★ あれから・・・
それから二日目、ミリカ達は風呂で五人仲良く湯遊びして、楽しく遊んでいた。
「キャロルちゃん♥」
『バシャアッ!』
「きゃあっ!?」
シニッカは湯に浸かるキャロルの名を呼ぶが、振り向いた彼女にお湯を掛けて悪戯を行う。
「えへへぇー、どうだ参ったか!」
「もぉう、シニッカお姉ちゃんたらぁーー!」
シニッカは、笑いながら悪戯が成功した事を喜ぶが。
キャロルは、反撃で湯を彼女の顔面にぶっかけた。
「きゃあぁぁっ!?」
「うひひー成功、成功」
「貴女達、五月蝿いわよ~~?」
五月蝿く騒ぐ、シニッカとキャロル達に、その様子を見ていた、ニウが渇をいれたのだが。
「んもう、ニウったらっ!」
「ニウお姉ちゃん、邪魔しないでってばっ!!」
ニウに向かって、シニッカは両手で掬った湯を放り投げて頭から浴びせ。
キャロルも、同様に右手に握った湯を投げつけた。
『バシャッ!!!!』
『バシャッ! バシャッ!』
「いやああっ!?」
お湯の直撃を食らった、ニウは怒りで顔を真っ赤に叫ぶ。
それから、直ぐ二人に反撃して、お湯をバシャバシャと投げつける。
「さっきから五月蝿いわね」
「貴女達、お姉様の前で・・・!?」
『バシャッ!!』
いい加減にしてと思った、ミリカが三人の騒ぎを五月蝿いと困り顔で言うと。
はしたないから、止めなさいと言おうとした、シャリルの顔に湯は見事に命中してしまう。
「あっ!」
「当たった」
「えっ!」
シャリルに命中してしまった熱い湯。
それに・・・ニウ、シニッカ、キャロル達は、ヤバいと思い固まってしまう。
「あんた達ぃ~~?」
三人に烈火の如く怒りと湯を投げ掛ける、シャリルが見せた顔は正に鬼女であった。
『バシャバシャバシャ』
「いやんっ!?」
「あっ! ちょっと」
「待ってってばっ!」
ニウ、シニッカ、キャロル達は三人とも、シャリルの攻撃から顔を守ろうと手を前に出すが。
「ああんっ! もう五月蝿いわねっ!」
遂には、ミリカも参戦して、女アンデッド全員での湯遊び合戦が始まってしまった。
「うぅぅ・・・♥」
(・・・身体が疼く・・・あっ! ・・・)
一方、ファビアンは脇を通る、ミミズ。
お腹から足を擦る、ミミズ。
~~等々による、ミミズの群達によって刺激を与えられ、今日も長いマッサージ攻撃を受け続けた。




