24.幾度目かの決意
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短いです。すみませんm(_ _)m
アメリアはララを部屋に戻すと、何を思ったのか騎士団の寮の最上階に向かった。
空はとっくに闇に包まれている。最上階から見えるのは、夜になり賑やかさを増した酒処や、月と共に天高く煌めく数多の星々。
こういう静かな夜の事を、嵐の前の静けさと言うのだろうか。
今日の殲滅戦で魔王のいる場所まで後、一歩となった。ロストから魔王の討伐に同行する許可はとっくに得ている。
たとえ、許可を貰えなかったとしても無理矢理にでも行こうとしていたアメリアだ。
(あと少しです、師匠...)
アメリアは空を見上げる。本当に綺麗な満月だ。降り注ぐ月の光は神々が祝福しているかのように、アメリアを照らす。
(ララは暫く、出てこないでしょうね)
部屋に戻す時になっても、ララは泣き止まなかった。あの様子では数日間は部屋から出てこないかもしれない。
ララにとって初めての友人の死だ。堪えるものがあるのだろう。
ふと、アメリアは思った。
(私は師匠が居なくなった時、泣かなかった)
アメリアは■■■が―――と聞いた時、泣かなかった。死んだも同然であるというのに。
それは恐らく、
(信じているのでしょうね...)
■■■が生きていると信じている。否、死んでいると認めたくないのだ。
だから、
「私が必ず、―――――― します」
決意の声は夜闇に溶け込み、誰に聞こえることも無くただ、神のみぞ知る秘密の呟きとなった。
『魔王が知恵や意志を持てば、魔物も知恵や意志を持つ』
『こうした魔物は既に何体か生まれていたかもしれません。つまり、魔王にも―――』
『一体、魔王に何が起こったのか。それを知っているのは――――』
アメリアはもう一度空を見上げると、月の光に背を向けた。
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次回から過去編です




