新しいお友達を連れて来たわよっ!
ミミズ型の生体兵器に、体中を拘束された憐れな乙女ヌル。
彼女の体は、ダラリと力無く赤黒い複数のミミズにぶら下げられていた。
彼女の美しい白みがかった柔肌を、時折ぬるりとした、ミミズの群れが這い回り擽る。
「あふぅん? はぁはぁ・・・うっ!」
ヌルは、ミミズの与える擽ったい刺激に耐える。
だが、余りの擽ったさと気持ち良さに堪えきれず、甘い喘ぎ声を吐息と共に吐く。
「ふぅ・・・ふぅ? ぅ・・・ひっ!」
(・・・何かこの場所は微かだけど? なま暖かく湿気ってる・・・)
ヌルは、隣に温泉が涌き出ている事を知らない。
彼女は、微かに香る良い匂いと暖かい湿気が鼻孔と顔に感じる。
そして、彼女の元へと近付く三人の謎の人物の足音が、遠くから聞こえてきた。
「私を何処に連れて行くのよっ! 弟に手を出したら只じゃ済まさないわよっ!!」
「貴女のお友達の所よっ!」
「そうそう、あの子もきっと新しい、お友達が出来て嬉しいはずだわ?」
ヌルの耳元に聞こえてきたのは、女性アンデッドに逆らう捕虜の女性の声だ。
それと、その女性を連れて来る女性アンデッド達の話し声であった。
それは、勿論キャロルとニウ達の声である。
その二人が、捕虜として連行して来た、ヴィカと話をしているのが聞こえてきたのだ。
やがて、三人は岩柱の牢屋の前で立ち止まり、岩柱を上昇させると中に入ってきた。
「ヴィカさん、紹介します・・・貴女のお友達のヌルちゃんよっ!」
「まさか! ヌルって行方不明に成った道具制作者の事じゃないっ!」
牢屋の檻の中に入室した、ヴィカの脇を抱える、キャロル。
彼女は、目の前でミミズ型触手生体兵器に拘束された女性を紹介する。
その女性を見た、ヴィカ。
彼女は、ヌルと呼ばれた女性が長らく行方不明となっていた、女性である事に気付いた。
「誰ですか? あっ! 貴方は前に一度、私の薬を貰いに来た方ですね」
「うん・・・二人は知り合いなの?」
「まあっ! ここでまた二人は仲好く出来るわけねっ? 良かったじゃない? 二人揃って、お姉さまの性奴隷に成れるんですものっ!」
ヌルの方は、連行されて来た、ヴィカの事を覚えているらしかった。
その事を、キャロルが二人は知り合いなのかと尋ねる。
しかし、連行されて来たばかりの彼女は黙り込んで何も答えない。
その隣で、ヴィカの左腕を抱える、ニウ。
彼女は、拘束された、ヌルと連行されて来た彼女が不安になるような一言を口から発した。
「何っ! 性奴隷ってっ!? て言うか何よ! あの気持ち悪いミミズはっ!!」
「あのミミズに可愛がられたら分かるから早く入ってねっとっ!」
「あのミミズとアタシ達が毎晩寝かせないで、二人の相手をして上げるから宜しくねっ♥」
気持ち悪いミミズの群れに中に入れられたく無いと暴れて抵抗する、ヴィカ。
彼女の後ろ手に縛られた縄を解く、キャロルとニウ達。
二人は、彼女の背中を押して絡まり合った、ミミズ達の中に飛び込ませる。
「嫌あぁぁぁーーーーーー!!!!」
「あぁーーーーも~~う、五月蝿いわねぇ~~? キャロルちゃん、頼むから、あの子の口を塞いでくれない?」
「了解でぇーーすっ! ニウお姉ちゃんの頼みなら喜んでタブレットをっ・・・」
ヌルの直ぐ隣、ミミズの集合体に突き飛ばされてしまった、ヴィカ。
彼女は、拘束されて凄まじい悲鳴を上げて嫌がる。
このままでは、五月蝿いので耳に両手を当てて、悲鳴が聞こえ無いように塞いだ、ニウ。
彼女は、キャロルに凄く騒ぎまくる彼女の口を塞ぐ様に頼む。
そう言われて、直ぐ様キャロルは後ろに振り向き、石板型タブレットの所に向かう。
そして、浮き上がったホログラムを操作して、ミミズ型触手生体兵器を動かす。
直も五月蝿く、大きな悲鳴を叫び続ける、ヴィカ。
彼女の口に、ミミズを絡ませて完全に塞いでしまった。
「ぐっ!? うーーう! んうぅ~~~~!!」
「きゃあぁっ! お願いします、彼女に乱暴はしないで下さいっ! どうか、私は貴女方の餌さでも、性奴隷でも、仲間にでも成りますからっ!」
その様子を直ぐ隣で見せ付けられた心優しき、ヌル。
彼女は、ミミズで口をスッポリと塞がれた、ヴィカを助けてくれと懇願する。
「・・・分かったわよ、乱暴はしないわ? だって、貴女達は今晩は朝まで私達五人に、一晩中ぅ~~可愛がって貰えるんだからっ♥」
「さあ~~餌さとして、先ずは私達に二人の体の、マッサージをさせて頂きますよ」
「ふふっ・・・今晩は寝かせませんから覚悟をお願いします♥」
その場に何と、ミリカとシャリル、シニッカ達も現れた。
彼女達アンデッドの更なる登場により、捕虜と成った、ヌルとヴィカ達の顔は絶望に染まった。
この後、彼女達七人は盛大な夜の女同士の宴を一晩中続けた。
悪女達は二人の人間女性が疲れ果てても、それを無視して、自分達が眠くなるまで悪戯を行った。