表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
不死身の聖女  作者: 金木犀
第1章
6/43

6.結果

見つけて下さってありがとうございます!

昨日はもう一本投稿すると言っていたのに、出来なくてすみません!!m(_ _)m

こんな作者ですが、ブックマークやいいねお願いします!励みになります!

この話は短いです

両者は同時に動いた


ガンッッッ!!!!!


木剣と木剣のぶつかり合う音が響く。


最初のうちは小手調べ、何度か打ち合うと両者は距離を取り、互いの隙を探っていた。


何秒か経ったのち、最初に動いたのはアメリアだ。女性特有の小さな体格を活かして、素早くラウルの間合いに踏み込み下から木剣を振るった。


しかし、ラウルはそれが分かっていたのか慌てる様子を見せずに、後ろに回転してそれを避けた。


追撃するアメリア。ラウルが着地する前に攻撃を叩き込むつもりだ。着地をする所を狙って蹴りを放つ。とても素早い動きだ。ラウルもそれに驚いているのか目を見開いている。


ラウルは空中で身を捻じると、アメリアの蹴りを木剣で受け止めた。普通の人なら木剣に当たった痛みで直ぐには足が動かせないはずだ。


しかし、アメリアは痛みを感じていないかのようにそのまま足を振り切った。



木剣が宙を舞う。



ラウルは着地すると、両手を挙げた。降参のポーズだ。


ウオオオオォォォ!!!!!!


歓声が響き渡る。勝ったのは―――


「勝者、アメリア!!!」と、ロストが審判を下した。


ラウルはアメリアに近づき声を掛けた。


「アメリアって痛み感じねえの!?」

「ほとんど感じません。慣らされましたので」


少し空気が暗くなったラウル。慣らされたという所に思うことがあったのだろう。


「そうか....それにしても、アメリアすげぇ速いな!!」


小回りが利く体格だからといって、あの素早さは尋常ではない。一体どんな訓練を積んだのかラウルは気になった。


「師匠のお陰かと」

「師匠なんていたのか!」

「はい、教会で訓練をさせてもらっていました」


アメリアには師匠がいた。アメリアと同じく不死の聖女である女性だ。不死の聖女は総じて戦闘力が高い。教えてもらうにはもってこいだったのだ。


「その師匠、めっちゃ強いんだな!」

「はい、私よりも強かったです」


強かった、とアメリアは言った。それはどういう意味なのか。既にアメリアの方が強くなっているのか、或いは――――


「楽しかったぞ!俺もアメリアみたいに強くなりてぇし、これから色々教えてくれ!!」

「はい」


そう言った後、ラウルは空に目を向けてその眩しさに目を眇めていた。



だから気づかなかった。アメリアがこの世の全てを憎んでいるかのような表情をしていたことに







最後まで読んで下さりありがとうございました。


実は戦闘描写を書くのはこれが初めてです笑

もしかしたら、不自然な所はあるかもしれませんが暖かい目で見て下さい。よろしくお願いします!!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