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不死身の聖女  作者: 金木犀
不死身の聖女の弟子
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2.拒絶

見つけて下さってありがとうございます!


のどかな昼下がりの午後。一人の女性が教会の通路を早足で歩き、一人の少女の目の前に立ち止まった。


「アメリア!今日からお前は私の弟子だ!!」


初対面で言うセリフでは無いだろう。女性は喜色満面に少女に対して話し掛けている。

しかし、少女は興味無さげに女性を見やると


「ほっといて」


と言い、一人で何処かに行ってしまった。




******




アメリアは、訓練場に向かっていた。行く途中に視線を感じたが、いつもの事なので無視して通り過ぎる。


(弟子って....)


先程の事を思い出し、少し不愉快になる。あの女性とは初対面だ。それなのにどうして、いきなりお前は、今日から弟子だなんて言えるのか。


「そんな人、必要無い」


アメリアの口から冷ややかな声が出された。



訓練場に着くと早速アメリアは、模擬刀を手に取り素振りを始めた。仕方は教会の人から教わった。


不死の能力についても、不死の聖女の役割についても全て教えられた。


(私があの時、蘇生していれば....)


能力について教わった時から何度も考えていたことだ。知らなかったとは言え、もし知っていたらと思うと自分を責めるを抑えられなかった。


「おおー、素振りか。偉いな!でも、実際に戦わないと使い方は何時までも中途半端なままだぞ」


「―――!?」


知らないうちに、さっき話し掛けてきた女性が隣に立っていた。アメリアは息をする事も忘れて、その女性を見つめる。


何の気配もしなかったのだ。一体この女性はどうやってアメリアの隣に来たのか。


「お、人間らしい表情が出来るじゃないか。面白い!」


「....なんの用」


驚愕の表情を直ぐに引っ込める。この女性は何なのだろうか。何故こうもアメリアに付きまとうのか。


「言っただろ?お前は今日から私の弟子なんだよ!!」


「私は師匠なんていらないし、貴方をそう呼ぶつもりもない」


はっきりと拒絶をする。アメリアは怖いのだ。人との関わりを持っても、その関わりが一瞬で消える事が。


「しょうがないな....よし、アメリア!ちょっと我慢してくれ」


「へ?―――ちょっ何!?」


女性はアメリアを抱え上げると、訓練場を引き返して行った。




最後まで読んで下さりありがとうございました。


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