捕虜、トリーネの元へ~~♥️
「まあ、行き先も決まったし、後は皆で飯を食うべ、食うべっ!」
「んだな、んだな、腹が減っては戦ができね~~がらなっ!」
ーー改めて、行き先を決定した、ジョージとミリカ達。
二人は、テーブルの上に残った料理と飲み物を平らげようとした。
その後、アンデッド達は全員食事を食べ終えたことで解散した。
それから、また少し時間が立ち、ミリカ達は洞窟の奥に来ていた。
「んじゃ、皿洗いが終わったからトリーネの所に行きますかっ♥️」
「はいっ! 思いっきり遊んで上げましょうねっ♥️」
トレーに乗った皿やワイングラスを運んで来た、ミリカとシャリル達。
他、多数の女性アンデッド達がゾロゾロと列をなして歩いてくる。
「皿洗いも終わったし、さっさと行きましょ~~♥️」
「行こうっ! 行こうっ!」
「早く、早くっ♥️」
「行って、やらないとね♥️」
複数人からなる妖しき女性アンデッド達が続々と歩いていく。
暗闇を歩く、彼女たちが目指すは捕虜として捕らえた、トリーネが拘束されている馬車だ。
ミリカ。
ニウ。
キャロル。
シャリル。
この四人は、仲好く捕虜に向かって笑顔を浮かべたまま進む。
もちろん、他の女性アンデッド達も邪悪な雰囲気を出して、微笑みながら歩いていく。
そうして、ワゴン馬車の前まで歩いてきた、ミリカ達。
「ささっ! お姉さま、早く中へっ♥️」
『ガ~~~~!!』
「中には、お待ちかねの捕虜がっ♥️」
側面の扉を勢いよく開いた、シャリル。
中に左手を向けて、案内する、ファビアン。
「フフ・・・♥️ じゃあ、行きましょーーかっ♥️♪」
「待っててね、トリーネ? 私達が遊んで上げるわぁ~~♥️」
「今、私達が体を揉みほぐしてやりますからねぇ~~♥️」
ミリカが、グフフと涎を垂らしつつイヤらしい笑みを浮かべながら歩いていく。
その後ろを、ヌルとヴィカ達が顔をニヤけさせながら着いてゆく。
中に入った彼女たちは、早速馬車の奥で拘束されたまま身動きが取れないトリーネを見る。
「美しいわぁ♥️」
「本当ね~~♥️」
女傭兵である、トリーネの姿を見た、ミリカとシャリル達。
二人は、美しき北欧美女のナイスバディーな姿を眺めて興奮する
キャラメルブロンドの毛先が少しカールした長い髪。
水色のシャツに、灰色ズボン。
靴は茶黒いロングブーツを履いていた。
そして、俯いたままX型の拘束具に繋がれつつ眠っている、トリーネ。
「ぐぁ? ・・・あんた達はっ?」
目覚めたばかりのトリーネは、正面に立つ女アンデッド達を見た。
「あら、丁度よく起きたのね?」
「いよいよ、俺も年貢の納め時って、ワケかい?」
ミリカを含む、女アンデッド達を睨むトリーネの怒った顔。
左側に向けて、クール斜め分けにしてある金髪の前髪に、ネイビーブルー色をした瞳。
中々美人な顔をした彼女だが、それをキツく歪まさせるほど、目の前に立つ敵へ殺気を向ける。
「うぅんとーー? それは、まだ先かな?」
「先だってっ!?」
ミリカは腕を組んで、トリーネに頬を紅く染めた顔を背けながら語る。
そうやって、悪戯しながら暫くは遊んでやろうと言う、いつもの焦らし作戦だ。
ゾンビみたいに精気がなかった、トリーネだが、今は幾分かマシな顔になった。
顔色は、全体的には白いが、頬は少し赤みがあるピンク色だ。
「それより、だいぶ綺麗な顔になったわねーー?」
「酒臭さも、前よりは消えたわね」
「・・・とわ言え? まだまだ臭うわよ」
ミリカは自分を睨む、トリーネの両目を見て、クスりと微笑む。
同じく、シニッカやキャロル達も余裕の笑みを捕虜に見せる。
「うるさいっ!! いいから早く放しやがれってんだっ!!」
「ウルサイのは、貴女の方だってばぁーー?」
「ちょっと、黙っててよ」
わんわんと、犬のように喚いて、トリーネは女アンデッド達に敵意を向ける。
しかし、当の女不死者たちは不遜な態度を取る彼女に怯むワケがない。
キャロルとニウ達は、無気味で妖しい笑みを浮かべながら、トリーネに段々と近づく。
ゆっくりと、左右から両手を前に出しつつ歩いてくる、二体の女アンデッド達。
そのおぞましさに、トリーネは。
「ヒィィッ! くっ! くく来るなっ! 来るなら噛み殺すっ!!」
「クスクス♥️ ・・・これから、自分が何をされるのか分かってるのねぇ?」
両腕を組んだまま、トリーネに段々と、ミリカも近寄りつつ、妖しく光る真っ赤な瞳を向ける。
ギラリと輝く両目からは狂気が伺え、吊り上がった口角の笑みからは邪悪な雰囲気が伝わる。
「ーーてかさ? どちらかと言えば、貴女の方こそ噛み殺すより、噛み殺される方じゃない?」
「だよねぇ~~? 私達は自由にうごけるのに対して、貴女の方は身動きが取れないよぉ~~♥️」
「クスッ♥️ もしかして、トリーネさん、誘ってます?」
「ああ~~! そう言う事ねぇーー♥️ なるほど、なるほど」
ジリジリと迫る、ミリカとキャロル達。
ゆらりと近寄ってくる、シャリルとニウ達。
「な、や、止めろっ!! 近寄るなーー!! あひいぃぃぃぃ~~~~!?」
四人のアンデッド達に気を取られていた、トリーネだったが。
左右から、そぉ~~と、二人の女アンデッド達が近寄っていた事に彼女は気づいてなかった。
「ほらほらぁーー♪ 気持ちいいんじゃないのぉ~~♥️」
「こうやってぇ? 脇を、こしょこしょするとっ!!」
「ひいぃぃぃぃィィィィイーーーー!!!?」
ファビアンとヴィカ達は、トリーネの体に絡み付くと、両脇を激しく擽り始めた。
それで、敏感な部分を触れられた、トリーネは凄まじい絶叫を上げ続けた。




