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不死身の聖女  作者: 金木犀
第1章
5/43

5.模擬試合

見つけて下さってありがとうございます!

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朝食を食べ終えたアメリアは、先日訪れた場所に来ていた。


コンコン


2回ノックをする。


「入っていいぞ」

「失礼します」


中へ入ると、男は先日と同じように執務仕事をしていた。


「なんだ?」

「はい、私は何をすればいいのかを伺いに来ました」


アメリアが聞きたかったのはこれだ。先日は挨拶だけだったので、自分がこれから何をすればいいのか分からなかったのだ。


「そういえば言ってなかったな、じゃあまずはお前の戦闘技術を確かめたいと思う」


アメリアは先日、戦闘は出来ると言っていたが、流石に口だけで戦場に出す気は無いようだ。実際に目で見て確認しておきたいのだろう。


「はい、どこででしょうか?」

「演習場だ。来い」

「かしこまりました」


そう言うと、男は立ち上がり演習場の方へ向かって行―――こうとしたところ


「そうだ、お前名前は?」

「申し遅れました。アメリアです」

「分かった。私はロスト、この隊のリーダーだ」

「はい」




演習場はとても広かった。射撃の的に訓練用の障害物、剣の練習に使う人形など様々な物があった。

騎士達は大勢いて、模擬試合や各人の得意な武器での鍛錬が行われていた。


「おい!誰かこいつと模擬試合出来るやつ居ないか!」


ロストの大声に騎士達の視線が一斉にアメリアの方を向く。


「あれって昨日来た聖女じゃね?」

「うっわ、めっちゃ綺麗」

「強いのか?」

「見たことあるような...」

「聖女って大体強いよな」


どうやら新しい聖女が来る度に模擬試合が行われているらしい。聖女は基本的に戦闘力が高い。騎士達は強者同士の試合を見るのが楽しいのだろう。


強者と試合ができる機会は勉強になる。騎士同士の試合でもいいが、新しい聖女というものに興味があるのだろう。挙がった手の数は意外にも多かった。


「多いな....じゃあ、ラウル!お前が相手をしろ」

「お!やったー!」


アメリアの相手は先日話したラウルになった。あの犬のような騎士だ。


「よろしくお願いします。ラウル」


隊のリーダーならともかく、ラウルはアメリアと同じ立場の騎士だ。様や殿はつけない。


「あ!お前昨日話した聖女さんだな!」

「はい、アメリアと申します」

「そっか、アメリアか!言っとくけどお互い手加減なしだ!!」

「もちろんです」


もとよりアメリアもそのつもりでいだ。お互いに本気を出し切ることこそ相手への礼儀だろう。


「よし、ではこの模擬刀を使え」


ロストが手に握っていたのは木で出来た模擬刀だ。


「相手の手から模擬刀を落としたら勝ち、相手を戦闘不能にしても勝ちだ。戦闘不能と言っても、意識は奪うな!首や顔の寸前で止めたら勝ちだ」

「分かりました」

「了解!」


2人は円の真ん中でお互いに向き合う。この円の線から体が出てもアウトだ。


「では、始め!!」


両者は同時に動いた




最後まで読んで下さりありがとうございました。


少し短いですが、後1話投稿する予定ですのでしばらくお待ち下さいm(_ _)m

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