プロローグ
恋愛少なめですm(_ _)mもしかしたら、ほとんどないかも
天井に煌めく、神々の創造を描いたとされるステンドグラス。
壇上の上には誰が入っているかも分からない大理石で出来た棺が、ガラス張りのケースの中に入れられている。
「この少女に、神々の御加護があらんことを――」
そう告げたのは、聖職衣を纏った中年の女性だ。その視線は目の前で跪いている少女に向けられている。
「今までありがとうございました。この教会に神々の祝福があることを祈ります」
返されたのは鈴が鳴るような声。しかし、その声はどこか無機質で、まるで感情の一切を捨て去ったかのようだ。
「本当によく頑張ったわね」
「....はい、私にはこの道しかありませんでしたので」
先程の無機質な声とは違って今度は、どこか強い意志を感じさせる声だ。
「それでは」
「...元気でね、アメリア」
少女、「アメリア」は立ち上がり真っ直ぐに扉を目指す。
女性がどこか名残惜しげに手を伸ばすが、アメリアは振り返ることなく扉の外へ足を踏み出した。
読んで頂きありがとうございました!
拙作ですが、これからも投稿していくのでよろしくお願いします(*^^*)