表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
595/683

★ ♥な事は嫌いじゃないけど・・・


「さあ、オラフィアちゃん、今からマッサージを始めるわよっ♥」


「えっ? やめっ・・・」


 ミリカは宣言すると同時に上着を脱ぎ捨てて、オラフィアの体に馬乗りになる。


 ついで、いきなり両肩を、一気に鷲掴みにする。



「あっ!♥」


「どう・・・♥ 気持ちいいかな?」


 目を瞑った、オラフィアが小さな喘ぎ声を漏らすと、鷲掴みにした両書を、ミリカは撫でる。


 そうして、肩から腕にかけて、人差し指で弾いたり、するるっと、なぞったりする。



「じゃあ私は脇を揉んで上げるわ♥」


「私は股関節を解しますね?」


 オラフィアの頭から右側に移動しながら上着を脱ぎ捨てた、ニウ。

 彼女は、彼女の耳元で囁き、脇をくすぐったり、肩をほぐしたりする。


 左側に位置する、ヴィカも上着を脱ぎ捨てると。

 左手で、オラフィアの太ももを、右手で、ミリカは背中もマッサージする。



「あっ! ああっ!! いやっ♥」


「はぁ~~♥ ヴィカちゃん、気持ちいいーー!?」


 撫で擦りマッサージが気持ちいいと感じる、オラフィアだが。

 それが何だか恥ずかしくて気持ちいい事は認められない。


 既に、堕落に堕ちた彼女だが、強情して強く否定している訳ではない。


 要は自分から欲しいとは言いだしずらいのだ。


 そんな彼女を前にして、ミリカは目を瞑って笑顔になり、幸せそうに喘ぐ。



「どぉーー? オラフィアちゃんも気持ちいい?」


「気持ちいいよね?」


「気持ちいいなら、いいって言ってよ♥」


 鷲掴みにしていた両肩から手を放した、ミリカは今度は両手で、オラフィアの顔を挟んで話しかけた。


 それに続いて、ニウとヴィカ達も柔和にゅうわな笑顔を向けながら、彼女を快楽のうずに優しく誘う。



「い・・・いやです・・・ぅっ♥」


 恥ずかしくさで顔を真っ赤にしながら、ミリカ達の誘いを拒否する、オラフィアだったが。


 口では否定しても、体は素直だった。



「ふぅん? まあ、良いわ・・・時間は有るし~~? オラフィアちゃんが嫌だろうと良かろうと、私関係には関係ないもんねっ!♥️」


「そーーそぉーー♥」


「そうですよ~~♥」


「うぅんん~~~~っ!?」


 覆い被さるような体勢で、ミリカは尻を高く上げて、オラフィアの唇に自らの口を近づけ吐息をかける。


 その突発的な奇襲攻撃に呼応するように、左右から、ニウとヴィカ達も両肩に抱きつく。

 三人のマッサージ攻撃により、オラフィアは思わず叫んでしまいそうになる。


 ーーが、唇を塞がれているお陰で、叫ぶ事はなかった。



「クスッ♥ どうやら私達の事は嫌いじゃなさそうね」


「そんな事っ!!」


 必死に刺激を感じた事を否定する、オラフィアではあるが。

 ミリカは何となくだが、彼女が段々と悪堕ちし始めているのに気がつく。



「あらら? 強情ねぇ~~『チュッ』」


「んむぅ~~~~~~!?」


 意地の悪い、ミリカは彼女の否定など気にせず、再び唇を塞ぎつつ顔を両手で強く押さえた。


 その間、ニウは離れて何処かから小箱を持って来て、ヴィカも何処からか化粧筆を取り出す。



「お姉さまだけに注目したらダメよ♥ クスクス・・・」


「そう・・・私達の方も執拗に攻撃するからね」


「むぅーーむぅーー!?」


 ニウは小箱から、美白用ローション入りの小瓶を取りだし、ヴィカは化粧筆を近づける。

 それを見ながら、オラフィアは体をブルリと身震いさせる。

 こうして、二人によるマッサージを嫌がりながらも、同時に味わった事がない未知の快楽に期待する。



「あれれぇーー? 今一瞬だけ、貴女の顔が期待したように見えたけどぉ~~♥」


「ちっ違いますっ!」


 悪戯っ子のような顔で、ミリカは意地悪を言うと。

 気の緩んだ顔を引き締めた、オラフィアはまだ否定する。



「ウフッ♥ まあ、良いわ」


「それじゃあ、始めるわね」


「これをこうしてっとっ!」


 ミリカ、ニウ、ヴィカ達は嫌がろうが好もうが。

 どのみち、オラフィアを襲うことは変わらないワケだ。

 そんな女アンデッド達は、彼女の白肌を蹂躙せんと、三方向から一気に襲いかかった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