事にしました。


 テレビを消そうとしたその時です!


「画家の雪村 玄一信げんいちしん氏が結婚……」


 私は、手に持ったリモコンを放せなくなりました。


「お相手の女性は、一般の女性の方との事です」


 一般の方って、亜美さんのお母さんだよな……


 家で会った時は、そんな事何も言ってなかったけど?


 亜美さんにLINEしました。


 内容は、テレビで結婚の事やってたと……


 亜美さんから戻って来ました。


「今日、二人で婚姻届け出しに行った事ですか?」


 知っていた……

 娘さんだもんな当たり前ですね。


 となると画伯は私の?


「いやいや、まだ早いか……」


 私は、横になってもなかなか寝付ける事が出来ませんでした。



 ……目覚ましのアラームが聞こえます。


 いつの間にか眠ってしまったみたいです。


「あ~~!」


 大きく一回背伸びをしました。


 携帯を見ると亜美さんからLINEが来ていました。


「仕事終わったら行きますね」


 送ったのは、3時2分……

 今は、17時37分。


 ピンポーン!


「まさか!?」


 モニター画面をのぞくと亜美さんの姿がありました。


「ちょっと待って、今開けるから」


 私は、今起きた事も忘れてドアを開けました。


「典秀さん、寝てました?」

「たった今起きたところ」


「ですよね。パジャマだから……」


照れくさい……


「でもどうしたの?」

「出勤にはまだ早いでしょ。食事作ろうと思って」


「あ、ありがとう」


 亜美さんは、台所に向かいました。


「いろいろ借りますね」

「どうぞ~」


「お母さん達の事びっくりしたでしょ?」


 そりゃあテレビに出るくらいだからね。


「うん。驚いた」

「こっそり出しに行ったみたいなんですけど婚姻届け。何かバレちゃったみたいですね」


 でも、結婚かぁ

 すごいな!


 自分も一度はしたけれど、一度は……


 亜美さんは、料理を続けています。


「式とかしないのかなぁ~?」

「しないって言ってましたよ」


「そうなんだ。でも、何かお祝いしたいね」


 私は、亜美さんに話しを持ちかけました。


「そうなんですけどね……。向こうが忙しいみたいなんです」

「スケジュールか~。今日は空いていたって訳だね」


「さぁ、出来ましたよ! 食べましょう」


 向かい合って食事をして、わずかな時間を楽しみました。


「そろそろ支度しなきゃいけない時間だ」

「じゃあ、支度が終わったら一緒に出ましょう」


「うん。分かった」


 私は、会社に行く準備を始めました。



「用意できたよ」


 私は会社に、亜美さんは自宅へと向かいました。



 私が会社の駐車場に着くと、亜美さんと同期の吉田 美穂(よしだ みほ)さんがいました。


「あの~。麻牧さん欲しい物は何ですか?」

「なっ!? 何突然?」


「あぁ~……。聞き方がおかしかったですね。」


 なんだ一体?

 欲しい物とは何でしょう?


「実は、私の彼も麻牧さんくらい離れているんです。……年齢が」

「今……。私の彼もって?」


「だって、麻牧さんって亜美と付き合ってるでしょ」


 バレているというのか?


「えっ……。どうして知ってるの?」

「私は亜美の親友よ! 何でも知ってるんだから」


「それって、会社の人も知ってる?」


 私は、ここぞとばかりに聞いてみました。


「知ってるのは私だけだと思いますよ。亜美から聞きました」

「ははは……。そうなんだ亜美さんが」


「でね。彼の誕生日が来月なの。亜美から麻牧さんに聞いてみたらって言われたから」


 聞いてみたらって言われてもねぇ

 その彼の事も全然知らないし。


「亜美さん、そんな事言ってたの?」

「何かないですか?」


「趣味の物とか? 一緒に居る時のキラリと光る一瞬を見逃さない!」


 一緒に居る時……?

 キラリと光る?


 何だかおかしなことを言ってしまったかな?


