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次の日・・・


 オラフィアの体を中心にして、猫みたいに身をくっ付けて寝ていた、女アンデッド達。



「うぅん? あれ・・・あっそうか、あのまま寝ちゃったんだ?」


「あっ! お姉ちゃん、お早う?」


 そこで、ぐっすり眠っていた、ミリカ。

 目を覚ました、彼女は横で気持ち良さそうに眠むる、オラフィアの寝顔を間近で見た。


 それで、体を起こすと昨日の事を彼女は思い出す。

 ーーと同時に、丁度キャロルも目を覚ましたらしく、朝の挨拶を言った。

 


「あっ・・・キャロルちゃん、お早う? 他の皆は・・・」


「まだ寝ているね? 昨日は皆でオラフィアちゃんを貪っていたし・・・」


 ミリカとキャロル達は辺りを見渡す。

 そこには、オラフィアの体に寄り添うように眠る、シャリルとヴィカ達。


 その右側で大の字で眠る、ヌルと彼女に重なるようにして肉布団状態で眠る、シニッカ。


 左側では、ファビアンとニウ達が互いを抱き合って眠る。



「あの後、当のオラフィアちゃんが疲れてグッタリと眠ってからも、私達だけで盛大にワイワイ、ヤる事ヤってたもんね~~?」


「そう・・・だから、皆まだ寝ていたんだよ?」


 両腕を組んで昨夜の乱恥気騒ぎを思い出す、ミリカ。

 そのせいで、疲れて眠っている仲間を見て、キャロルは起こさないように彼女に言う。



「う~~? 起こしたら悪いから、先に朝シャワーを浴びて食堂に行こうかしら・・・」


「ね? その前に・・・私、お姉ちゃんとっ! 『ちゅっ♥』」


 ミリカは、周りの仲間を見た事と。

 キャロルから言われた事で、ここは起こさない方が良いと考えた。

 だが、彼女の真っ赤な唇は眼前に居た、ゴースト少女に塞がれてしまう。



「んっ!? むぅっ! ぷはぁ~~キャロルちゃん、もうっ♥」


「んんっ! ふぅむ? ぷはっ!? だって・・・したいんだもんっ♥」


 ミリカは奇襲攻撃の如く激しい、キャロルから受けたキスに不意を突かれる。


 それを離した後、直ぐ二人は交わり始めた。



「あっ♥ あっ♥ はぁん♥」


「ひっ♥ ふゃ! はぁぁ♥」


 ミリカは、幼いキャロルの尻を持ち上げる。


 反対に、キャロルはミリカの背中を掴む。


 こうして、長い間二人は互いの瞳に、♥マーク浮かべて、見つめ合って飽きるまで遊びまくった。

 


「ああ~~姉妹プレイも、やったし? シャワーも浴びて、スッキリしたわ~~」


「うんっ! そうだねーー! お姉ちゃんっ!!」


 ミリカとキャロル達は、帆船から海岸に掛けられた、タラップの上を歩く。

 元から本の少しだけ海面を揺らす波で動いていた、重たいタラップ。


 それは歩く度にギシギシと音を立てる。


 そこから降りて、海岸を歩く二人。

 彼女達の鼻には、何処からか奇妙な匂いが届いた。



「あれれ・・・なんだろう? この香り・・・」


「うん、なんだか良い匂いがする?」


 遺跡にある階段の前で、ミリカは不意に思う。

 側を歩いていた、キャロルも何だろうかと彼方此方あちらこちらに目を向ける。


 二人は一緒に、フンフンスンスンと鼻に神経を集中させて匂いを嗅いで見る。



「アッチからだわ? 行ってみましょう」


「そうだよね~~何の匂いだろーー?」


 奇妙な匂いに釣られた、ミリカとキャロル達。

 二人は、遺跡からは見えない食堂の奥に行ってしまった。

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