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★ 幸福な快楽から苦しい我慢地獄へ♥

 胸元から首筋を通り、数匹もの小さな蛇が這うように顔へと迫る、か細い指。


 くすぐったい、ソレを受け入れる事なく抵抗を続ける、シャリル。



「ちょっと待っ・・・」


「だーーめぇ待たないわよ♥」


 しかし、当然ながら、ニウは彼女の意思を無視する。

 両脇を揉みながら、彼女は顔を、シャリルに近付ける。



「仕方有りませんね、ふむ・・・♥」


「はむん、むん、うむぅ♥」


 ニウの執拗なマッサージと媚薬を飲まされた事により、漸く諦めが尽き観念したのか。

 シャリルは抵抗を止めると力なく、ニウとのラブラブな快楽に没頭していった。



「もぉ~~二人だけで楽しまないのっ♥」

 

「あぐっ?」


「おぉっ♥」


 その様子を、女虜囚二人の体を揉みつつ後ろに振り返って見ていた、ミリカ。

 彼女は、二人だけで遊ぼうとするのは駄目だと口では言うのだが。


 その言葉とは裏腹に、ミリカは紅い瞳にはキラキラとした光を宿す。

 眼前で重なり合う二人の女アンデッドを、彼女は羨ましそうに見つめていた。


 それに彼女は、ヌルとヴィカ達の脇下から脇腹を、撫で回す事を止めはせずに弄くり回していく。



「そうよ、お姉さまの言う通りだわ」


「ヒグッ!?」


「お姉ちゃん達だけで遊ぶ何て、ズルいよーー」


「はひゃっ♥」


 ヌルの身体に笑顔で絡み着いたままのシニッカ。

 彼女は、眉を八の字にして、口から涎を垂らし始めた、ヌルの身体を後ろから体をマッサージする。


 ヴィカの身体に左横から抱き付き、優しく右胸と臍回り、さらに下腹部を撫でる、キャロル。

 彼女も笑みを浮かべて、玩具として虜囚を使うことを楽しんでいた。


 二人の哀れな虜囚は、アンデッド化も許されず、ただ人間としての尊厳を奪われ続ける。

 このようにして、二人は女吸血鬼を始めとした、女アンデッド達の玩具として遊ばれるだけであった。



「んん~~二人の方も、どうやら媚薬が効き始めた見たいねぇ?」


「さっきから喘ぎ声を我慢する事も出来なく成ってますし」


「うんうん、前よりも声のボリュームは大きいしぃーー」


 三人の悪女達は、女虜囚へのマッサージを更に激しく、ヒートアップさせる。

 哀れな二人の何とか保たれている精神を完全に砕かんと、最後の責めに移る。



「はむはむ、美味しい~~♥」


「ふあっ? やっ!」


「ふんぐっ! 止せっ!」


 ミリカは、疲れた表情のヌルとヴィカ達の顔を掴むと。

 己の顔に抱き寄せ、三人で体を絡ませようとし出し・・・。



「ここを撫でてぇ♥」


「あぁっ! 何処を触っているのよぉっ!?」


 ヌルの背後から両手で、シュルルッと、シニッカは敏感な脇部分を擦り・・・。



「私はぁ~~? ここを、こうしてぇ~~?」


「ふゃん、そんな何処を触っちゃ駄目ぇあっ!!」


 ヴィカに横から、ギュッと抱き着いたままのキャロルは、腰と太ももを撫でて戯れる。



「ひあああぁぁぁぁ~~~~~!?」


「あひいぃぃーーーーーーーー!?」


 こうして、三人の美しき悪の女アンデッド達からマッサージを受けた、ヌルとヴィカ達。

 二人の麗しき虜囚は、結果として誰も助けには来ず・・・。


 洞窟奥の牢屋で、体力が力尽きてしまい、女アンデッド達の搾血用・保存食と成り果てた。



「あららぁ~~? 二人とも、疲れちゃった見たいねーー?」


「その様だし暫くは、そっとして置きましょうか」


「そうして上げようよぉ~~後は私達だけで遊ぶのも良いと思うしぃ」


 ミリカ、シニッカ、キャロル達。


 この三人は、グッタリと頭を垂れる美しい女虜囚の姿を眺めて楽しんだ。

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