「例えば、よくあるこれいいなぁって言った時とかがキラリチャンスとか」

「なるほど~。行動をチェックって事ですね」


「でも、さりげなくしないといけないよ!」


 私は、人差し指を立てて言いました。


「ありがとうございます。麻牧さんも亜美とお幸せにね」

「まいったなぁ~。うん。ありがと」


「夜勤、頑張ってくださいね」


 吉田さんと別れて工場に入りました。



 仕事の方は、トラブルも無く朝をむかえました。


 私は、思っていました。

 なぜ亜美さんは自分に相談をしろと言ったのかという事を……


 また、いつもの考え過ぎなのでしょうか?



「おはよっ! 問題なかった?」


 今、仕事の引き継ぎをしています。


「ん~。問題は無いけど受注がちょっと多いかな」

「了解した。お疲れさま」


「じゃあ上がります」


 仕事を終えた私は帰宅する事にしました。

 さすがに初日は疲れます。


 今日は喫茶店「絵ごころの家」に絵を持って行こうと思っています。

 亜美さんのお母さんにあの描いた絵を渡しに。


 家のソファに座ったとたん眠気が襲って来ました……



 目覚めたのは、8時40分でした。

 ボーっとしていると、出来上がっている絵が目に飛び込んで来ました。


「あっ! 行かなきゃ!」


 お店は確か朝は……

 9時半までやっているはず!


 私は、顔を洗って絵を袋に入れ車を出しました。


 思い出しました。

 まだ朝ごはんを食べていませんでした。


 店に着いたら何か食べたいと思います。



 カラ~ン


「あら典さん、いらっしゃい」

「トーストのセットお願いします!」


「待ってね。すぐ作ってあげるから!」


 私は、絵を隣のイスに置きトーストセットを待っています。

 「よしっ!」を待つどこかの愛犬の様に……


「はい! お待たせ!」

「美味しそうだ! あっ! これ出来た絵です」


「どれどれ~。まぁ~美味しそう! 良い感じに描けてるじゃない」


 褒められる事は、何歳になっても照れるものです。


「亜美も今日あすには完成出来るって言ってたわよ」

「そうですか」


「亜美の絵は、あそこのスペースに飾るのよ」


 結構、大きい……


 …………何か忘れている?


「あっ!! おめでとうございます!」

「もう、いいのよ~。恥ずかしい……。ありがと」


「すごいですよ! 画伯は、あこがれなんです」


 憧れの人が身近に感じます。


「あの人の絵もあるのよ。ほら」


 私は、お母さんが指さす方を見ました。


「えっ!? あの絵ってだいぶ前からありましたよね?」

「あら知ってたの? あの絵」


「小さい絵ですけど何か好きなんですよ。へぇ~。あの絵が……」


 じゃあ、私はずっと前から雪村画伯の絵を見ていた事になります。


「典さんの絵は、ここに飾りましょう。本当に美味しそうね。頼んで正解!」

「ありがとうございます。描いて良かったです」


「良かったらもっと描いていいのよ」


 私は、顔をほころばせながら店を出ました。


 気が付くと、亜美さんからLINEが来ていました。


「絵もラストスパートです。御朱印をもらう時に会いましょう」


 そろそろ完成なんだ!

 楽しみです。


 ……会えないって事だな。

 仕方がないですね。



 また出勤の時間がやって来ました……


 しかし、工場で……


「麻牧先輩って、事務所の吉田さんと付き合ってるんですか?」

「はぁ? どこからそんな話しが?」


「昨日、目撃したって人がいて駐車場で密かに会ってたって」


 確かに、会ってはいたけど……

 その目撃者って誰だ?


「この話しって広まってるの?」

「もうかなりですね。どうなんですか?」


「付き合ってないよ。他にいるから……」


 つい口が……


「えっ!? いるんですか? 知っている人ですか?」

「ははは……。どうかな?」


「でもどうするんですか? この工場の女性ひとならまずいですよ」


 本当に、こんなデマ流したのは誰だよ!

 亜美さんどうしたかな?

