2学期のボクと、黒髪メイドと、あとひとり(5)
「英検か。」リコさんはちょっと考えているようだ。
「2級は受けておけ。」ブッキラボーに言った。
続けて、
「自由英作文が2次に出題される大学を受けるなら、
なおさら受けるべきだ。
別に出題されないなら、英検を受けなくてもよい。
英検のライティングでは自由英作文として意見文を書かされるからな。
ただ、2級が受からないようだと、
共通テストレベルで必要な点数が取れないかもしれない。
2級合格が、大学受験の目安だということだ。」
「なるほど、それで、どんな準備をしたらいいの?」
「もう、半分くらい準備はしているぞ。」
「どういうこと?」
リコさんは2冊の参考書を例のジュラルミンケースから取り出して、言う。
「英単語・熟語は『DUO3.0』でいい。2級対応の教材だ。
英文法も『3分で英文法』の後半でいい。
コピーに穴埋めして、あとは時々音読すればよい。
英作文とリスニング対策は
『予想問題ドリル』(旺文社)がちょうどよい。
2次のスピーキング対策は
『二次試験・面接 完全予想問題』(旺文社)だ。
ただ、ちょっとした使い方の工夫が必要だ。」
「まず、『予想問題ドリル』と『二次試験・面接』の
音声データをダウンロードして、
『予想問題ドリル』のリスニング問題の音声データと、
『二次試験・面接』の音声データを
それぞれ5分割して、デスクトップに貼り付ける。
そして毎日聴き続けることだ。
DUOと合わせて1日50分程度となるが、
それを2か月以上続ければ、合格レベルに達するだろう。
だから、英検受験準備は余裕をもって、試験本番3か月前からだ。
1か月でもできないことはないが、無理するな。
『予想問題ドリル』のライティング・英作文のページについては
ときどき眺めておいて、
意見文を書く際に使う接続詞などの確認や、
要約問題の解き方がわかればいい。
合格するだけならこの程度の勉強で済む。
英検準1級受験なら、
単語集を『英単語ターゲット1900』(旺文社)に変えるだけ、
あとの2種類の参考書は準1級用に変えるだけだ。
ただ、単語集の使い方は、
準1級を受けようと決めたときに教える。」




