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ゾンビ率いる狩猟組は?


「おい? かなり奥まで来たが?」


「あれから、獲物に成ったのは、ソードバードが七羽だけ」


「まあ、上々では・・・」


「そうです、もう帰還しましょう」


 馬に跨がる、ジョージとミリカ達。

 二人は、辺りを見渡しながら森の中を探って様子を確かめる。


 一方、バギー馬車に乗る、アレリオとシャリル達は仲間達と合流しようと前の二人に提案した。



「そうだな、七羽でも切り分ければ平等に行き渡るしな」


「そうね、それに帰りも狩れば、まだ手に入るかもね?」


 ジョージとミリカ達は、そう話ながら右周りに自らが騎乗する馬の進路を変える。

 右周りに回りながら二人の跨がる、ゾンビホース&ヴァンパイアホースは歩く。


 それに合わせて、アレリオとシャリル達のバギー馬車も回り始める。


 二人の馬車を引く、スケルトンホースとゴーストホース達。



 こうして、彼等は仲間の元を目指したのだった。



 それから暫くして、結局はソードバード以外に大した獲物を見つける事が出来なかった、一行。

 彼等は、無事仲間の元へと辿り着き、他組が既に集まっている姿を確認した。



「お? アレは誰だ? ここからだと・・・」


「いや、あの姿から・・・ニウとシニッカ、ビョルンとカブラル達の馬車だわ」


「先に帰ってたんだな、連中は何を仕留めたんだか」


「気に成るわね、直ぐに行きましょう」


 丁度、キャリッジ馬車が隠れ家として作った洞穴に入って行くのを見つけた、ジョージ。

 同じく、それを凝視して、ミリカも仲間達が仮宿に入っていく姿を見た。


 後ろに着いていた、アレリオとシャリル達も他の狩猟組が取ってきた獲物が気になる。



「ま・・・何を取って来たか知らんが、早く中に入ろうぜ」


 そう言うと、ジョージは馬を走らせ、洞穴へと向かう。



「あら、待ってよっ!」


 ミリカも、後を追って彼に続く。



「俺達も行かなきゃな」


「そうね、行かなきゃ」


 アレリオとシャリル達も、二人を追って洞穴の入口へと向かった。



「よお? マルセル、マグヌス」


「リーダー、帰って来たんですね」


「戻って来たか」


 ジョージは、入口で見張りに立っていた仲間達に声をかけた。

 すると、マルセルとマグヌス達も狩猟から帰還した彼を歓迎した。



「食う物は手に入ったぜ、他の連中はどうか知らんけどな?」


「他の組は、熊みたいな巨大なネズミを持って来ましたよ」


「町の方に行った奴等は、食料を運んで来たぜ」


 ジョージが入手した食べ物を気にすると。

 マルセルとマグヌス達は、彼に捕えた獲物と補給した食料の事を伝えた。



「ん~~? そうか、じゃあ今日は買ってきた食料を食うか・・・獲物は氷漬けだな」


「と、その前に穴の入口は閉じなきゃね」


 ジョージの後ろから、ミリカが来た。

 こうして、今日の狩猟と補給は終わり、アンデッド達は洞穴に馬と馬車を隠した。

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