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女捕虜達に口移しで餌やり♥


「そんじゃ、雛鳥に餌を与えようね?」


「うんっ! きっと喜んでくれるよねっ」


 シニッカとキャロル達は、口に牛肉を含む。

 それを、口内で噛み潰し、捕虜の口に運ぶ為ゆっくりと近付いていく。



「嫌っ! 近寄らないで頂戴っ!?」


「来るなっ! 不浄なるアンデッド目がっ!」


 口移しで与えられる食事を嫌がる、ヌルとヴィカ達。

 女アンデッド達から強引に唇を重ねられるのを、何とか止めさせようと抵抗する、二人であったが。



「無駄な抵抗は疲れるだけよ、はい、あーーん」


「とっても美味しいよっ! あーーむ?」


「むがぐぐぅ~~~~!?」


「うぐぐっ! うむむむぅーー?」


 フォークで牛肉を突き刺すと、シニッカは自らの口の中へと牛肉を運ぶ。

 それから、モグモグと咀嚼して、ヌルの頬を両手で掴むと彼女の唇へと強引に運ぶ。


 一方、キャロルは牛肉を口の中で細かく刻み、唾液と混ぜてドロドロに溶かすと。

 ヴィカの首もとに両手を添えて、そっと彼女の優しく唇に運ぶ。



 口内へと、無理矢理に牛肉を押し込まれた、ヌルとヴィカ達。

 二人は、抵抗空しく喉奥へと、アンデッドの唾液の混ざった牛肉を押し込まれるしか無かった。



「あーーむ、はむ? 『クチュ』ぷはっ!」


「うむうむ、あむ『チュチュッ』・・・」


「ぷはぁっ! はぁはぁ・・・」


「うっ? ・・・けほっ? けほっ!」


 シニッカとキャロル達が唇を話すと、疲れたかのように、ヌルとヴィカ達は荒い呼吸を繰り返した。



「次は聖水を飲ませてってと・・・」


「アンデッド化にはまだ早いからね」


 シニッカとキャロル達は、椅子代わりにしていた、木箱の中から二本の清水瓶を取り出す。


 そして、彼女達は二人して、瓶の蓋を開けると。

 早速呼吸の落ち着いた、ヌルとヴィカ達に、アンデッド化させる因子を浄化させる為に飲ませた。



「うぷっ? ゴクゴク・・・」


「うむ、ゴクッ! ゴクッ! ゴクッ!」


(・・・冷たくて美味しい・・・)


(・・・はぁ~~喉が潤う・・・)


 聖水を喉奥に流し込まれた、ヌルとヴィカ達は渇いた喉を潤す清らかな水を味わう。

 隣の温泉から僅かに吹いて来る、少しだけ暖かい微かな湿気。

 これのせいで、火照った身体を冷ます聖水に感謝した。



「さて・・・捕虜には食事と水を与えましたし、私等は二人で身体を重ね合いましょうねぇ~~キャロルちゃん」


「うんっ! 二人で楽しく愛し合いましょうっ! シニッカお姉ちゃん」


 仕事が終わったと互いに喜ぶ笑顔を向け合い、シニッカとキャロル達は抱き合い抱擁を始める。



「あっ! ちょっと待って、シニッカお姉ちゃん」


「どうしたの? ・・・キャロルちゃん」


 はっと何かを思い出したかの様に、キャロルは正面に立つ、シニッカに待って欲しいと急に頼み込む。


 それをと、シニッカは何かしらと思いつつ彼女の為に待つ事にした。



「直ぐに終わるから、シェイプシフトッ!」


 キャロルは形態変化を詠唱して大人に変身しようと考えた。

 そして、彼女の身体全体を白い光が包み込むと、中から美しい大人の女性が現れた。



(・・・子供から大人に成った? ・・・)


(・・・あの子・・・あの女性の妹じゃなくて本人だったのね・・・)


 その姿を見た、ヌルとヴィカ達だが。

 二人して、大人の女性へと変化した、キャロルを不思議そうに眺めていた。



「変身が終わったのね、じゃあ早速!」


「愛し合いましょーー♥」


 シニッカ、キャロル達は愛し合い抱擁を行う為、自分達の着ている衣服を床に脱ぎ捨てていく。


 シニッカは鉛色のコート。

 

 キャロルも、ミストホワイト色の尖り帽子。

 パステル・グリーン色のマントに。

 ミストホワイト色のテーラードジャケット。



 こうして、上着を脱いだ、シニッカとキャロル達だったが。

 捕虜二人の見ている前で、見せつけるように仲良く、背中をマッサージしあった。

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