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錬金術とは?


「錬金術を説明しますと、始めは鉄を金に変えるという、いかがわしく怪しい詐欺まがいの魔法とも科学ともつかない中途半端な物でした・・・」


 錬金術を語り始めた、シャリル。



「しかし、近年は魔法と科学を組み合わせる事による新たな薬品の開発や、冶金技術の開発等、目覚ましい発展を続けており、特に凄いのは新たな兵器の開発・・・例を上げるなら、魔法銃や大魔砲、等の比較的新しい兵器を錬金術は生み出しました・・・」


 錬金術により生み出された兵器を、シャリルは語る。



「しかし、両方の良いとこ取りをして組み合わせたのは良いものの、威力が高いぶん扱える人間・・・魔法が使え、かつ銃の名手で整備が出来る者が限られる事や、製造コストの面から未だに研究中で戦場に試作品すらあまり出回らないと言う技術に御座います」


「うーーん、こっちも大変なんだな?」


 シャリルはそう説明すると、ジョージはまた思う。



 (・・・向こうでも本格的なレーザーやビーム等の光線、熱線、兵器やレールガンやコイルガン等の電磁加速砲や電磁石砲等の兵器はまだまだ試作段階だったはず・・・)


 現代でも、科学技術を駆使した兵器は研究されていると思うジョージ。



(・・・作れない事もないが? 作るのに莫大な費用がかかり更に運用にもっと莫大な費用がかかり、更に整備や大量に製造するとなると天文学的な数字のコストがかかるかも知れないので作られないんだよな・・・)


 と、ジョージは思う。



「錬金術を使った兵器自体は余り少ない変わりに、戦場には魔法と剣技を両方扱う事の出来る魔法戦士が居るように、魔法による術式と銃や弓を組み合わせた・・・魔法銃士、魔法弓兵、等の一個人の魔法術と通常武器とを組み合わせた兵科は戦場にそれなりの数を錬金術兵器に比べれば比較的多く投入して戦課を上げています」


「魔法と武器の組み合わせねぇ? 他にも何か色々とありそうね」


 シャリルが魔法と武器を組み合わせた兵種を語ると、ミリカはそう言った。



「はいっ! お姉さま、他にも色々と魔法や火薬兵器以外に、毒薬や疫病をつかった科学兵器、呪いをかけたり、相手を苦しめる呪術、等の様々な魔法の様な術式と軍事技術が有ります」


(・・・こっちには科学兵器の禁止条約はないんだろうか? それともあれか・・・クロスボウは強力過ぎるから禁止でも異教徒ならOKだよ? みたいなもんか・・・)


 シャリルが、様々な兵器の言葉を語ると。

 ジョージは、強力過ぎる科学兵器と呪術兵器にそう思った。



「これにて、説明を全て終了させて頂きます・・・」


 シャリルはそう言い、講義の終了を告げる。



「はあ、終わってほっとした~~」


「そうね、うぅん~~疲れたわぁーーーー」


 ジョージは体の上半身を机の上に倒して、くたびれる。

 ミリカは体を伸ばして両腕を上げた。



「御二人共、お疲れ様ですこの後は一時間くらい休憩をしましょう」


 シャリルは、ニコリと笑みを浮かべ、ジョージとミリカ達に提案する。



「食べ物はどうします、人間だった頃なら昼に昼食を食べていた時間だと思いますが、今は夜ですけどそろそろ夜食の時間だと思いますが」

 

 アレリオは、食事の時間だと二人に告げる。



「ハラ減ったーー・・・しかし動きたくない」


「ほんとにねーー? お腹が空いたけど、力が~~入らないわぁ?」


 ジョージとミリカ達は、今の授業のような説明を受けて、疲れて動きたくないのだ。



「あーー仕方ない・・・後少しくらいしたら、昼晩二回分の獲物仕留めに魔物の住みかの山の麓まで行くぞ」


「あーーそこならぁ? なにかしら、獲物になる動物は物凄く多くいそうね」


 ジョージはそう言うと、ミリカも魔物の住みかの山に行くのに賛成する。



「では、我々も休憩に入らせて頂きます」


「少し山への準備を・・・・・・」


 アレリオとシャリル達も、休憩に入る。

 そして、ジョージ達は休み終えると魔物の住みかの山へ向かって歩いて行った。

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