 事務所内だしな……


「吉田さんは?」

「今日は、有給とって休みですだそうです。用事で事務所行ったんです」


「じゃあ、この事態は知らないという事か」


 噂だけが一人歩きしているこの状況を……


 亜美さんからは何も話しがない。

 もうとっくに帰宅しているだろう。


「先輩も大変ですね。 じゃあ上がります」

「あ、あぁ……。お疲れさん」


「頑張って下さい!」


 それは、どう言う意味なのだろう?

 いろいろと想像してしまいました。


 亜美さん……

 なにか変な誤解していなければいいんだけど。


 よく考えると、亜美さんが相談しろと言ってたんだよな。


 ……困った。


 亜美さんと吉田さんは親友だし、もう話しをしてるかも知れない。

 もう誤解が解けているかも知れません。


 それを信じようと思います!


「吉田さんって可愛いよな。なっ、麻牧」


 今度は、隣のラインの同期の奴が話しかけて来ました。


「だから付き合ってないって! 誤解だよ誤解!」

「隠すな隠すな」


「本当だってば! 付き合ってるのは、亜美さんだ! あっ」


 しまった!

 たて続けに攻撃されたのでつい……

 私は、口がそんなに軽いのか?

 何という事だ!


「亜美さん? 誰? ん? 亜美……」

「お前さっ、もう上がりだろ! お疲れさん!」


「おう。じゃあ上がるかな……」


 何だかピンと来ていない様子です。

 もしかして、名字で呼ぶ方が多いから名前なんて気にしてないのか?


 そんなはずはない!

 あいつに限って……


「疲れてるんだきっと」


 しかし大変な事になっています。


 夜中だけど、休憩時間にLINEを送りました。


「変な噂が流れている」と……


 まぁ、返事が返って来る事はないでしょう。

 来るなら明日の朝ってところでしょう。


 !!


「その事なら、大丈夫です。信じてませんから」

「まだ起きてるの? あれは、吉田さんの彼の事を相談されただけ」


「それで会ってたのですか。信じます」


 ほんのちょっと疑っていた?


「誰だよ! 変なデマ流したのは? 迷惑だよ」

「じゃあどうしましょう? この噂」


「よく言うじゃない。人の噂も七十五日って」


 もう少しで休憩時間が終わります。

 このままだと、LINEが終わりません。


「75日も待つんですか?」

「聞かれたら付き合っていないってハッキリ言うよ」


「分かりました」


 でも、亜美さんはこんな2時過ぎまで起きてるんだ?

 絵の完成を目指しているとか?


「まさか絵をやってる?」

「やってますよ!」


「お肌に良くないよ。もう休みなさい」


 途中でやめられないか~

 完成が近いなら……


「は~い。もう寝ます。区切りがいい所で」

「こっちは仕事に戻ります」


「頑張って下さい」


 区切りがいい所ってどこだろう?

 頑張っているのは分かるけど……


 亜美さんの絵は、すごく期待しています。

 楽しみです。


 頑張れ亜美さん!



「牧さん! ちょっと来て下さい!」

「何? どうした?」


「鉄板詰まってます!」


 また……


 私は、急いで向かいました!

 しかし、復旧作業はすでに始まっていました。


 そのおかげで大事にはいたらずに済みました。

 その後は、問題なく進みました。


 そのまま朝が来て交代し、私は帰宅しました。


 亜美さんからLINEです。


「お店の絵見ましたよ! 美味しそうですね」


 吉田さんの事で忘れていたのでしょうか?

 でも、嬉しいです。


「でしょ!」と返しました。


 私の夜勤は続きます。

 ですが、明日は二人で御朱印をもらいに神社に行く日です。

 普通の人は、土曜日で休みです。


 亜美さんと、ご近所デートとでも言いますか?

 これこそ知り合いに会う確率が高い気がします。


 すぐに、吉田さんとの噂は消滅しました。

 出勤したら付き合っている相手は……


 隣の隣のラインの一つ下の後輩だったらしいです。


 確かに、年齢としては私と同じくらいです。

 吉田さんの言っていた事は納得しました。


 良い誕生日プレゼントを見つけて下さい!

 そう私は願っています。


 あとは、今日トラブルが無く終わってくれれば……


 神様お願いします!



次話へつづく

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