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不死身の聖女  作者: 金木犀
第1章
12/43

12.師匠

見つけて下さってありがとうございます!


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▽▼▽▼▽▼


「――何!?魔物がか!!」

「はい!魔物が集団で―――」


怒号のような声が響く。部屋の中にいるのはロストと殲滅戦に出ていた騎士だ。


「一体どうして....」


魔物に意思は無い。ただ獲物を求めて彷徨い、襲うだけ。集団で襲うなんて発想は無いはず―――だった。


「それで、騎士達は大丈夫だったのか?」

「はい、心配ありません。動揺はしましたが、すぐに殲滅しました」

「そうか...良かった」


魔物は魔王と一心同体だ。魔物が集団で襲いかかって来たということ。それは―――


(魔王が意志を持ったということか?)


少し前までの報告では、魔物が集団行動をしたなんて話は聞かなかった。つまり、意志を持ち始めたのはごく最近であるはずだ。


(意志を持ち始めてすぐだったから簡単に殲滅出来たとしたら、魔王討伐に時間を掛けたらどれ程の犠牲が出るのか...)


意志を魔物が持ったのだとしたら、騎士達の攻撃を学習し始める。ただでさえ、魔物達には数で負けている上に魔王を倒すまで魔物が尽きることは無いのだ。


長期戦になったら、消耗するのは騎士達だ。


「これは、一刻も早く魔王を討伐すべきだな」


一体、魔王に何が起こったのか。それを知っているのは――――





▼▽▼▽▼▽




『アメリア!今日も訓練をするぞ!!』


懐かしい声だ。これはいつの事だっただろうか。アメリアはこの声が苦手だった。暗闇の底にいた自分を無理矢理、光の元へ引っ張り出すようなこの声が。


『何?ほっといて。1人でやる』

『そんな訳にいかんだろ!お前は私の可愛い弟子なんだから』

『私がいつ貴方の弟子になったの....』


これは、アメリアが教会に引き取られて1,2年たった時の事だ。アメリアの師匠、先代の不死の聖女はアメリアに不死の能力の訓練をさせる役目を担っていた。


アメリアはいつもこうして、師匠の誘いを断っていたのだ。訓練は自分だけで出来るからと、しかし、何故だか最後には付き合わされていて訓練をしていた。


『お前は自分を大事にしなさすぎる!もっと自分を大事にしろ!!』


『アメリア!どうだ、露店で買ってきたんだ!お前は甘い物が好きだろう。一緒に食べよう!!』


『また、悪夢を見たのか?しょうがない、お前が寝るまで傍にいてやる』


最初のうちは、自分の中にズカズカ踏み込んでくる師匠がアメリアは苦手だった。

しかし、ある事がきっかけでアメリアは師匠の事を信頼するようになったのだ。


『師匠..あの....わ、わたし師匠に感謝してる』

『....アメリアが私に感謝か!明日が命日だな』

『さっきの撤回する』

『冗談だから!!怒るな、怒るな』


なんて、馬鹿馬鹿しいやり取りだって出来るようになった。それもこれも師匠のおかげだ。



だから――――



『師匠、行ってらっしゃい』

『ああ!待ってろ!!』


アメリアの師匠が、魔物討伐に行った時の事だった。その日は今までで1番空が晴れ渡っていた気がする。あの日の、火事と同じように




『アメリア!貴方の師匠が!!―――――――』

『.....え、』




▽▼▽▼▽▼




「師匠....」


あれから、1年が経った。アメリアは更に訓練を積み騎士団に入った。それもこれも―――




「私が必ず倒します」




アメリアから師匠を奪った、魔王を倒すために


最後まで読んで下さりありがとうございました。


師匠とアメリアのことについては、また纏めて書くつもりです。

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